初めまして!西南学院大学3回生の古野です。
私は9月から、IMD Allianceの採用チームにインターンという形で参加しています。ここIMD Allianceは、和・洋・中・鮨・カフェなどのレストラン事業や、ホテル、BASEなど様々な事業を展開している企業。
各事業の魅力を探り、皆さんに届けるべく、潜入ならぬ、しっかりアポイントを取って取材し、記事にする役目を担うことになりました。(期待と不安が半分ずつです笑)
大学生の私から見た正直なレポートとしてお伝えしていきたいと思いますので、これからよろしくお願いします!
さて、第一回目は、天神ビックバンの主要事業の一つである「SHIP'S GARDEN」にある「星期菜Noodle & chinois(セイケイツァイ ヌードルシノア)」です。
初めての取材とあって不安もありましたが、実を言うと、私は現在、家の近くの中華料理店でアルバイトをしていまして、ジャンルとしては少しだけ「得意な分野では?」と思っていました。
しかし、ここ「星期菜」は、私がイメージしていたような従来の中華料理店ではなかったのです。
「こんにちはー!」
「古野さんですね、こんにちは!こちらの部屋へどうぞ。」
通されたのは広い大きな窓を配した店内、そこから奥へ進むと福岡の景色を一望できる窓辺の個室。まるで船に乗って食事をしているような気分になれる部屋でした。
さて、事業部長の小坂井さんと副料理長井上さんからお話を伺うことに。(お二人ともとても優しい笑顔。緊張が和らぎました)
早速ですが、星期菜の店のことについて聞いてみました。
「星期菜とは、1週間毎日食べても飽きない料理という意味なんですよ。」
日本の季節の旬の食材を使って、季節ごとに違う食材による料理を提供することによって、毎日食べても飽きない料理のコンセプトを実践しているとのこと。
そんな星期菜Noodle & chinoisで提供しているのはフレンチスタイルの香港料理。Noodleは英語で麺、chinoisとはフランス語で中国という意味らしいです。
船をイメージした、広い大きな窓を配した店内で、カジュアルに食べられる麺料理と、個室で福岡の景色を楽しみながら、一品ずつ提供していく香港料理。
お客様がシーンに合わせてカジュアルとフォーマルを選べるようになっているということです。
(開始10分、この時点で私の中華料理のイメージは早くも崩れていました)
「 福岡1、九州1、アジア1 。」
星期菜の今後の目標を伺うと、そう即答してくださったのは小坂井さん。(私には小坂井さんの目がキラリと光ったように見えました)
「まずは、福岡ナンバーワンです。お客様の中には観光客の方も多いですが、地元、福岡の人に支持される、長く愛されるお店を目指しています。船の形をしたこの店が九州を超えて、アジアへと進出し、九州の旬の食材で作ったフレンチスタイルの香港料理を、世界で食べていただけるようにすることが今の私たちの目標ですね。」
日本の旬の食材で作った香港料理をフレンチスタイルで、世界で食べられる・・。
1つのお料理にたくさんの国の文化、魅力が詰まっていてとても素敵なことだと思いました。
次に聞いたのは、星期菜で提供している料理についてです。
「作っている我々ですら、ハッとすることがある。 」
そう応えていただいたのは、井上さん(副料理長)でした。
私は、この言葉を聞いてとても感動しました。
料理人として、自分の作っている香港料理というもの、星期菜で出す料理への誇りをすごく感じたからです。
また、井上さんは、ここ星期菜の料理長のことをこんな風に語ってくれました。
「あの人は、中華料理でありながら、どこか中華料理でなくてもいいという感覚がある。 」と。
中華の技法を使い美味しく、美しい料理を作っていく。
この感覚によって、星期菜は新しい香港料理という形を確立させてきたように思いました。
メニューは、1週間毎日食べても飽きない料理、という由来のもと、季節ごとにメニューが変わり、食材もその時期に合わせた九州の旬の食材を仕入れ。
朝早くから料理長が実際に現地まで行き、その目と感覚で厳選された九州の食材を使用しています。
「そもそも僕がここで働きだしたのは料理長に声をかけられたからなんですよ。」
学生時代、友人を家に招き得意だった料理を振舞っていた井上さん。そこで作っていたのが中華料理だといいます。
