Beingで仕事をえらびたい。楽しくすこやかに働きたい。
これが、私がテックタッチを選んだ最大の理由です。
はじめまして、2025年1月よりカスタマーサポートとして入社した藤咲です。入社して2ヶ月あまりが経ち、徐々に会社にも慣れてきたところで、実務にもアサインされはじめ、やれることも増え、まさにこれからがんばるぞ! の意気込み充分な状態です。
趣味はイラストを描いたりバイクに乗ったり、男性アイドルの応援をしたりしています。ヘッダーの写真は、足利フラワーパークで担当(※)のぬいぐるみを使っていい感じの写真を撮ることに必死な私です。私の好きなアイドルはそのグループ名から雪だるまが連想されることが多いのですが、フラワーパーク内でたまたま通りがかったベンチの両脇に雪だるまの装飾がしてあり、さらにたまたまそれが私の大好きな担当たちのメンバーカラーという偶然がありまして。これは写真を撮らないわけにはいかないと、一緒に行ったパートナーを数分ほったらかしにして撮りました。その節はごめん。こんな感じで人生を楽しく過ごしています。
※担当とは
私が応援しているアイドルの所属する事務所のファンは、好きなタレントのことを「担当」と言う
これまでの経歴
学生時代は短大で出版編集について学び、校正校閲の授業で原稿に赤を入れまくったり、小説を書いたりして過ごしました。学業以外では放送研究部に所属し、ラジオを作って好き勝手に男性アイドルの曲やアニソン・キャラソンを流した思い出があります。いくらなんでもオタクすぎました。
短大は卒業論文の代わりに小説を提出して卒業したのですが、卒論提出締切の当日に学科研究室に駆け込んで製本作業を行い、学科助手に「ギリギリすぎ!」と怒られたいい思い出があります。
短大卒業後はそんな愛の叱責をくださった学科助手の後輩として、学科研究室付の事務助手になりました。母校の学科事務助手は、学生生活のサポートや教員の補助業務、学校行事の運営補助などを担当する、学科の専門事務員のような存在でした。
助手は契約職員として4年務め、最後の担当学生たちの卒業と同時に私も助手を卒業し、次は不動産管理会社に正社員として転職しました。ここではシステム部門に配属され、RPA推進・開発やBIツール推進のサポート業務などを担当していました。また、趣味でイラストやデザインも勉強していたのですが、この時会社HP内のとあるコンテンツのバナーを作らせてもらったり、RPA導入促進のためにキャラクターを作ったりしたのはいい思い出です。今もこれらがHP上に存在しているのかどうかは分かりませんが。
その後コロナ禍を機に、Edtechスタートアップのatama plusに転職しました。派遣社員として入社をし、営業事務とカスタマーサポート、塾事業のサポート全般を担当していました。
atama plusでの日々は私に圧倒的成長をもたらしてくれましたが、派遣社員にとって一区切りでもある3年を超えたころ、今後の生活について考えたときに新しいステップに進みたいな、という思いが出てきて、ぼんやりと転職について考えはじめました。
その時はすぐに転職をする気はなかったのですが、たまたまatama plusの元同僚で私の母校に転職した方(Aさん)がいて、その人に誘われたことをきっかけに母校に職員として戻ることに決めました。これが2024年6月のことです。
ただ、古巣で働いているうちに、冒頭で述べた「Beingで仕事を選びたい」という気持ちがすごく強くなり、これまでのおよそ10年のサポート経験を活かせる場所と、自分の気持ちとマッチする場所を探したくなってしまいました。
そうして再転職先を探しはじめた2024年の11月ごろにテックタッチと出会い、翌年1月からカスタマーサポートとして就業をしています。
なぜBeing?
