Web 広告代理店で6年のキャリアを積んだ長島さんは、より深く1社と向き合いたいという想いから、2024年2月、SPIC に入社しました。現在は新領域チームのメンバーとして、アスリート市場の開拓に挑戦中。アスリートの活躍を「応援」する立場から始まった、新たな挑戦についてお話を伺いました。
これまでの常識を覆す。SPIC のブランディング法則に衝撃を受けて
ー 長島さんのこれまでの歩みを教えていただけますか?
Web 広告業界で6年ほど経験を積んできました。2社でキャリアを重ねましたが、前職では提案からクリエイティブ制作、運用、営業までを一貫して担当し、プロジェクトリーダーとして5人ほどのチームを率いる経験もさせていただきました。
ー Web 広告代理店の世界から、SPIC に転職された理由を教えてください。
次のキャリアとして、事業会社やメーカーのマーケティング職を目指していました。前職のWeb広告代理店では約20社のクライアントを担当していましたが、一社ごとに深く関わるのが難しく、どうしても力が分散してしまって......。もっと1つのブランドにじっくり向き合い、納得のいく価値を提供したいという想いが強くなっていきました。
クライアントを支援する立場ではありましたが、“自分がこのブランドを育てている”という実感を持ちたかったんです。その想いが、事業会社へ転職しようと決めた一番の理由ですね。
ー 多くのクライアントと向き合う中で、1つの会社により深く携わりたいと思うようになったんですね。そんな中で出会った SPIC の第一印象はどうでしたか?
最初の印象は、“業績が伸びている” “面白い商品を扱っているな” という程度でした。正直なところ、会社のことも「Lypo-C」についても漠然とした理解のまま面接に臨んだんです。
でも、その認識は面接で一変しました。「Lypo-C」ブランドに長く携わっている方からマーケティング戦略の話を伺った際に、SPIC のブランディング原則である『やまだの法則』の存在を知り、衝撃を受けました。この名前は、SPIC で長く活躍してきた山田さんに由来しています。
・やらせをしない
・まがい事を言わない
・だまさない
この3つの鉄則の頭文字を取ったものですが、最初に聞いたときは、正直 “きれいごと” に思えました。
当たり前のようでいて、実際にこれを貫きながら事業を成長させるのは、決して簡単なことではありません。それでも SPIC は、この信念を守りながら 売上高55億円、前年比1.5倍 という成長を遂げていた。
「この会社には、確かな何かがある」——そう直感したことが、入社の決め手になりました。
ー 実際入社してみて、SPIC はどういう会社だと感じましたか?
強く実感したのは、SPIC の40年という歴史の重みです。「Lypo-C」の売上が年々伸びているのは、単なる手法の巧みさではなく、長い歴史の中で培われた価値観や経験が結実した結果にすぎなかった。その気づきが、会社の本質をもっと深く知りたいという想いにつながりました。
そこから、社内のさまざまな部署を回り、SPIC の歴史を丁寧に学ばせていただきました。なぜ「Lypo-C」の販売に至ったのか、ジム・サロン・クリニックの展開に込められた想いは何か、鎌倉に本社を構えた背景とは——。すべての選択には、必ず意味がありました。
書類や資料を読むだけではわからないことがある。実際にその場所を訪れ、人と対話し、時間を共有することで初めて見えてくるものがある。その経験が、今の新領域開拓という仕事の原点になっています。
撮影場所:WeWork共用エリア
「応援」の心でアスリート市場を切り拓く
ー 現在のお仕事内容を教えていただけますか?
SPIC の新しいターゲットを開拓する新領域チームで働いています。これまで美容に関心の高い女性を中心に支持されてきた「Lypo-C」を、より多くの方の健康づくりに役立てたい。その想いを形にする第一歩として、アスリートやランナーをターゲットに選びました。私たちは彼らの「応援者」という立場で、マーケティングの企画やイベントを展開しています。
ー 「応援者」としての立ち位置が興味深いですね。
一般的なマーケティング手法から見ると遠回りに見えるかもしれませんが、それが私たちの選んだ道です。トップアスリートやランナーの方々の活躍が多くの人に勇気や希望を与えていく。まずはその素晴らしい挑戦を応援し、「Lypo-C」はその背中を支えるパートナーとして寄り添っていきたいと考えています。
ー アスリートの方々と「Lypo-C」の関係性について、もう少しくわしくお聞かせいただけますか?
アスリートのコンディション維持において、2つの重要なポイントに注目しています。
① 活性酸素の除去
運動やストレスによって体内で発生する活性酸素。ビタミンCの抗酸化作用は、活性酸素の除去を助けるため、アスリートが長く現役を続ける上で欠かせないものです。活性酸素が増えると疲労が蓄積し、パフォーマンスの低下を招くためです。
② オープンウインドウ説へのケア
フルマラソン後などの激しい運動の後、体の免疫力が一時的に大きく低下する状態をオープンウインドウと呼ばれます。このタイミングでのビタミンCやビタミンD摂取が免疫力の維持に重要で、実際に摂取している人としていない人では、明らかな違いが見られることがわかっています。
ヒアリングを重ねていく中で、「Lypo-C」を飲むことで体調面での変化を感じてくださるアスリートの方々が多く、その反応に接するたびにやりがいを感じています。
ー 新しい市場への挑戦は、きっと面白さとチャレンジが同居していそうですね。
そうですね。新領域への挑戦はまだ始まったばかりで、しかも担当は私1人という大きな裁量を任されています。責任の重さも感じますが、それ以上にやりがいを感じる毎日です。
上司は「Lypo-C」ブランドの立ち上げから関わってこられた方で、実務レベルまでしっかりとサポートしてくださいます。その経験に基づくアドバイスは、私にとって大きな学びになっています。
ー 経験豊富な方々との仕事は、きっと刺激的な毎日なのではないでしょうか。
そうですね。アドバイザリーの方々も含め、国内トップレベルの企業でビジネスを展開してこられた方々と働く機会をいただいています。
時には厳しいフィードバックもありますが、それは企画が「未来の健康を、つくる。」という SPIC のビジョンから外れていないかを見極めるため。単なる売上だけでなく、SPIC の歴史や考え方、商品への想いを大切にしながら、企画を磨いていきます。
そしてビジョンさえブレなければ、様々なチャレンジを後押ししてくださる。自分の考えや時間をかけて積み上げてきたものが、SPIC の方向性と重なったとき、新しい可能性が広がっていく。そんな環境で働けることを、とても嬉しく思っています。
撮影場所:WeWork共用エリア
固定観念にとらわれないアプローチで、より多くの人たちに届けたい
ー これから挑戦したいことを教えてください。
新領域開拓を通して、ビタミンC、ビタミンD の重要性をより多くの人に伝えていきたいと考えています。
まずは、マラソンランナーのパフォーマンス向上、コンディション維持に「Lypo-C」が欠かせないと認知していただく。そこからさらにランナーだけでなく、マラソン以外のアスリートたちにも「Lypo-C」の価値を感じていただけるように。これが実現すれば、マーケットの拡大はもちろん、より多くの人の健康に貢献できると夢は膨らみます。
ー 新たな可能性を切り拓くために、どんな仲間を求めていますか?
固定観念にとらわれない方と一緒に働きたいですね。
例えば、ビタミンC は誰もが知っている栄養素なのに、実はきちんとした知識を持っている人は意外と少ないんです。「ビタミンC ってこういうものだよね」というステレオタイプで終わらせず、異なる意見に出会ったとき「そういう考えもあるんだ」と受け入れられる柔軟さを持った方と一緒に、新しい可能性にチャレンジしていきたいです。