スマートラウンドは未上場株式のセカンダリー・プラットフォームを作ります!|スマートラウンド
いつも大変お世話になっております。スマートラウンド代表の砂川です。 長らく周囲の皆さんから、スマートラウンドは未上場株式のセカンダリーをやらないの?と聞かれ続けてきました。そのたびに、少しはぐらかして「やるかもねー」くらいの感じでお話ししてきました。 ...
https://note.com/smartround/n/nc9b59f06091a
※本投稿は2025年4月25日のnoteより内容を転載しております。
こんにちは!スマートラウンドでPRを担当しています、勝山です。
今回は、未上場株式のセカンダリープラットフォーム実現に向けた子会社で内部監査部長として活躍する丸山晶彦さんに、これまでのキャリアやスマートラウンド入社のきっかけ、これからどうしていきたいかなどをインタビューしました。
外資系信託銀行・大手証券会社・地方の証券会社で、投資銀行業務・コンプライアンス・商品企画などをご経験されたまさに金融漬けのキャリアと、そんな丸山さんが目指すアツい未来をたっぷりお届けします!
丸山晶彦(2024年8月入社)
2012年、ステート・ストリート信託銀行株式会社に入社。その後、ブラックロック・ジャパン株式会社、みずほ証券株式会社、地元である北海道の地場証券会社を経験し、その間投資銀行、コンプライアンス、商品企画などに従事。その後、M&A仲介会社を経て、株式会社スマートラウンドに参画。カナダセントメアリーズ大学卒業。
スマートラウンド証券※ の丸山です。
※現時点の商号は株式会社スマートラウンド戦略事業準備会社とし、第一種金融商品取引業(非上場有価証券特例仲介等業務)の登録完了後に商号変更を行う予定です。
元々は外資系信託銀行でキャリアをスタートさせ、大手証券会社や地方の証券会社で投資銀行業務・コンプライアンス・商品企画などを経験してきました。現在は北海道を拠点に置きながら、スマートラウンドで主に内部管理・監査の担当として未公開株のセカンダリー取引という新しい事業の立ち上げに挑戦しています。
生まれも育ちも北海道なんですが、ドメスティックな環境が嫌で一旦道外の大学に進学し、さらに海外留学にも関心があったので、カナダの大学に編入しました。
留学前は金融にそこまで興味がなかったのですが、その大学はファイナンスや会計といったビジネスの科目が充実していて、学んでみたら面白いと思うようになっていきました。
中でもファイナンスには特に興味を持つことができて、他の生徒や先生方と話す中で自然と金融機関の仕事やM&Aに憧れるようになりました。
帰国後、キャリアの前半はいくつかの大手金融機関で働きました。
新卒ではステート・ストリート信託銀行株式会社に就職して運用会社のバックオフィス業務をしたあと、ステップアップのためにブラックロック・ジャパン株式会社に転職しました。
ブラックロックでは投資信託を銀行や証券に取り扱ってもらうよう営業する仕事をしていました。ただ元々は投資銀行業務がしたかったので、その後思い切ってみずほ証券株式会社にさらに転職しています。
みずほ証券では売出外債と呼ばれる個人向けの外国債券を組成する部署で、営業や審査部と連携しながら毎月100億単位の債券を組成していました。環境に恵まれたこともあって、この頃には大きなプロジェクトも経験できました。
一方で後半は、故郷の北海道で働いています。帰ることになったタイミングで、FPL証券という社員が10人くらいだった地場の証券会社に入社しました。当初は広く事務を担当していたのですが、少し経った頃に取締役コンプライアンス部長の立場を任せていただけることになりました。
この時は金融庁や北海道財務局といった当局とのやりとりも経験したんですが、少人数でずっと動いていたこともあり、整っていない部分に厳しい指摘を受けることもありました。
コンプライアンスの担当としてはできれば保守的な判断をしたいところが多くあるわけですが、会社としてはまだまだビジネスを拡大したい。そのバランスの難しさを本当に感じました。
内部管理のことで知らないことが多かったことに気づいたり、経営の観点から見えることも多くて、この時の経験が今ベースになっているとも感じます。
その後、個人的な縁もあって、北海道のもう一つの証券会社である北洋証券に転職しました。私は商品企画部の管理職として、他部署も兼務しながら働いていました。
この頃は本当に広い範囲の仕事を任せていただいていたので、商品導入や仕組債の組成もしながら、企画や内部管理にも首を突っ込むようなことをさせていただいてました。
それから実は思い切って直近でM&A仲介の会社にいたこともあるんですが、あまりにもこれまでの仕事のやりかたと違いすぎて、割とすぐに「これは自分には向いていないかもしれない」と思いました。
本当にヘタレだったなと自分でも反省しています(笑)
北海道は金融機関も限られているので、ゆっくり新しい選択肢を探していました。
弊社の砂川が書いたセカンダリー取引についての記事を偶然見つけたんです。
これまでの証券会社のキャリアでは未公開株に触れる機会が無かったんです。
そもそも未公開株でどんな取引がされているかも分からない。そんな中この記事を読んだときは、かなり衝撃的でした。「この話が実現できたらめちゃくちゃ面白そうだな」と思い、もっと詳しく話を聞きたいし、できれば参加してこれまでの金融とM&Aの経験を活かしたいと思いました。
スマートラウンドに入っていろんな人と話してみて、「若いけど、若すぎないのが良いな」というのがまず受けた印象です。
私がこれまで働いていた証券会社などはシニアな方が多かったので、年齢だけで見ると圧倒的に若い。一方で社会人としての成熟度が高い人が多く、お互いに気を使いながらも皆それぞれ自分がやるべきことを理解して進めている雰囲気があってそこが素晴らしいと思っています。
それと「不要なブレーキがない」のもいいですね。いい意味で組織がコンパクトなので、手続きが面倒だったり、いろんな人に気を使いすぎることもないので、意思決定が速いと感じています。より本質的な仕事に集中できる文化が根付いていますよね。
一方で、スタートアップならではかもしれませんが、金融大手と比べると「仕組みが整いきっていない感」はあります。ただ要望は言いやすい雰囲気があるので大きな問題には感じていません。
未公開株のセカンダリー取引を取扱う証券会社の立ち上げ準備に携わっているのですが、私は入社以来、証券会社の認可を申請する書面を準備していたり、最近では内部監査部長としてスマートラウンド本体を含めたルールの整備を進めているところです。
これまでコンプライアンスをはじめ、事務も営業も企画も経験してきたので、証券業務への総合的な理解が活かせると思っています。
未公開株のセカンダリー取引がもっと認知されるきっかけになればいいなと思っています。証券会社にいても分からなかったくらいなので、ほとんどの人がスタートアップの未公開株の取引慣行は知らないと思っています。
そこがもっと知られるきっかけになればいいと思いますし、中でもさらに「セカンダリーと言えばスマートラウンド」と認知される存在になりたいですね。
さらに内部監査部長というのは伝統的な証券会社ではあまり表に出ない役割かもしれませんが、証券業務への広い理解と、冷静な第三者の視点が求められるポジションだと思っています。
特にセカンダリー取引というのはこれまでのルールだけでは対応できない部分もあるため、私も新しい知識を吸収してセカンダリーにフィットした「安全装置」として機能したいと考えています。
セカンダリーのメンバーは皆さん人柄はもちろんですが、意欲・実力ともに持った人が揃った印象で、将来的にさまざまな展開が期待できると思っています。
そんなチームが不要なリスクに足を掬われないように、内部監査の立場からきちんと牽制できるよう、これまでの自分の経験をどんどん活かして貢献していきたいですね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!