母校に戻ったきっかけとは、誘ってくれたAさんからの言葉でした。それまで私は、一度辞めた職場に職員として戻ることをまったく選択肢に入れていませんでした。ただ、Aさんから「いま大学内でやろうとしていることがある。それを実現するのに人手が必要で、来てくれたら嬉しい」という言葉をもらったことや、大学内でAさんたちが何をしようとしているのかを詳しく聞いて「私のこれまでの経験を生かせるかもしれない」「かつてお世話になった人たちとまた一緒に働けるかもしれない」という思いが生まれたことで、母校への転職を決めました。
ただ、入職して仕事をこなしていくうちに、残念ながらどうしても折り合いをつけることがむずかしいミスマッチが自分の中で生まれてしまいました。これは転職前に検知することがちょっと難しく、上長にも相談したもののなかなかうまくいかなかったので、申し訳なく思いつつも早々に再転職を検討することにしました。
このミスマッチの経験を活かし、「なぜマッチしなかったのか?」「自分は何がしたいのか?」「今後どうしていきたいのか?」などを書き出して、今後のライフステージの変化やキャリア形成なども視野に入れつつ考えていましたが、いろいろ考えた結果導き出せたのは「仕事はあくまで生活、日々の暮らしの一部でしかないから、仕事の時間もたのしく気持ちよくすこやかに過ごせる状態でありたい」という思想でした。
何がしたいのか、どんなキャリアを作りたいのかを考えれば考えるほど、いまいち自分にはピンとこなかったのです。
自分が一番経験したカスタマーサポートについて掘り下げてみましたが、
外に広がれば広がるほど、考えがとっちらかっています
転職を決め、「どういう環境で働きたいか?」を考えたときの付箋。
言葉が強いものもあり、当時のストレスの強さが垣間見えますね
ふつう「キャリアを考える」となると、「○年後までにこのポジションにいたい」とか、「こういうことができるようになりたい」とか、そういう考えが先に浮かぶかと思います。でも私はサポート一辺倒で来たからなのか、あるいは私自身の考え方の問題なのか、「自分がどうなっていたいか」「何をしたいのか」がさっぱり見えてきませんでした。
こんな状態で本当にまた転職できるのか……? と思っていたとき、私の悩みを知った別の元同僚(Bさん)から、仕事における「to do型」と「being型」という考え方と、それに関する本を教えてもらいました。
その本によると、「to do型」は何をしたいかに重きを置く人で、「being型」はどんな状態でありたいかに重きを置く人、とのこと。考えれば考えるほど、私はあきらかに「being型」だな、と思いました。
それを踏まえた上でもう一度考えてみると、「こういう課題を解決したい」とか「こういうものを売りたい」という目的がやっぱり私にはあまりなく、「自分にとって働きやすい場所で働きたい」とか、「社員の人がのびのび楽しそうに働いている場所で自分も働きたい」ということの方が思いつきました。なので、開き直ってその軸で転職先を探しました。
そうすると、自然とバリューやカルチャーがしっかり定まっているようなスタートアップ企業が候補に上がってきました。3社目で経験したatama plusがすごく働きやすかったこともありますし、学校法人で再度就業した際、学生に対して掲げる思想はあれどそこで働いている職員に対するものがなかったことも引っかかっていたので、社員をきちんと見てくれる会社がいい、と思ったのです。そうすると、自ずと選択肢は絞られました。
その中で、自分が会社の雰囲気に共感でき、私の考えに共感を示してくださったいくつかの企業さんから内定をいただくことができましたが、検討していた企業さんの最終面接結果待ちの段階で、私が転職活動をしていることを知ったさらに別の元同僚(Cさん)から、「転職活動してるって聞いたけど、うちどう?」と声をかけてくれた人がいました。このCさんというのが弊社の嶺山で、これがわたしとテックタッチの出会いでもありました。
なぜテックタッチ?
テックタッチはDAPを開発している会社ですが、当時の私はDAPというものを知りませんでした。会社HPやいろんな方のnoteや入社エントリを読んで「どうやらシステムのナビゲーションをしてくれるツールっぽい」ということは把握できましたが、本当のプロダクトの魅力を知れたのはオフラインで開催された採用ミートアップ(※)でした。
※採用ミートアップとは
オフィスで行われる、社員と採用候補者やテックタッチに興味を持ってくれた方とのライトな交流会のこと
たまたまカジュアル面談直後にこの採用ミートアップの開催予定があったので参加させてもらったのですが、社員の方と話していた流れで、予定にはなかったプロダクトのデモをご厚意で見せてもらいました。
その時にまず出てきた感想としては「これがあればどんなシステムも使いやすくなるじゃん!」でした。かつてヘルプデスクを担当していた時にお客様から受けた「この画面を見たいのにどこからいけばいいかわからない」「こういうことがしたくて、できるのは分かっているが、どこからできるのかがわからない」という問い合わせが脳裏に浮かび、ああ、あの時のあの人たちに使ってもらいたいシステムだ、と思えたのです。
