30秒で終わる広告ではなく、ユーザーが30分、1時間と遊び続けるブランド体験をつくる。
私たちWAKAが企業・自治体・IPホルダーに提案しているのは、Robloxを舞台にした新しいマーケティングです。そして、その提案を大手企業の経営層やマーケティング責任者に直接届け、まだ世の中にない案件をつくるのが、WAKAの営業です。
株式会社WAKAで事業開発を担当している佐野です。以前のnoteでは、私がWAKAでBizDevとして何をしているのか、なぜ1人目の営業・ビジネスプロデューサーを募集するのかを書きました。
今回は会社全体の話ではなく、WAKAの「営業という仕事」だけに焦点を当てます。
何を提案する/提供しているのか。商談はどう進むのか。入社した人に何を任せたいのか。そして、どんな人には向かないのか。
できるだけ具体的に書きます。
WAKAの営業は、完成した商品を提案する仕事ではない
WAKAは、Robloxを主戦場に、企業・自治体・IPのエンターテインメント活用を支援するコンテンツスタジオです。
営業先が最初から「Robloxでゲームをつくりたい」と考えているケースばかりではありません。
- 「若年層との接点をつくりたい」
- 「ブランドを知ってもらうだけでなく、好きになってもらいたい」
- 「長く愛されてきたIPを、次の世代へ届けたい」
クライアントが持っているのは、こうした事業やマーケティング上の課題です。
WAKAの営業は、その課題を聞き、Robloxという場所でどんな体験に変えれば解けるのかを考えるところから始まります。決まった広告枠やパッケージを案内するのではなく、企画そのものをつくり、社内のゲームプランナーやプロジェクトマネージャー、開発メンバーを巻き込みながら提案に仕上げます。
案件の平均単価は2,000万〜3,000万円規模。向き合う相手は、大手企業の経営層やマーケティング責任者です。
営業でありながら、事業開発と企画プロデュースの境界に立つ仕事です。

WAKAが手がけたRobloxワールド『CHIMNEY TOWN』。提案した企画が、ユーザーの遊ぶ"場所"として形になります。
一つの商談が、企画になるまで
いま進んでいる、ある玩具メーカーとの商談を例にします。
入口は、誰に会うかの設計から
きっかけは株主からの紹介でした。代表の野田が先方の社長と会い、次の商談に私も同席しました。
大手企業との案件では、提案内容を考える前に「誰から、誰に会いに行くか」を設計することが重要です。問い合わせを待つだけではなく、社内外のネットワークを使い、決裁者に届くルートをつくる。ここから営業は始まっています。
雑談の一言から、提案を書き換える
企画が大きく動いたのは、ご担当者との何気ない会話でした。
「実は数十年前、主力商品で"今とは違う遊び方"を検討していたことがあるんです。ただ当時は実現には至らなくて…」
その言葉を聞き、頭の中の提案をその場で書き換えました。
数十年前に実現しなかった構想を、Roblox上で現代の体験として蘇らせる。世界中のZ世代・α世代が遊べる場所にし、さらにリアルの売り場やイベントにもつなげる。
用意されたメニューを提案する商談なら、この一言は雑談のまま終わります。WAKAの営業では、相手の言葉からまだ言語化されていない課題を拾い、企画に変えることが求められます。
売る前に、自分で体験する
提案を磨く前に、私は先方の直営店へ行き、商品を自分の手で組み立てました。
体験していないものは、提案できません。もちろん、商品や事業への理解で、顧客を上回れるわけではありません。それでも、相手の事業に興味を持たないまま提案するのは、営業としておこがましいと私は思います。
同時に、先方の意思決定の流れも確認しました。誰が何を判断するのか。社長決裁では、どの論点が見られるのか。どの順番で合意をつくれば、企画が前に進むのか。
クライアントの商品を理解することと、組織の意思決定を理解すること。その両方が揃って、初めて提案が届きます。
最後は、社長本人へ提案する
磨き直した企画は、社長本人へ直接プレゼンしました。前向きな返事をいただき、現在はプロジェクトがスタートしています。
この仕事の手応えは、受注したという事実(≒受注金額・売上)だけではありません。
自分が商談で拾った一言が企画になり、数ヶ月後には世界中のユーザーが遊ぶ「場所」になる。営業の仕事が、目に見える体験として残ります。

