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「IRを、クリエイティブに。」と言うけど、実際のところ何をやってんのさ?

Photo by Noah Buscher on Unsplash


IR(= Invester Relations)とは平たく言えば、自分の会社に投資してもらうために、株主や投資家に対して情報を提供していく一連の活動を指す。
そのIRをもっとクリエイティブに、投資環境をワクワクするものへと変えていくことを目指して、僕らはイチロクザンニを立ち上げた。

そんな僕らも先日2期目に突入したわけだが、主要事業である「クリエイティブIR事業」について聞かれることが結構多いので、改めてサービス領域について紹介していこうと思う。

もともとクライアント向けに書いた文章だけど、やっている事業のイメージが少しでも伝えられれば嬉しい。

会社を立ち上げるまでの経緯などは、note「外資系大手を辞めて、会社をつくることにした。」にまとめてあるので、興味あればそちらもぜひ。

第1話 外資系大手を辞めて、会社をつくることにした。|イチロクザンニのニイノミです|note
2022年の2月末に現職を辞めて、会社をつくることにした。起業なんかしたことないから正直どうなるかは分からない。 けど、なんとなくイケそうな気がする。 このnoteは会社をつくり、育てていく、そんな自分自身の物語。 完全ノンフィクション、リアルタイムで物事が進んでいく。 ...
https://note.com/ir16003200/n/nbeed0ec10fe9

IRツールの企画からコンテンツの制作まで
一気通貫、オーダーメイドでサポート

まずは事業の概要について。

クライアント企業の取り組みが株式市場から正しく評価され、適正な投資対象となるためには、IR活動とIRツールの充実が欠かせない。

そこでイチロクザンニでは、より分かりやすく、面白く、クリエイティブなIRツールを目指して、コンテンツの企画から構成、文章作成、デザイン、動画編集まですべての行程をサポートしている。

イチロクザンニの提供ソリューション

●スライド制作
(決算発表説明資料、中期経営計画資料、事業計画など上場関連資料)
●冊子制作
(統合報告書、アニュアルレポート、ESGレポート)
●ウェブサイト制作
(IRサイト、ESG関連ページ、オウンドメディア)
●動画制作
(説明会動画、企業理念や事業内容のプロモーション動画)

●IRをクリエイティブにするためのコンサルティング業務
(IR戦略の策定、各種資料の企画・構成)

コンサルティング業務の詳細については後述するが、それ以外のスライド、冊子、ウェブサイト、動画の制作については、要するに「媒体問わず、作れるものは何でも作りますよ」ということである。

ソリューションを絞っていない理由は、クライアントの悩みには何でも応えていきたいから。基本的にイチロクザンニはクライアントの悩みがそこにあるならば、最終的なアウトプットにかかわらず、何でも引き受けるというマインドでやっている。

加えて、これだけ情報発信の手段が多様化する環境下でアウトプットの種類を限定してしまうと、投資家に届けるための最適解をクライアントに提案できなくなる可能性がある。

例えば、個人投資家に対して”ある事業”のコンセプトを分かりやすく伝えたいという要望があったとする。
もし、僕らが「PowerPointでスライドしか作れない」会社だった場合、「PowerPointでスライドを作りましょう」と当然提案する。
本当は動画であったり、パンフレットのようなツールのほうが効果的だと思っていたとしても、だ。

……それってどうなの? と僕は思う。

クライアントに対して、「説明会で動画を流すのもいいですよね」「パンフレットは予算こそかかるけど、こういうターゲットには刺さると思います」といった提案をして、最終的に「やっぱりPowerPointだよね」となったほうが絶対によくないか?
すでにクライアント検討されているかもしれないけど、それも含めて一回確認すべきだと思うんだよなぁ。

そういうわけで、僕らはアウトプットを限定するのをやめた。
目指すのは、「何をしたらいいと思う?」と気軽に相談してもらえるような会社だ。
「媒体問わず、作れるものは何でも作りますよ」を謳う制作会社の誕生である。

一番得意なのは企画や構成を考えること。
構成のコンサルティングも、おまかせあれ

とはいえ、だ。
「何でもできるし、何でもやる」とは言ったものの、得意分野はちゃんとある。それが「企画・構成」「デザイン」だ。

スライドであろうが、統合報告書であろうが、動画であろうが、当然読み手・ターゲットがいるわけで、その人たちに対して”適切な情報”を届けるためには企画や全体の構成を考えなければならない。

