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【インタビュアー】
ー伝えたいことを、伝えたい人に、文章で響かせる会社ー
株式会社ストーリーテラーズ ストーリーライター 池松晃弘
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企業のこだわりや想いを言語化し、誰にでも読みやすい文章で表現する「ストーリーライティング」のプロフェッショナル集団、株式会社ストーリーテラーズ。
「世の中にその魅力や価値が伝わっていないのが、もったいない」という想いを原点に、企業や個人事業主のWantedlyや公式ホームページ、noteなどの執筆代行を行っています。
「これからの時代、書くスキルは必須になってくる」と語る、代表取締役 高野さん。
AIが綺麗な文章を書けるようになり、ライターの活躍の場は確実に減っていくと言われている中でも、高野さんは、これからも文章を書くことを辞めないと言います。
これまでに、3000本以上の記事を執筆してきた高野さんに、これからも書く仕事を続ける理由や想いについてインタビューしました。
これからの時代、書くスキルは必須になってくる、その理由とは?
これからの時代、書くスキルが必須になってくる、その理由は「多くの企業が、相手の心に響く文章が書けるライターを求めているから」です。
情報が溢れる今、企業でも個人でもキラリと光る文章でなければ際立たず、誰にも読まれません。
その光る文章とは、読み手の心を動かす文章のこと。
「心を動かす文章を書くには、スキル以上にマインドが重要。目には見えない気持ちや魂をこめて表現しようとする姿勢が大切です」と、高野さんは言います。
世の中に伝わっていないのが、もったいない!
個人ブログを始めたことが心に響く文章の大切さに気づくきっかけに繋がったと話す高野さん。
当時のブログのテーマは、とある輸入スポーツカーメーカーのとある車種について。
その車種は、そのメーカーが作る車の中では、車体も大きく後から発売された車種だったため、
「あんなの、スポーツカーじゃない!」と言って、その存在をはじめから認めないファンも数多くいました。
ところが実際に乗ってみた高野さんは、大きな衝撃を受けたと言います。
「スポーティーでかっこいいし、車体が大きいのにグイグイ曲がれるし、安心してスピードも出せる。この車を否定する人達は、良さを全然分かってないやん!」
それ以来、一緒にいるご主人に、その車種の素晴らしさを熱弁したり、仕事中にもメールをしたりするほど、魅力に惹かれていった高野さん。
するとある日、ご主人からこんな風に言われました。
「そんなに言ってもらわなくても、僕はその良さはもう十分に知ってるよ(笑)そんなに好きなら、ブログでも書いたら?」
「わかった!書くわ!」
即答した高野さんは、「この車の魅力を世の中にとにかく伝えたい!」という一心で、次の日にはブログを開設していたのでした。
とはいえ、高野さん自身は車関係の仕事をしている訳でもなければ、車の専門家でもありません。ましてや当時、文章を書くのが得意だったわけでもありませんでした。
それでも「この車の魅力を伝えたい!」という想いで、ただひたすらに、記事を書き続けました。
毎日毎日記事を書いているうちに、アクセスは少しずつ増え、ファンも増え、約4年後には、月間40万PV以上の人気ブログに成長しました。
ここまでブログのPV数を伸ばせたのは、「この車の魅力が世の中に伝わっていないなんて、もったいない!」という強い想いがあったからだと語る高野さん。
「営業マンのトークや採用面接でも、支離滅裂だけど、なぜかその人の言葉が心に響く時ってありますよね。文章も同じ。文字には表れないけれど、「気」や「魂」のようなものが、行間から伝わってくるんです。そのような文章は、まだ今の段階のAIには書けないですよね。そういった意味で、相手の心に響く文章を書けるライターの需要はむしろ、ますます高まってくると思います」
コロナ禍をきっかけに副業や本業でライターを始める人も増えました。
ですが、AIが文章を書けるようになり、今ある情報をまとめるライティングに関しては、AIに敵わないと感じる場面も出てきました。
これからの時代、ライターとして生き残るためには、人間にしか書けない文章、つまり読み手の心に響く文章を書けるようになることが、大切なのですね。
クライアントの想いを一発で文章にできるライターになりたい!
「今後は、クライアントが求めるものを一発で出せるライターになりたいです!」
と意気込む高野さん。
今はまだ、クライアントに原稿を提出しては、「これはちょっと違う」と言われて、訂正を重ねることもしばしば。
クライアントの想いやサービスがまだぼんやりしていても、まさにこれ!と言われるようなライティングができるようになりたいと言います。
「衝撃的な感動を与えられたら、人はその感動を、誰かに話したくなる。共有したくなる。そういった文章を書き続けることが、紹介やサービスの広がり、会社のさらなる成長の鍵になると信じています」
常に挑戦し続ける姿勢から、まさに文章にかける情熱を感じました。株式会社ストーリーテラーズ、そして、高野さんの今後に注目です。