ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【インタビュアー】
ー伝えたいことを、伝えたい人に、文章で響かせる会社ー
株式会社ストーリーテラーズ ストーリーライター 平澤歩
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
事業・人・商品・サービスの価値や魅力を文章で伝える「ストーリーライティング」を手がけ、Wantedly運用代行・WEBストーリー制作・note執筆代行などを行なう株式会社ストーリーテラーズ。
その代表・高野美菜子は社長として会社を牽引する傍ら、自身もストーリーライティングを行なうライターとして日々文章を制作しています。
そして、輸入車の個人ブログが月間40万PVを記録する人気ブロガーでもある高野。
「ブログやnoteなどを定期的に更新したいけれども、ネタに詰まってしまう」という悩みを抱える方も多い中、2017年6月のブログ立ち上げ以来、忙しい日々の中でも週1回以上とコンスタントにブログを更新し続けている彼女の「書くネタを探し続けるコツ」に迫ります。
「書くネタ」を探し続けるためのコツは何か?
高野が「書くネタ」を探し続けられる理由は2つあります。
1つは「更新頻度を決める」、もう1つは「読み手の気持ちを想像する」ということを意識しているからです。
①更新頻度を決める
ブログなどを定期的に更新したいという強い思いがあるのであれば、「毎日更新する」「週2回更新する」というように、更新頻度をしっかり決めるのが有効です。
高野の場合、ブログの立ち上げ初期はブログ上で「毎日更新します!」と宣言したことで更新せざるを得ない状況を作り出したと言います。
そのようにブログに向き合う意識を高めると、日々の生活の中に「書くネタ」が散らばっていることに気づきました。
高野のブログは「愛車である輸入車について」のブログです。
実際に運転していて必要だと感じたカーパーツ、スーパーの駐車場での駐車のコツ、手動で開閉する給油口カバーの開き方のコツなど、日々愛車を使用する中で「これはブログのネタになるかも」と気づいたことをその都度メモするようにしていました。
また、車の性能や仕様についてだけでなく、試乗会に参加した感想、愛車とともにどのようなカーライフを送っているか、輸入車ディーラーに初めて行く方向けの服装のアドバイスなど、
「輸入車が主役のブログ」という軸をぶらさないことは意識して、読み手に伝えたいと思ったトピックは多方面に渡って記事にしていきました。
このように、ブログを書くためにパソコンに向き合いながらネタをひねり出すのではなく、日々の生活の中にアンテナを張ることで、「輸入車」という一見すると限定的なテーマにもかかわらず、ネタを探し続けられているのです。
②読み手の気持ちを想像する
「更新を続けていくと、だんだん読み手の求めているネタが想像できるようになってくる」と高野は言います。
自分が熱量を持って書いた記事に対してあまり反応がなかったり、逆に自分としては気軽に書いた記事にPVが集まったりと、「読み手に共感されるネタ=自分が最も伝えたいネタ」ではないことがわかってきました。
その体験が積み重なっていくと、読み手の知りたいことが想像できるようになってきて、自然と書きたいネタが次々と浮かぶようになりました。
「書くネタがない」という悩みがあるときは、読み手の気持ちが想像できていないのかもしれません。
ただ、「自分は書きたくないけれど、読み手が求めているから書いた」というような記事は大きな反応がないことが多いです。
「愛車が好きだから、愛車の魅力を読み手に共有したい、愛車にまつわる苦労を共感したい」という気持ちが自分の根底にあるので、その思いが詰まった記事と読み手から反応のある記事はリンクしていると感じます。
「読み手に伝えたいこと」を明確に
もともとは、大好きな自分の愛車の車種が輸入車愛好家のブログで批判を受けているのを目にして、「良い車なのに魅力が全然伝わっていない!」という悔しさから立ち上げたこのブログ。
愛車への愛情を忘れず、読み手の気持ちも想像しながら日々ネタを見つけ出し、更新を続けた結果、月間40万PVと数多くの方々に共感を生み出しました。
もし今書くネタに詰まっているのであれば、原点に立ち返って「自分は読み手に何を伝えたいのか」をクリアにすると、アイデアがあふれ出てくるかもしれません。