株式会社ウタイテ|特設採用サイト2025
株式会社ウタイテは、2022年12月に設立されたエンターテイメントコンテンツの企画、制作、開発を行っている会社です。ウタイテは世界を魅了するコンテンツを創出するプラットフォームを展開していきます。
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2025年4月、ウタイテはシリーズBラウンドにおいて77億円の資金調達を実現しました。2024年8月に実施したシリーズA(30億円)から、わずか8ヶ月という短期間で、これほどの規模の資金を集めることができた背景には、創業当初から一貫して掲げてきたビジョンと、積み重ねてきた戦略的な意思決定があります。
ウタイテがこれから目指す未来とは——。 本記事では、代表・倉田が語る創業の想いや、これからの展望についてご紹介します。
― 本日はよろしくお願いいたします。まずは、これまでのキャリアについてお伺いできますでしょうか。
はい。大学は神戸大学経済学部に進学し、在学中に伊藤忠商事から内定を頂き就職する予定だったのですが、卒論の提出が5分遅れた事で、結果的に大学には6年間通う事になりました。卒業後は、大学時代の先輩と共に株式会社Alpacaを共同創業し、1年で株式会社ベクトルへM&AにてJOIN致しました。その後、グループ子会社の役員として約2年間、経営に携わりました。
次に、複数の会社・事業を買収し、同時にグロースさせる中で、再現性のある事業再生に3年間取り組み、2度目のM&Aに至りました。
― その後、株式会社ウタイテを創業するに至った背景について教えて頂けますでしょうか。
これまでのキャリアを振り返ると、常に心のどこかに「エンタメへの想い」がありました。小学校時代から音楽が大好きで、当時よく聴いていた曲を耳にすると、その時の感情や記憶が一瞬で蘇るような感覚や、音楽が持つ力と、人の心との結びつきに魅了されてきました。大学時代には仲間とイベントを企画し、自分たちが楽しんで作ったものが、誰かの心を動かすという体験を通じて、エンタメの持つ可能性を実感しました。
様々な事業に携わる中で、ゼロから挑戦し急成長していく若手起業家たちの姿に刺激を受け、「もう一度、自分もゼロから挑戦したい」という想いが芽生えてきました。そんなタイミングで、エンタメ領域のスタートアップが大型IPOを果たしたというニュースに触れ、このマーケットの可能性を改めて感じ、本格的に情報収集を始めました。2.5次元IPという成長余地のある領域に、文化的価値と大きな可能性を感じ、「エンタメが人生を動かす瞬間を、もっと多くの人へ届けたい」という想いから、ウタイテを創業しました。今回は初めて、IPOという選択肢を視野に入れた起業となります。
― なぜこのタイミングで、大型調達を実行したのでしょうか?
「10年後に、ウタイテがどんな存在になっていたいか」
その未来から逆算して、いま何をすべきかを考えました。長期的な成長を見据えたとき、このタイミングでの資金調達が必要だと判断しました。
日本には、アイドルやアニメなど、世界に誇れる独自のカルチャーがあります。これらを“輸出可能な文化資産”としてグローバルに展開していくためには、「創る力」と「届ける力」の両方を兼ね備えた体制づくりが必要だと感じています。今回の調達によって、コンテンツ制作力の強化、組織基盤の拡充、グローバル展開への本格投資を同時に進めることができます。ウタイテにとって、まさに次のステージに進むための大きな転換点になったと感じています。
― 今後、コンテンツ制作力の強化、組織基盤の拡充、グローバル展開への本格投資をしていくウタイテが描く、10年後のビジョンを教えてください。
私たちは、日本のコンテンツ産業を国内外へ届け、文化として根づかせていく事を目指しています。音楽やライブ、映像、グッズなど、エンタメを構成するすべての要素を自社で企画・制作・運用し、IPとして育てていく体制を整えています。日本のエンタメには、世界に通用する力があると本気で信じています。たとえば、寿司やラーメンのように、日本独自のカルチャーが海外でも広く愛されているように、アニメやアイドル、そしてVTuberのような新しい表現形式も、グローバルに受け入れられつつあります。私たちは、そうした日本のコンテンツ産業のポテンシャルを最大限に引き出し、国内でしっかりと価値をつくった上で、それを世界中に届けていきたいと考えています。10年後には、誰もが知っているようなIPが生まれ、それを支えるメンバー全員が「このカルチャーを自分たちでつくった」と胸を張れるような、そんな未来をつくっていきたいと考えています。
―大型の資金調達を経て、組織も次のステージへと進まれているかと思います。そうした中で、組織づくりにおいて大切にされていることはどのような点でしょうか?
ウタイテが大切にしているのは、“熱量”と“誠実さ”です。まずは、自分たちがワクワクできるものを、ちゃんとつくれているかどうか。そこがすごく大事だと思っています。社員一人ひとりが、リリースされる作品やプロジェクトのファンであること。文化祭のように全員が熱中しながら「楽しい」「やりたい」をカタチにしていく。そんな空気感を大切にしています。 また、挑戦がきちんと評価される「フェアな文化」も重要だと思っています。年齢や経験に関係なく、意志ある挑戦が評価され、失敗したとしても次のチャンスがある環境を作って行きたいと思っています。そういった文化が、挑戦の多い領域においては何よりの土台になると考えています。 制度や評価の仕組みも、この思想を軸に設計しています。
― ウタイテは20代が6割の中、若手メンバーはどのように活躍されていますでしょうか?
ウタイテでは、20代で経営に関与するメンバーも珍しくありません。年齢や入社年次にかかわらず、意志と責任を持って挑戦できる環境を意図的に設計しています。「やってみたい」と手を挙げた人にチャンスを与える文化があり、失敗しても再挑戦できる柔軟性を大切にしています。1人1人に与える裁量も、個々の成長を見ながら丁寧に進めています。
若いうちにしかできない挑戦があると思っていますし、その挑戦が社会に届いたとき、自分自身の中に生まれる手応えや成長の実感は、かけがえのないものになります。ウタイテは、そうした経験を積める場所でありたいと思っています。
― 本日はありがとうございました。最後に、これから仲間になる方々に向けて、メッセージをお願いいたします。
ウタイテは、まだ完成された企業ではありません。むしろ今まさに、“未来のカルチャー”をつくっている最中にあります。
私たちが目指しているのは、心を動かす新しい価値観を届け、それを文化として社会に根づかせていく、そんな大きな挑戦です。そんな挑戦を、一緒に楽しみながら歩んでくれる方と出会いたいと思っています。
自分たちの手で生み出した作品やカルチャーが、いつか誰かの思い出や人生の一部になる。そんな瞬間に立ち会えることって、本当に幸せだと思うんです。そんな瞬間に立ち会えるような、未来づくりを一緒に進めていけたら嬉しいです。