今回は、福井で進行中のホテル開業プロジェクトに現地メンバーとして携わる中上さんにインタビューしました。
約15年にわたるホテル運営の現場経験を持つ中上さんが、なぜ地方での開業プロジェクトに挑戦することを選んだのか。
現地に入り、立ち上げから関わる中で見えてきた「地方ならではの難しさ」と「面白さ」、そして仕事を通じて感じた自身の成長についてお話を伺いました。
これまでのキャリア/現在の役割
――福井のホテル開業に携わることになった経緯を教えてください。
約15年にわたり、ホテルの運営スタッフとして主にお客様対応を中心に現場業務に携わってきました。
現場経験を重ねる中で、運営管理や開業準備といった、ホテルを支える裏側の業務にも関わるようになり、より深くホテルの仕事を理解したいと考えるようになりました。
福井でのホテル開業プロジェクトは、現地に入り、立ち上げの段階から関われる点に魅力を感じ、これまでの経験を活かしながらホテルづくり全体に携わっています。
――現地では、具体的にどのような業務を担当されていますか。
現在は、備品・設備の確認や手配、運営フローやオペレーションの整理など、ホテル開業に向けた準備業務全般を担当しています。
また、現地スタッフと日常的にコミュニケーションを取りながら、業務が円滑に進むよう調整するほか、行政手続きに伴う資料作成や見積もりの提出、各業者との打ち合わせなど、現場と外部をつなぐ役割も担っています。
地方開業で感じたこと
――地方ならではの難しさ、または面白さを感じる瞬間はどんなときですか。
地方での開業準備では、選択肢が限られる中で判断や調整を行う必要があり、難しさを感じる場面も少なくありません。
また、地元ならではの人間関係や距離感に配慮しながら仕事を進める必要があり、細やかな気遣いが求められます。
一方で、距離感の近さがあるからこそ信頼関係を築きやすく、物事がスムーズに進むと感じる場面もあります。
実際に現地で滞在することで、その土地の食文化や季節の移ろいを身近に感じられる点も、地方開業ならではの魅力です。
――現地にいるからこそ気づけたことが、ホテルづくりに反映された事例はありますか。
現地で過ごし、さまざまな交通手段を使って移動する中で、ホテルの立地の良い点や不便な点を実感することができました。
こうした気づきは、資料だけでは分からない周辺の交通アクセスや環境への理解を深め、立地の特徴を踏まえた案内方法や運営の工夫に活かされています。
成長・今後
――地方開業の仕事を通じて、ご自身が成長したと感じる点を教えてください。
行政手続きや契約、業者との調整など、これまで経験のなかった業務に一つずつ向き合い、着実に解決しながら進めていく力が身についたと感じています。
また、現地スタッフや関係者、行政、業者の方々など、立場や職種の異なる多くの人と直接やり取りを重ねる中で、幅広いコミュニケーション力と調整力も培われました。
今後も、現場に寄り添いながら、一つひとつの経験をホテルづくりに活かし、より良い運営やサービスにつなげていきたいと考えています。