【社員インタビュー】「傾聴」で事業部をサポート! 事業の伴走者としてOpenStreetを加速させる、法務部・浦さんのお話
みなさん、こんにちは。人事担当の橋谷です。
今回は、コーポレート統括 法務部で活躍する、浦雅春さんにお話を伺いました。
事業法務から機関法務・商事法務まで幅広く対応され、バックオフィスから事業を支えてくださっている浦さんより、大変興味深いお話を聞くことができました。
OpenStreetにご興味のある方や応募するか迷っている方は必見です!ぜひ最後までお読みください。
―まずはOpenStreetに入社するまでの経歴や応募のきっかけをお聞かせください。
早稲田大学法学部を卒業した後、アルバイトや契約社員をしながら司法試験を受けていましたが結果が出ず、29歳の時に法科大学院や司法試験の制度が大きく変わるタイミングがありました。これを最後に、と受験をしましたが受からなかったので継続を断念し、就職をしました。
その後、入社した会社では総務として何でも屋さんをしていましたが、せっかくなら法務の仕事がしたいと思い、1年後に法務職として前職である大手書店チェーンを持つ会社に転職をしました。そこで20年くらい働き、法務、経営企画、事業管理など色々と携わらせていただきました。ただ、業界自体も厳しく新しい打ち手も減ってきたことで、閉塞感も覚えていたことや、50歳を迎えるタイミングで新しいことにチャレンジしようと思い転職しました。
OpenStreetに入った経緯は、法務や経営企画を軸にたくさんの会社にエントリーしてきましたが、その中でもより社会貢献度が高い事業をしている会社に行きたいと思い、縁があって入社できました。
―面接を経て、OpenStreetに入社を決めた理由をお聞かせください。
「移動を自由に」というミッションや事業そのものが魅力的だったことが一つと、「限られたパイを奪う合う」のではなく、仕組みを作って色々な人に参画してもらって、「みんなでパイを大きくしていこう」という事業の進め方がサステナブルだなと思ったからです。
また、IPO(株式上場)を目指しているというところで、コーポレートで仕事をしていた者としてそのような経験はなかなかできないことですし、その経験は自分の人生に良い影響を与えると思ったからです。そして、何より橋谷さんを含め面接をしてくださった方がフレンドリーだったことも決め手になりました(笑)。
―ありがとうございます!初回のカジュアル面談を思い出しますね(笑)。続いて、法務部の役割と、日々どのような業務をしているのでしょうか。
私と派遣スタッフの2名で構成される小さな部署でありますが、業務については、「○○法」とつく案件については社内の色々な部署から相談をいただきます。日々の業務で言いますと、いわゆる「事業法務」と言われる契約書の確認や作成が多いです。契約書のひな形を作ったり、相手先からいただいた契約書を確認したりといった業務です。あとは、事故が起きた時や、債権回収の時に法務的な立場から助言をしたりしています。
一方で、「機関法務」や「商事法務」といわれる株主総会や取締役会の事務局業務もあり、株主総会の議事録作成や稟議審査、社内規程の見直しも対応しています。その他にもコンプライアンス業務として社内研修をしたり、Notionで情報発信をしたりして社員のリテラシー向上にも努めていますし、社外専門家とも相談しながら活動しています。
―OpenStreetのような会社設立から日が浅く、成長過程の企業における法務業務の魅力はありますか?
