皆様、明けましておめでとうございます、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
早いもので私が地元沖縄から上京してから10年が経ちました。そして2021年もあっという間でした。
昨年の1月にもメッセージをお伝えさせていただきましたので、同様に2021年の振り返りと2022年に何をしていくかをお伝えさせていただきますね。
メイン画像:Open Construction Simulator 開発画面イメージ
1.2021年の振り返り
早速、まずは2021年のやることリストを振り返りたいと思います。
“2021年のやることリスト”
- スタートアップとして最初の資金調達を締結する。
- サポート体制を充実させるためにフルタイム人材を雇う。
- 最初の建機の自動運転商品を発表する。
- 建機の遠隔操作商品を標準化しβ版をリリースする。
全て達成することができました。特にフルタイム人材を雇用したことで会社が一気に組織となり、就業規則の導入から始まり、現在はフルタイム7名・パートタイム7名の計14名の体制へ成長することができました。素晴らしいメンバーとの出会いに恵まれた2021年となりました。
写真は仕事納め後のARAVオフィス写真 (2021/12/29)
【1月~3月の出来事】
ARAV株式会社、1期目終了
- 元旦から納品向けの開発。油圧で動くミニチュア建機を遠隔化。
- 建機メーカーの諸岡へスマホでキャリアダンプを遠隔操作できるシステムを提供。
- 油圧ショベルの繰り返し掘削動作の自動化プロトタイプを発表。
- 東大IPCから第三者割当増資による6300万円の資金調達。
- 大型草刈り機の自動運転プロトタイプを発表。
- ARAV初のリファラル以外の採用で正社員がジョイン。
- ARAV1期目終了、2期目スタート。就業規則の導入が完了。
【4月~6月の出来事】
チームの再編成・バックオフィスが整う
- 業務委託6名卒業。Web、Edge-Soft、Edge-Hard、Back Officeチームから、技術開発、先行開発、営業広報、総務の4チームに再編成。
- フルタイム2名ジョイン。営業に1名、総務に1名。
- 就業規則導入に伴い、業務委託4名をアルバイトに切替。
- ミニチュア建機の遠隔操作体験を開始。
- 技術開発チームより、建機の遠隔操作装置「Model V」を提供開始。
- 会計事務所、法律事務所、社労士事務所との連携体制が整う。白久から全てのバックオフィス業務の引き継ぎが完了。
(Twitterより)静岡のミニチュア建機を東京から遠隔操作で土工事
【7月~9月の出来事】
社外に技術発信
- 技術開発にフルタイム1名ジョイン。営業のボランティアメンバー1名卒業。
- 建機の遠隔操作ラボをオープン。述べ50名以上の顧客が見学に訪れました。
- 消防と遠隔建機の合同訓練を実施。
- そとろぼ! 第2回フィールドロボティクス勉強会オンラインを企画、開催。
- 電動車椅子のCAN解析に成功。非公開なCAN通信の分析・リアルタイム制御技術を確立。
- 先行開発チームより、FRJ Open Construction Simulator との連携事例を発表。SILS による上位レイヤー検証環境のスタンダードになり得るか。
- 1千万円の融資を実行。
- NHK サイエンスゼロに取り上げて頂く。その後、テレビを見た面識のない年配の方から短編小説を貰いました。
【遠隔建機フィールド (静岡県富士市)】土場での掘削を行う遠隔建機
【10月~12月の出来事】
NEDO STSに採択&融資を実行。技術開発が加速
- 先行開発のメンバーに誘われ、World Robot Summit に参加。お手伝いしたチームが優勝しました!
- 総額7000万円 NEDO STS に採択される。
- rosboad で遊ぶ。
- Model V をオフィスで組み立て。技術開発2名、営業1名、私の4名で頑張りました。
- 建機の免許、車両系建設機械運転のライセンスを取得。
- 草刈り機のアルゴリズム検証のため、つくばチャレンジ初参加。事前の点群地図作成無しで、非GNSS環境でも動作することに成功。GNSSとVSLAMベース。
- 高専ロボコン全国大会で審査員として参加。現役時代に、全国優勝してはや13年が経ちました。
- 3千5百万円の融資を実行。
- 技術開発1名、会計1名、の計2名のフルタイムメンバーがジョイン。先行開発チーム、アルバイト2名ジョイン。技術開発、業務委託メンバー1名卒業。
- フルタイム7名、パートタイム7名の計14名の体制へ!
2.2022年に何をしていくか
来年、3期目以降は、1人社長が限界とする売上の壁を超えるために、技術・営業ともに現場から離れる決断をします。社員を信頼し非連続な成長を目指します。
“2022年のやることリスト”
- フルタイム人材を現在の3倍、20名規模に増やす。
- 営業、技術それぞれが自立した成長性のある組織を構築する。
- 2回目の資金調達、プレシリーズAの調達を春から開始、夏までに完了する。
- 建機の遠隔操作商品の委託体制を構築、生産をスタートする。
- 油圧ショベルの繰り返し掘削自動化のβ版をリリースする。
2022年もよろしくお願いします。