加えて、「テックタッチ」ではRPAのように操作の自動化も可能です。2社目のシステム部門でRPAの導入サポートや開発サポートをしたかつての日々がよみがえり、「あのノーコードを謳うツールよりもっと直感的で使いやすいじゃん……!」と衝撃を受けました。とはいえ、自動化の範囲が及ぶのは導入システム上だけなので、RPAのように他システムや他ソフト、他サイトにまたがっての利用は難しいですが、それでも、利用システム上での定型操作を直感的な操作で比較的簡単に自動化できるのは、それを補ってあまりある利点なのではと思いました。
採用ミートアップに参加して1時間あまり、私はすっかり「テックタッチ」が大好きになっていました。それまで「自分が働きやすいと思える場所で働きたい」「ほかの人も楽しく働いているところですこやかに働きたい」が仕事探しの軸だった私の前に、「このプロダクトをたくさんの人に使ってほしい」という「do」の感情も生まれました。これは完全に棚ぼたでしたが、それまでの自分にはピンとこなかった感情も、出会いさえあれば自然と沸いてくるんだなと思いました。
テックタッチを選んだポイントはほかにもあります。
弊社はまず、代表の井無田が「仕事を楽しいものにする」という想いで起業を目指した結果できた会社です。そして、弊社のバリューには「いつでもごきげん」というものがあります。先に挙げた「社員の人がのびのび楽しそうに働いている場所で自分も働きたい」という自分の思想に一番マッチしている、と思ったのがこのバリューでした。
ごきげんで働くことを掲げている会社に入ってくる人たちが、日々ごきげんでないわけがないですよね。よしんばごきげんじゃない時があったとしても、でも「ごきげんであろうとする」ことはきっとするはず。私もここでごきげんになりたい、ごきげんにすこやかに働きたい、と素直に思いました。
もうひとつは、キャリア形成についてです。入社前に嶺山から聞いていたのは、「テックタッチでは、テックタッチにいる間も、辞めたとしても、この先の自分のなりたい姿を見据えてキャリア支援をしてくれる」ということでした。……え、そんなことある??
キャリア支援って、その会社で社員に活躍してもらうために、会社を大きくするために行う投資だと思っていたんですけど、その社員が辞めて次のステップへ進む先のことを見据えていいの? 見据えさせてくれるの?? と驚いたことを覚えています。
実際に入社して、マネージャーからは嶺山とほとんど同じことを言われました。今後のキャリアをどう考えているか、この先どういう状態になっていたいか。その問いに対して私は、転職活動を通じて少し見えてきた、その時点で興味を持っている職種について答えました。実はそれは配属されたカスタマーサポートとは少し違う職種でしたが、マネージャーやメンターはそれに対し、「じゃあ1年後くらいにその職種へコンバートすることを見越して、今のポジションではこういうタスクをメインで取っていって、こういうスキルを伸ばしていってみよう」と具体の道筋を提示してくれたんです。
ふつう、採用のときは「会社のリソースとして、このポジションでこういうことをしてほしい」という想定があって人を採用するものだと思います。なので正直、自分で言っておきながら「想定されているポジションじゃない職種を答えるのって、社員としてどうなんだ」と思っていました——が、返ってきた答えを聞いて、「あ、この会社では『やりたい』って言ったことはガチでやらせてもらえるんだ。マジなんだ。マジか……(嬉しい驚き)」と改めて思いました。
会社が、人が、自分に対して本当に真摯に向き合ってくれていることがこんなに嬉しいことなのかと思うと同時に、その向き合いに対して自分も期待されている成果をしっかり挙げる、あるいは期待されている以上の働きができるようになって返したい、と思いました。
たのしく、すこやかに
そんなわけで入社して2ヶ月あまりが経ちましたが、テックタッチ入社前と入社後でギャップを感じることもほとんどなく、今のところ期待した通りの環境で期待したようにたのしくすこやかに働けていると感じています。そして先述の「このプロダクトをたくさんの人に使ってほしい」のほかに、「こんなことできたらいいな」「今後こんなことに挑戦してみたいな」というdoの気持ちがどんどん湧き上がってきています。Beingで会社を選んだ結果がこんな風につながると思っていなかったので、前述の言葉と被りますがこれは完全に嬉しい誤算でした。
今後は自分の中に生まれた「やってみたいこと」を実現させるため、より一層頑張っていこう、と気合十分で腕まくりをしているところです。
テックタッチに出会うまでのあいだ、私はかつての同僚たちに本当にたくさんたくさん助けてもらいました。いままで歩んできた道筋が全部つながっているんだなあ、と、この記事を書きながら改めて感慨深く思っています。
もしこの記事を読んでくださったあなたが、転職に際して気になることがあったり、いまいちピンとこないことがあっても、自分の中の譲れないものをしっかり見極めて、それを突き詰めていってみてほしいです。きっとどこかにあなたの思想とマッチする会社があると思いますし、願わくばそれがテックタッチだったらいいなあ、と私は思っています。