【自己紹介】
はじめまして、廣瀬と申します。2025年4月より、新たな挑戦の場としてテックタッチのAlliance Teamにジョインさせて頂きました。
2019年より都内から鎌倉市西部に居を移し、海に近い穏やかな環境で、妻と3人の子どもたちとの賑やかながらも充実した日々を過ごしております。
現在の私の関心事は、主に以下の3点です。
- 子育てという、発見に満ちた探求の日々: 日々成長し、世界を広げていく子どもたち。彼らと共に様々な体験・経験を分かち合い、その成長を間近で見守ることは、何にも代えがたい喜びです。
- アンチエイジングという、持続可能な自己投資: 子どもたちといつまでもエネルギッシュに関わり続けるため、そして自分自身が心身ともに健やかであるために、昨年からアンチエイジングに取り組んでいます。内容は至ってシンプルで、「質の高いトレーニング、食事、睡眠」を基本としています。トレーニングは自宅でのBIG3(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)を中心に週2回。食事はPFCバランスを意識し、睡眠は7.5時間を確保するよう努めています。地道なことですが、継続することの重要性を実感しています。
- ポイ活という名の、ささやかな錬金術: 子供たちに、様々なことを体験・経験させてあげたい。そのためには、先立つものが必要になるケースも。 ということで、「ポイ活」にも精を出しています。この記事を書いている本日20日は、月に一度の「ウエル活デー」。仕事終わりには、ウエルシアさんで、1ヶ月分の生活用品を賢くゲットしてきます!
さて、このような私が、これまでどのような社会人経験を経て、なぜテックタッチという企業に参画することを決意したのか。その経緯と、テックタッチで描く未来についてお話しさせていただきます。
【どんなことをしてきたか】
大学卒業後、最初に門を叩いたのは、県からのベンチャー支援を受けていた、十数名規模のスタートアップ企業でした。注力事業は「ボイスメールシステム」。当時はまだ、企業内に設置されたPBX(構内交換機)の付加機能として利用されることが一般的でしたが、私たちは各都道府県にボイスメールサーバーを設置し、より広範な顧客層にサービスを提供するという先進的なビジネスモデルを展開していました。
先日、この話を若い世代の同僚にしたところ、「なぜ各都道府県にサーバーを設置したのですか?」と純粋な疑問を投げかけられました。「それは、利用者が自社の拠点から市内通話料金でアクセスできるようにし、通信コストの削減を実現するためです」と説明したのですが、そもそも「市内通話」や「市外通話」といった概念自体が馴染みのない世代であったことに気づき、ITインフラの進化と時代の変化を改めて感じ入った次第です。
このスタートアップで約3年間、営業職として事業開発から顧客サポートまで、多岐にわたる貴重な経験を積ませていただきました。その後、外資系ソフトウェア企業へと籍を移し、そこからテックタッチにジョインするまでの間、数社のグローバル企業において、主にアライアンスビジネスの構築と推進に注力してまいりました。
グローバル企業におけるアライアンス戦略の深化と挑戦
外資系ソフトウェア企業では、大手SIerやコンサルティングファームといったパートナー様とのアライアンス業務に従事しました。その主なミッションは、パートナー様との強固な信頼関係を構築し、双方の製品・サービスの価値を最大化する協業モデルを創り上げ、市場へ展開することでした。
具体的には、以下のような業務に携わってきました。
- 戦略的提携の推進とソリューション開発: 国内外の大手テクノロジーパートナーとの間で、互いの技術や顧客基盤を活かした新たなソリューションを共同で企画・開発し、市場投入までのロードマップを策定・実行しました。
- グローバルアライアンスプログラムのローカライズと実行: 本社主導のグローバルアライアンス戦略を日本市場の特性に合わせて最適化し、国内パートナー様との連携強化を図りました。これには、共同マーケティング活動の企画・実施や、パートナー様向けのトレーニングプログラムの実施も含まれます。
- 新規市場開拓のためのチャネル戦略立案: 新しい市場セグメントへの参入を目指し、リセラーやディストリビューターといった販売パートナー網の開拓・育成にも取り組みました。