友人に料理を作り、「おいしい!」と喜んでくれた原体験から、井上さんは大学卒業後、なんと中華料理店で修行。のちに調理師免許を獲得します。
その後ホテルで中華料理に携わり経験を積み、そこで出会ったのが料理長。そのホテルで2、3年一緒に働いたのち、2人は互いに別々の道を歩んで行きます。
そして2016年、井上さんは星期菜オープンに際して料理長から声をかけられました。料理長の、香港料理に対するプライドや誇り、考え方や知恵、経験による感覚に共感していた井上さんは星期菜に働くことを決意。
香港料理に対して共感し合い、認め合っている二人だからこそ、星期菜は料理人自身が誇りを持てる料理を生み出していけるのかなあと思いました。
(お昼を食べていたにも関わらず、料理のことを話す井上さんの言葉に、思わずお腹が鳴ってしまいました)
仕事場の雰囲気や環境は重要な情報だと思い、抵抗はありましたが、実際の仕事環境について聞いてみました。
「変な質問になるんですが、今の仕事環境で改善した方がいいと感じる点はありますか?」
私のこの質問に笑いながら答えてくださったのは小坂井さん。
「働き方改革として、仲間と、一人一人が労働時間を短くして生産性を上げること、ですかね。」
労働時間を短くするのは会社だけではなく、自分たち一人一人でできること、自分たち一人一人がこの店を作っていく、という姿勢を持って、それぞれが頭を使って動き改善していくことが大切だと語ってくれました。
「 その時間に自分が何をしたのか。」
ただ働くだけではなく、その時間に自分でどのような生産性を生み出すのか。
働いているその時間に自分たち自身で価値を生み出す。
星期菜は忙しい環境だからこそ、一人一人の働き方を重要視しているのだと思います。
「年齢的には下は二十代からパートさん達などいろいろいますけど、みんな仲良くチームワークはいいですよ。 」
取材の合間に話しているスタッフさんたちの雰囲気や会話のテンポは、決してピリピリしたものではなくて和やかで、まさに和気藹々という感じでした。
↑マネージャーの原田さん 電話をかける抜群の演技で働いているシーンを撮影させてくれました。
「お客様が本当に心地いいと感じる環境は、従業員も心地良いと感じる環境。なので、まずは従業員が心地いいと感じる環境を目指しています。 」
料理人のストレスはその塩味や盛り付けにも現れ、ホールのストレスはその対応や雰囲気でお客様に伝わるという小坂井さん。
従業員が心地いいと感じる環境作りは、必ずお客様の満足度を上げることにつながる。
一人一人の仕事の姿勢を大切にし、生産性を上げつつも、心地いい環境。
働きたい、と考える人にとってここは非常に恵まれた職場のように思えました。
「この会社の好きなところはどこですか!?」
最後の質問に答えてくださったのは小坂井さん。
「IMDはやる気さえあればいくらでも、チャンスを与えてくれるところだと思いますよ。」
自分の好きなこと、やりたいことをとことん詰めていく。
接客、料理、ソムリエ、支配人、管理職、、。
幅広い中から自分で選んで極めていけばいい。
IMD Allianceは、自分次第でいくらでも進む道を変えていける環境だと言います。
最後にこんな質問をしてみました。
「どんな方と一緒に働きたいですか?」
「やっぱり、明るく、素直な人ですね。」
挨拶、名前を覚える、まずはこの環境に馴染んでいく。
最初はできなくてもいいから、一生懸命頑張ってくれるような方。
そして、後々自分でも判断できるようになっていけるようになって欲しい。
確かにどこの職場でも必要とされる人材はやっぱりこういう人材なんですね。
今回、星期菜でたくさんの想いや、考え方、料理など、お店のことについてたっぷり聞かせていただきました。
それらを聞いて私が感じたことは、「素敵な職場だな」ということです。
最後にとても簡単な言葉でまとめてしまいましたが、本当にそう感じたんです。
仕事環境も、働き方についても、そこで働かれている方たちも、お料理への誇りも。
初めての取材が、ここ星期菜で本当に良かった。
この先、社会人になる私にとって、お二人から聞けた言葉の一つひとつを噛みしめながら店を後にしました。
川辺に浮かぶ、日当たりの良い店内にぴったりの、素敵な職場「星期菜」。
もし少しでも、ご興味を持たれた方、共感してくださった方は、Wantedlyからお気軽にご連絡頂けたらと思います。
夜はこんな雰囲気らしいです。ムードたっぷりですね!