企画で重要なのは切り口もさることながら、適正な手段を選べるかどうか。
そして構成で重要なのは、伝えたいことを筋道立てて論理的に示せるか。

まさに「編集者」が得意とする領分である。
このスキルは、紙、ウェブ、動画などの媒体を問わず、制作分野すべてにおいてものすごく重要な役割を果たす。

残念ながら、世の中には伝えたい情報を上手に伝えられない企業が多い。
資料を読んでいて「ん? どういうこと?」と思うことも少なくない。

もちろん企業側も一生懸命、情報を伝えるために工夫しているのは知っている。けれども長年読み手の視点に立って物事を考えてきた側からすると、改善できる部分がたくさんある。
ありすぎて、ありすぎて、ありすぎるくらいにある。
そう。世の中は、構成だけでもどうにかなれば、ものすごく改善するような資料であふれているのだ。

そんな環境だからこそ、企画・構成の部分だけでも私たちイチロクザンニに任せていただければ、よりよいものに必ず進化させられるという揺るぎない自信がある。

内部の人間ではないからこそ、クライアント企業の魅力や取り組みを客観的に見ることができるし、IR領域とコミュニケーションを専門にする僕らだからこそ、クライアントの想いにも寄り添いながら、投資家が求める情報を分かりやすく編集し直すことができるはずだ。

なので、実制作を依頼する予算がない企業さまも、「社内にデザイナーがいるから…」という企業さまも、まずは一度、構成についてだけでもいいので弊社に相談してもらえるととても嬉しい。

「IRをクリエイティブにするためのコンサルティング業務」、いつでもおまかせあれ。

ただカッコいい資料を目指すのではなく、
情報を分かりやすく伝えるためのデザインを追求

もう一つの得意分野である「デザイン」について。
腕のいいデザイナーとともに、資料の見た目を格段にレベルアップさせていくわけだが、ただ資料を「おしゃれに」「きれいに」「カッコよく」見せればいいというわけではない。

何よりも大事なのは、資料の内容=情報が投資家に正しく伝わることだ。
情報の伝達性を損なうようなデザインでは元も子もない。

イチロクザンニでは以下のポイントを抑えたデザインを常に意識している。

・ブランドカラーを大事に、その会社らしいトーンを意識・常に読み手の導線を意識したレイアウトと余白の管理・見慣れない図は読み解くのに負担がかかる。図版はなるべくシンプルに・読みやすさを最重要視して、文字間や行間のルールを設定・細部にこだわる。企業の魅力が伝わる遊び心をどこかに加える

そこまで特別なことは書いていないが、こういったデザインの核心を常に追い求めるからこそ、洗練した資料を提供できるのだと思う。

もちろん媒体の特性やターゲットによっては、突飛なデザインを提案する場合もある。なんならそっちのほうが得意かもしれない。
でもIR資料の場合、それはまだ求められていない。
市場にクリエイティブなIR資料に対する耐性がある程度できてからだ。

そもそも資料のクリエイティブ化ですら、まだまだ重要性が認識されていない状況である。
たまに有名な投資家がTwitterで「IR資料の見た目にお金と労力をかけるくらいなら、業績あげるために頑張れ」みたいにつぶやいているが、しょうもない意見だなと毎度のこと思う。
企業は、商品を売る努力をするのと同じように、株を売る努力をするべきだ。
そしてその手始めとして、とりあえず手っ取り早く始められるのがIR資料の改革、クリエイティブ化である。

良い資料があれば、見てもらえる機会も増える。
見てもらえる機会が増えれば、投資してもらえる可能性が高まる。
一番簡単に始められて、分かりやすく変化を捉えられるのだ。
IR資料のクリエイティブ化にはそれだけの可能性が詰まっていると僕は考えている。

センスだけでは語りきれないクリエイティブを、基礎から積み重ねた納得感のあるクリエイティブをクライアントにはいつだって提案したいのである。

さて、クライアント向けに書いた原文のnoteにはこのあとに仕事を請け負う際の費用まわりについて書いていたりもする。

募集という点では直接関係なさそうなので割愛するが、ここまで興味を持っていただているようであればぜひ読んでみてほしい。下請けではなく、パートナーとして取り組んでいきたいという僕の信念みたいなのが分かるかもしれない。

とまぁ、こんな長文誰が読むんだという感じではあるが、ここまで読んでくださったそこのあなた!
イチロクザンニに興味がないわけないのだから、まずは一旦お話ししましょう!!!

お待ちしてます!!!

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