「もっと深くコミュニケーションを取りながら、チームで良いものを作りたい」。──フリーランスとして活動する中で、そんなモヤモヤを抱えるクリエイターは少なくありません。
今回お話を伺ったのは、韓国企業でのインフルエンサーマーケティングや、フリーランスでの翻訳・通訳業務を経験してきた市川さんです。自身のスキルで自立して活動していた彼女もまた、案件への関わり方の浅さに「もやもや」を抱え、Xmakerと出会いました。
未経験からクリエイティブディレクターに挑戦し、圧倒的なスピードで成長を続ける市川さん。「なんとなく」のデザインを捨て、数値とロジックに基づく「根拠あるクリエイティブ」へと進化する過程や、彼女を支えるXmakerの温かくも勢いのあるカルチャーについて、たっぷりとお話を伺いました。
市川さん / クリエイティブディレクター
大学在学中に韓国へ留学し、帰国後は日本企業でのインターンを経て韓国企業へ就職。インフルエンサーマーケティング部門にてデザイン等に携わる。その後、フリーランスへ転身し、翻訳や通訳、デザイン業務を幅広く経験。2025年10月に業務委託としてXmakerへジョインし、現在はクリエイティブディレクターとして広告クリエイティブ全般のディレクションや制作を手がけている。趣味は海外のドラマや映画鑑賞と、ストレス発散のための剣道、そして散歩。
スピード重視か慎重さか。韓国企業とフリーランスを経て見えた自分の軸
──韓国への留学から韓国企業へ就職されたとのことですが、どのような経緯だったのでしょうか?
幼い頃から両親の影響で日常的に韓国ドラマや文化に触れて育ち、高校生の頃には、将来的に日本と韓国の架け橋になるような仕事がしたいと考えるようになりました。
その後、大学在学中に韓国留学を経験したのですが、もともとSNSがめちゃくちゃ好きで(笑)。自分が良いと思ったものや可愛いものを誰かに紹介したり、文字や絵にして届けたりすることがすごく好きだったんです。友達から「それを仕事にすればいいじゃん」と言われたことをきっかけに広告やマーケティングに関心を持ち、ご縁のあった韓国の企業へ就職して、インフルエンサーマーケティング部門でデザインなどを担当することになりました。
──韓国企業での働き方には、日本との違いなどがありましたか?
韓国企業はとにかくスピード重視で、良くも悪くもカオスな環境だったと感じています(笑)。
韓国のビジネスは流行の移り変わりが非常に激しく、それに追いつかなければ利益を生み出せません。そのため、問題が起きるリスクよりも、まずはリリースすることを優先する文化が根付いている感じがして。「何か起きたら後で解決しよう」というスタンスですね。
ただ、私はどちらかというと石橋を叩いて渡るような性格なので、このスピード感と自身の性格とのギャップに悩み、より自分に合う環境を求めて退職し、フリーランスへの転身を決めました。
──その後フリーランスに転身されましたが、どのような課題感を持っていたのでしょうか?
会社員には“安定”があり、フリーランスには“自分の時間や意志を尊重できる”メリットがあります。私は後者を選び、翻訳や通訳を軸に基盤を固めようとしていました。ただ、何年かフリーランスを続ける中で、どうしても会社員に比べて人との関わりが薄く、コミュニケーションが深く取れないもどかしさがあって。
「もっと深く関わり合えれば、さらに良いものを作れるはずなのに」というジレンマを抱えながら、日々の業務に向き合っていました。
「細やかな配慮」と「勢い」の共存。面接で感じた、今まで出会ったことのない経営陣
──そこから、Xmakerとはどのように出会ったのでしょうか?
大学時代の海外ボランティアサークルで苦楽を共にした友人で、すでにXmakerにいた神保さんからの誘いがきっかけです。
彼女は人の話を親身に聞いてくれるカウンセラーのような存在で、よく仕事の相談をしていました。ある日ご飯を食べていた時に、「今ちょうどディレクターを募集しているんだけど、どうかな?」と声をかけてもらったんです。私自身も現状を変えてチームで働きたいという思いがあり、まずは話を聞いてみることにしました。
──面談を通して、Xmakerのどのような部分に魅力を感じましたか?
まず、皆さんとても細やかな配慮ができる方たちである点に感動しました。
面接を担当してくださった代表の小沢さんや日髙さんは、言葉やスピード感にものすごい勢いがある一方で、常にしっかり一歩引いて私の立場や気持ちを考えて発言してくださるんです。「こんなに相手を思いやれる経営者さんがいるんだ」と衝撃を受けましたね(笑)。
▼小沢さんインタビュー
【代表インタビュー】Xmaker創業の原点と、日本のものづくりと共に急成長を目指す | Interview
▼日髙さんインタビュー
【共同創業者インタビュー】マーケティングから日本のものづくりを支える!博報堂出身の元営業がXmakerを共同創業した理由 | Interview
私の話を丁寧に聞き出し、会社が目指す方向性と私のやりたいことがどうマッチするのかを分かりやすく提示してくれたことで、ここなら安心して働けると確信しました。
──実際に入社してみて、韓国でのマーケティングとの違いに戸惑うことはありましたか?