実際の提案資料(玩具メーカー/飲料メーカー/大手セレクトショップ)]実際の提案資料。クライアント情報はぼかし加工済み。
入社した人に任せたいこと
今回募集するのは、決められた商談をこなすだけの営業ではありません。
最初は私の商談に同席し、提案のつくり方、社内外の動かし方、決裁者との話し方を共有します。いきなり一人で数字を背負わせることはしません。
そのうえで、次の仕事を一緒に担ってほしいと考えています。
- 狙う企業とテーマを決め、商談の入口をつくる
- 経営・マーケティング課題を聞き、提案の仮説を立てる
- プランナーやプロジェクトマネージャー、開発チームと企画を組み立てる
- 決裁者への提案、条件交渉、契約までを前に進める
- 営業資料、案件管理、価格設計などの型をつくる
- 個人の勝ち筋を、WAKAの営業組織が再現できる仕組みに変える
現在、営業プロセスや単価設計の多くは私(と普段壁打ちしているAI)の頭の中にあります。一方で、大手企業からの受注実績は継続的に生まれ、勝ち筋の原型は見えています。
ゼロからすべてを探す段階ではありません。しかし、完成した型を渡される段階でもありません。受注できている方法を分解し、改善し、誰が動いても成果につながる営業の型へ変える。そこまでが、1人目の営業に任せたい仕事です。
一般的な広告営業との違い
WAKAの営業には、大きく三つの特徴があります。
① 売るものが決まっていない
クライアントの課題に合わせ、体験の企画からつくります。提案の自由度が高い分、「何を提案するか」を自分で考える力が必要です。
② 決裁者との距離が近い
大手企業の経営層や責任者と直接、数千万円規模の案件を詰めます。提案が途中で薄まらず、自分の言葉で意思決定を動かせます。
③ 市場の売り方そのものをつくれる
Robloxを活用したブランド体験は、日本ではまだ営業手法も評価指標も固まっていません。リーチだけでなく、滞在時間、体験参加率、UGCなど、何を成果とするかもクライアントと一緒に設計します。
自分の提案や企画が、この市場の標準になる可能性があります。
正直、整っていないことも多いです
営業の型は、まだ完成していません。
リード獲得、提案、価格設計、案件管理を走りながら整えています。社内に前例がない相談も多く、営業だけで回答を完結できない場面もあります。
だから、整った営業組織で、用意されたリストと資料を使い、決められたプロセスを回したい人には向きません。
反対に、次のような人には面白い環境だと思います。
- 顧客の課題から提案をつくる営業がしたい
- 大手企業の決裁者と対等に議論したい
- 社内の企画・制作メンバーを巻き込み、案件を動かしたい
- 自分の営業手法を、組織の仕組みに変えたい
- まだ名前のついていない市場を、自分で広げたい
Robloxに詳しい必要はありません。私も含め、チームと一緒に学べます。
一方で、ゲームやIPへの興味だけでは難しい仕事です。顧客の事業課題を理解し、数千万円の投資に耐えられるロジックを組み、社内外の関係者を動かし切る力が必要です。
私(佐野)と働く、ということ

私は2025年7月、WAKAへ1人目のBizDevとして参画しました。
それ以前は、メタバースプラットフォームのclusterで約5年間、営業やプロダクトマーケティングを担当していました。
WAKAへの入社当時は、営業資料も、安定した商談リードもない状態でした。営業資料の作成、リード獲得施策、外部サービスの選定、事業PLの設計まで、売る前の土台を一つずつつくってきました。
今回入社する方には、その過程で得たものをすべて共有します。
上下関係で案件を渡すというより、二人で仮説を持ち寄り、提案を磨き、受注確率を上げる関係をつくりたいと思っています。
私たちが売っているのは、広告ではありません。熱中です。
この営業を、一緒にやる人へ
募集しているのは、営業/ビジネスプロデューサーの正社員です。
- ポジション:営業/ビジネスプロデューサー
- 想定年収:500万〜800万円(経験により応相談)
- 必須経験:無形商材の法人営業、または広告代理店での営業経験
- 歓迎経験:大手企業の決裁者向け提案、エンタメ・IP・若年層マーケティングへの関心
- 勤務地:現在は渋谷。今後目黒・五反田駅付近へ移転予定 <※要確認:移転を確定情報として公開してよいか。他note・JDと表記統一>
まずは30分、カジュアルに話しませんか。
今動いている案件、営業の難しさ、チームの状況も、できるだけ率直にお伝えします。応募を決めていなくても構いません。
会社と事業の全体像は、以前のストーリーにまとめています。https://www.wantedly.com/companies/company_4431546/post_articles/1075031
LinkedInhttps://www.linkedin.com/in/yutosano0418
株式会社WAKA ブランデッドエンターテインメント本部
佐野優人