事業法務でいえば、シェアサイクルという新しい事業をしているので、自分たちで考えてサービスを作っていきながら、それを言葉にして契約書に落とし込んでいきます。ですので、決まったひな形をそのまま使い続けるより、課題が発生した時に次の契約や交渉に備えて内容の見直しを求められることが多いです。その業務を通じて主体的に自分たちの想いを契約書に盛り込んでいけますし、契約を通じて新しい社会を作っていくことに関与できることは、シェアサイクルという新しい事業で、まだ成長過程の会社の持つ良い面だと感じています。
―浦さんは入社して約1年経ちましたが、OpenStreetの法務業務を行う中で、最もやりがいのあったことについてお聞かせください。
法務の立場で言うと、ドコモ・バイクシェアさんとの業務提携契約ですね。これは今までの枠組みとは違って、「自分たちの事業に加わってもらう」ものではなく、自分たちの事業とは別の事業をしている会社と、手を繋いでパイを広げていくような提携ですので、日々考えることと異なる課題が出てきました。
ドコモ・バイクシェアさんとは横浜市で2025年6月からポート共用を開始しましたが、社内だけではなく社外の顧問弁護士とも相談しながら、業務提携をまとめ上げられたことは法務にとって大きな仕事だったと思いますね。
あとは、2024年度末に第三者割当増資をしたことも印象的な仕事の一つです。当社は株主が多かったり、取締役が海外にいらっしゃったりする中で、決算期末までに臨時株主総会を終えて増資を受けられるスケジュールと、法律的なステップを踏んでいかなくてはいけない部分の調整が大変でしたが、無事に期日までに増資が完了し、登記ができたので良かったです。
―今回、法務部でメンバー募集となりますが、お任せしたい業務内容や今のOpenStreetだからこそできる「経験」をお聞かせください。
ご本人の得意や志向も考慮していきますが、ガバナンスやIPOの準備、リスクマネジメントなど、どちらかというと機関・商事法務の領域に一緒に携わっていただきたいと想定しています。その他にも、事業を拡大していく中で業務提携の案件があればそこにも関わっていただきたいです。
長い社会人人生の中で、IPOに携われる機会は多くないと思いますので、その機会を通じて自身の成長に繋げられるチャンスでもあると思います。
―現在は部門を横断して業務を進めることが多いかと思いますが、チームで仕事を進める際に心掛けていることがあればお聞かせください。
一言でいうと「傾聴」だと思います。法務に相談に来る方は、実現したい想いを持っていたり、反対に困っていることがあったりすると思いますので、それに対して法務的にどうサポートすればそれを実現できるか、困りごとを解消できるか、本質の部分をできるだけ聞くようにしています。そのために、できるだけ会話を遮らないように、相手の行動や想いに耳を傾ける意識を大事にしています。
―OpenStreetには新しく入る社員さんも多いと思いますが、浦さんにとって、社員一人一人が成長できる環境というのはどのようなものだと考えていらっしゃいますか?
OpenStreetでいえば、求めれば与えられるような、チャレンジできる環境があると感じています。結果的に困った場合は、知識のある人が周りにたくさんいるので、ほったらかしにされることはなく成長しやすい環境だと思います。
―どういった方がOpenStreet(法務部)に合っていると思いますか?
一つの正解を求めるのではなくて、日々積極的に学びながら対話によって答えを作っていけるような姿勢の人が合うと思います。
―メンバーを迎え入れる点も含めて法務部としてこれから注力していきたいところや、今後のビジョンを教えてください!
事業を効率よく進めるための体制作りや、内部統制の体制構築に力を入れていきたいです。リスクを低減しながら、会社や社員が新しいことに取り組むときに安心してチャレンジできるような体制を作っていきたいです。
―最後にこの記事を最後まで読んでくださった方に、メッセージをお願いいたします!
自分も転職しましたが、会社や仕事との出会いは運と縁だと思います。ご自身に何かやりたいことがあって、さらにOpenStreetのフェーズが想いにマッチすると感じている方、上場直前の会社で法務として経験を活かしながら新たなチャレンジをしたい方には最適な環境があります。
会社は人が作るものだと考えていますし、一緒に働く人との相性も大切な要素だと思いますので、一度お会いして話をしてみて、ご自身に合うかどうかをご判断いただければと思いますので、皆様からのご応募をお待ちしております。
【編集後記】インタビューを終えて
いわゆるお堅いイメージの法務ではなく、「傾聴」を軸にして、いかに事業の拡大に貢献できるか、そのためにどのようなサポートが必要かを考え、実現させていく姿勢がとても印象的でした!
貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました。
そんな浦さんと一緒に働きたい方や、興味のある方はぜひOpenStreetへのご応募、お待ちしております!
(プロフィール)
浦 雅春
2024年4月OpenStreet株式会社に入社
コーポレート統括
法務部