考え方が真逆なので最初はかなり戸惑いました。
日本のマーケティングは商品の魅力をいかにテキストやデザインでわかりやすく伝えるかが問われる印象を受けました。一方、韓国では情報をあえて隠し、お客様自身に見つけさせるような「世界観重視」のスタイルが主流です。
このギャップを埋めるのは簡単ではなく、最初は手探りの状態が続きましたね。しかし、周囲の手厚いサポートがあったため、少しずつ感覚を掴んでいくことができました。
「なんとなく」を捨てる。業務の中で叩き込まれた「根拠」を持つことの重要性
──現在、Xmakerではどのような業務を担当されているのですか?
商品の魅力を伝えるためのLPのストーリー設計から、デザイン作成、動画ディレクションまで一気通貫で担当しています。
具体的には、ターゲット層に合わせて「一般人のレビュー風」や「商品の強みを押し出すEC風」など、見せ方のスタイルを決定します。そこから構成を練り、自分でデザインツールを動かして形にしていきます。
数字が出たらすぐに改善策を考え、新しいものを生み出すというサイクルを、複数案件で同時に回しています。未経験の領域も多く、日々挑戦の連続です。
──未経験の業務も多い中で、どのようにキャッチアップされたのでしょうか?
クリエイティブチームのメンバーが、本当に丁寧に言語化して伴走してくれました。
最初は分からないことだらけでしたが、日髙さんはミーティングのたびに、私が理解しやすい言葉でロジックを説明してくれました。友人の神保さんも同席して横からサポートしてくれたので、心細さを感じることはありませんでした。
圧倒的なスピードで案件が進む中、実践を通して学び、時には失敗も経験しながら、自分を俯瞰する力を養っていきました。
──業務を進める上で、特に印象に残っているアドバイスはありますか?
日髙さんから言われた「自分の考えに根拠を持って形にする」というアドバイスです。「なんとなく」でやってしまうと、たまたま売れたとしても理由が分からないから次に活かせない、と言われてハッとしました。
私は文章を書く作業自体は得意な方なのですが、それを補う写真やコンテンツを足すとき、デザイナーさんに比べると自分のビジュアルの「引き出しの少なさ」にすごく苦しんでいて(笑)。だからこそ、長い文章をオノマトペ4文字で終わらせるような、言葉の優先順位と「なぜこのデザインなのか」という根拠を徹底的に考える訓練を今も重ねていますし、説得力のあるクリエイティブを作れるようになってきたと感じています。
──難しさを感じる反面、やりがいや面白さはどのような時に感じますか?
考え抜いて作ったクリエイティブが、実際の数字として成果に表れた時です。
最初の初動として、記事や動画をゼロから一気に立ち上げる作業は本当に体力がいるのですが、仕上げた時の達成感はすごいです。何より、それが世に出てきちんとコンバージョン(数字)として売上が立ったときは、これまでの経験が繋がった手応えを感じて最高に面白いですね。
「よくやった!」と自分を褒めたくなりますし、次も頑張ろうという強い原動力になっています。
無邪気に、本気で。性格の良いチームと共に目指す次のステップ
──市川さんから見て、Xmakerはどのようなカルチャーのチームだと感じますか?
経営陣との距離が近く、いい意味で「少年みたいに無邪気な人」が多いです(笑)。
「これ楽しそうだからやろうぜ!」と上の方たちが誰よりも楽しそうに仕事をしているので、見ているこちらも前向きになれます。仕事自体はハードな時もありますが、上層部が楽しそうに働いている姿を見ると、こちらも自然と前向きな気持ちになれますね。
また、利益を追求する会社でありながら、相手を傷つけるような言葉を使う人が全くいません。相手の立場を尊重し合える、本当に性格の良い人たちの集まりだと感じています。
──今後、Xmakerで挑戦してみたいことや目標はありますか?
研修期間を終えて徐々に俯瞰して動けるようになってきたので、まずは担当した商材でしっかり爆発的な売上を立てることが直近の目標です。
その上で、個人的な願望としては、大好きな韓国の商材を扱うマーケティングにも挑戦してみたいですね。自分の言語スキルやこれまでのバックグラウンドを活かして、新しい領域を切り拓いていけたらと考えています。いつか実現させたい目標の一つです(笑)。
──最後に、Xmakerに興味を持っている求職者の方へメッセージをお願いします。
Xmakerは、相手の立場に立って物事を考えられる人にとって、非常に居心地が良く、馴染みやすい環境です。
一方で、現状に満足せず、常にスキルを磨き続ける「向上心」も求められます。フラットな関係性の中で、成果にコミットしたい。コミュニケーションを大切にしながら、より良いものを生み出したい。そんな思いを持つ方と一緒に働けることを楽しみにしています。
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