アライアンスビジネスは、自社だけではリーチできない顧客層へのアクセスや、より付加価値の高いソリューション提供を可能にする一方で、企業文化や事業戦略の異なる組織間の連携を円滑に進める難しさも伴います。目標の共有、期待値の調整、そして何よりも人と人との信頼関係構築が不可欠であることを、数々のプロジェクトを通じて痛感しました。しかし、困難を乗り越え、パートナー様と共に大きな成果を上げた時の達成感は、この仕事ならではの醍醐味だと感じています。これらの経験で培った交渉力、異文化環境でのコミュニケーション能力、そして複雑なステークホルダー間の調整力は、現在の私の大きな財産です。
【なぜテックタッチを選んだのか】
これまでのキャリアで扱ってきた製品・サービスは、いずれも市場で高く評価される優れたものであり、その普及に貢献できることにやりがいを感じていました。しかしながら、心のどこかで「本当に自分が、心の底から情熱を注いで広めたいと思えるものは何だろうか」という問いが消えることはありませんでした。
そんな思いを抱き続けていたある日、旧知の仲間のSNS投稿で「テックタッチ」というサービスを知りました。そのサービス内容に触れた瞬間、これまでの自身の経験と課題意識がパズルのピースのように組み合わさり、強い衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。
「このサービスこそ、長年待ち望んでいた解決策だ…!」
長年ソフトウェア業界に身を置きながらも、一人のユーザーとしては、システム利用における様々なハードルに直面してきました。毎年の目標設定や人事評価、年末調整といった定型業務。日々の経費精算やSFA(営業支援システム)へのデータ入力、ITヘルプデスクへの各種申請。稀にしか利用しないシステムでは操作方法が分からず、マニュアルを読んでも要領を得ない。頻繁に使うシステムでさえ、少しのUI変更やルール改訂で、途端に操作に迷ってしまう…。
こうした非効率な作業に、一体どれだけの時間が費やされてきたことか。テックタッチのサービスは、まさに私自身が長年感じてきた、この根深い課題に対する画期的なアプローチでした。「これこそが、情熱をもって世の中に広めたいと願うサービスだ」と直感したのです。
【自分が考えるテックタッチの魅力】
世の中に存在する多くのソフトウェア製品やサービスは、その導入によって業務効率の向上や新たな価値創出が期待できる、素晴らしいものばかりです。しかし、そのポテンシャルを最大限に引き出すまでには、機能の理解、操作習熟や定着化という長く険しい道のりが存在し、時に活用を挫折してしまうケースも少なくありません。
テックタッチは、まさにこの「システム活用の理想と現実のギャップ」という普遍的な課題に、正面から取り組み、解決へと導くサービスです。導入いただく企業のユーザー部門、情報システム部門、そして経営層の皆様、関わるすべての方々にメリットをもたらし、喜んでいただけること。これが、私が確信する「テックタッチ」の最大の魅力です。
そして、この魅力はサービスそのものに留まりません。導入支援からリリース後の運用支援までを一貫して担当するCustomer Success部門の専門性と献身性も、特筆すべき点です。彼らは豊富な知見と実践的なノウハウを有し、同時にお客様に深く寄り添うプロフェッショナルな集団です。プロジェクト全体の設計から課題の特定、お客様自身がガイドやツールチップを作成・運用できるようになるための丁寧なレクチャー、そしてリリース後の継続的な改善提案まで、まさにお客様の成功に向けて伴走し続ける、心強い存在です。
さらに、このような優れたサービスを創り上げ、届け、支えるテックタッチの仲間たちの人間性と企業文化も、大きな魅力の一つです。当社のバリューである「Co-Developers」「挑み続けろ、援護があるから」「いつもごきげん」は、日々の業務の中で自然と実践されています。誰かが新たな挑戦を始めれば、周囲が積極的にサポートし、チーム全体で成功を目指す。そして、誰もが前向きに、活き活きと仕事に取り組んでいる。このようなポジティブなエネルギーに満ちた環境は、個人の成長と組織の発展にとって、非常に重要だと感じています。
【今後について】
「すべてのユーザがシステムを使いこなせる世界へ」
このスローガンの実現に向けて、これまでのアライアンスビジネスで培ってきた経験、知識を活かし、貢献していきたいと考えています。
過去の私自身がそうであったように、システムの利便性を享受できず、日々の業務に課題を感じている多くの皆様へ、テックタッチのサービスをお届けできるよう尽力したいと思います。パートナー企業様との協業を通じて、より多くのお客様に私たちの価値を届け、日本全体のDX推進、そして働き方改革の一翼を担えるよう、情熱をもって取り組んで行きたいと思います。