私たちは、お客様に寄り添い、信頼され、選ばれ続けるホテルを目指しています。当社では、ホテルの最大の商品は「人」であると考えています。働くスタッフの笑顔とおもてなしの心を大切に、宿泊特化型ホテルのオンリーワンブランドになるべく、今後も進化を続けます。
今回は本社にて、社内SEを担当する矢口さんにインタビューを実施。当社に転職を決めた理由や、今後のキャリアビジョンなどを伺いました!
【プロフィール】
矢口 瑞希:複数の事業会社で社内SE業務に従事したのち、2025年5月に京王プレッソインへ入社。
エンジニア歴20年。転職の決め手は「丁寧で誠実な対応」
――これまでのご経歴と、京王プレッソインへ入社したきっかけを教えてください。
学生時代にITコンサルティング会社でアルバイトをしたことが、IT業界に関心を持つきっかけに。将来性の高さにも惹かれ、エンジニアとしての道を選びました。
卒業後は、通信会社などの事業会社で社内SEとして勤務。ネットワーク関連の業務をはじめ、社内向けの営業支援ツールの開発や、Excel・Accessを用いた業務支援ツールのメンテナンスなど、幅広い領域に携わってきました。エンジニアとしてのキャリアは、およそ20年になります。
転職のきっかけは、前職で組織体制の変更があり、会社の雰囲気が大きく変わってしまったことです。自分の価値観に合う環境で、もう一度新たなチャレンジがしたいと思い、転職活動を始めました。企業選びでは、「どんな人と働くか」を大切にしていて、職場の雰囲気やコミュニケーションの取りやすさを重視していました。
京王プレッソインは、面接の際の対応が非常に丁寧で、こちらの質問に対しても現状や課題、そして「今後どうしていきたいか」というビジョンまで率直に話してくださったことが、印象に残っています。誠実な姿勢に安心感を覚え、この会社で働きたいと思いました。
――入社後のキャッチアップ期間は、どのように過ごされましたか?
まずはネットワーク構成図を見ながら、社内で使われているシステム全体を一通り教えていただきました。その後は現場研修として、実際に店舗での業務を見学しました。
店舗では、スタッフの方がどのようにシステムを活用しているか、夜間の締め作業がどう行われているのかなど、細かい部分まで見せていただきました。そうした実地での観察を通じて、「ここをこう変えれば、もっと使いやすくなるのでは?」といった改善のヒントを得ることができました。その気づきを持ち帰り、自分の担当外のシステムであっても、該当の担当者と連携しながら、現場にとってより良い形になるよう働きかけています。
日々の新たな発見が、IT推進課として社内SEの仕事のやりがい
――ホテル業界のシステムには、他の業界とは違った特徴があると思いますが、いかがでしょうか?
一般企業と比べて、ホテルではネットワーク機器の数が多く、アクセスポイントの数も膨大です。例えば、回線が途切れてしまうと、業務に支障をきたすだけでなく、お客様にもご迷惑をおかけしてしまうため、冗長化構成を組むなど安定稼働ができる取り組みをされています。
これまでのキャリアで培ってきた知識は、基本的にそのまま活かせていますが、ネットワークの規模が大きいため、新たに学ぶことも少なくありません。
――IT推進部としてのやりがいについて教えてください。
面白さを感じるのは、日々新しい発見があることですね。最適解は1つではなく、他の人の設定方法を見ることで、「こんなやり方もあるんだ」と学ぶことがよくあります。
入社して間もない頃、ネットワーク機器の入れ替えを行った際に、一部設定が不足していて通信がうまくいかないトラブルが発生しました。協力会社とともに原因を探り、設定を修正いただくことで無事に解決できましたが、複数の企業が関わるなかで「誰に何を確認するべきか」「どう連携を取るか」を実体験として学べたのは大きな経験でした。
個人的には、トラブルなどイレギュラーな事態が発生した際には、まず落ち着いて時系列を整理することを大切にしています。「何が起きて、何がどう変わったのか」を冷静に追っていくことで、原因の見当をつけやすくなります。手順を踏んで調べ、必要であれば切り戻し対応を行う。この一つひとつの積み重ねが、信頼されるシステム担当者としての力につながっていると感じています。
関わるすべての人が快適に働ける環境を目指して
――チームや社内の雰囲気についてはいかがでしょうか?
とても落ち着いていて、穏やかな方が多いですね。ホテル業界出身者もいれば、別の業界から来た方もいて、バックグラウンドはさまざまです。分からないことがあったときに相談すると、たとえその人が答えられなくても、「この人に聞けば分かるよ」と適切なエスカレーション先を教えてもらえます。
基本的に全員が出社しているので、顔を合わせて話せるのは大きな安心材料です。チームミーティングやチャットツール、プロジェクト管理ツールを活用して、お互いの業務状況を「見える化」している点も良いですね。
また、店舗スタッフだけでなく、本社のメンバーも言葉遣いや対応がとても丁寧です。その文化に触れて、自分自身も日々丁寧な応対を心がけるようになりました。
――働きやすさやワークライフバランスについて教えてください。
システムトラブルがなければ、基本的に定時で退社できるため、プライベートの時間も確保しやすく、働きやすい環境です。
また、店舗に出向く機会が多いのも当社ならではの特徴かもしれません。設定変更やネットワーク機器の入れ替えなどがある際に店舗に行くことがありますが、店舗は都内に集中しているため移動がしやすく、現場での確認がすぐにできる点は仕事のスピードアップにもつながっています。
さらに、会社全体が新技術の導入に積極的なため、新しいことに挑戦するのが好きな私には、とても合っていると感じています。
――今後のキャリアビジョンをお聞かせください。
今は現場の技術者として業務に携わっていますが、将来的には、京王プレッソインのシステム全体を理解したうえで、マネジメントにもチャレンジしたいと考えています。
前職ではプロジェクトマネジャーも経験しましたが、やはり現場を知っている人がマネジメントをすることで、「なぜこの作業が必要なのか」「どのタスクを優先すべきか」といった判断が的確になります。
会社全体でDXが進むなか、新しい技術やトレンドを積極的に取り入れ、関わるすべての人がより快適に業務を行える環境を整えていきたいですね。
チームで支え合えるから、不安なく働ける
――新しく入社される方へのサポート体制はどのようになっていますか?
新しく入社した方には、先輩社員がついてOJTで丁寧に指導する体制があります。また、過去のトラブル対応事例をまとめたデータベースも整備されており、それを参考にしながら、困ったときには一緒に考えて解決していくスタンスです。
私自身も、「迷ったら必ず確認を取る」「憶測で判断しない」ことを常に意識しています。技術関連の仕事は、マニュアルが存在しない場面も多いですが、そうした状況でもチームで支え合いながら仕事を進めていける風土が根付いていると感じています。
――京王プレッソインのIT推進課の仕事に関して、どのような方が活躍できると思いますか?
担当する業務にもよりますが、ネットワークの知識やシステムの受け入れテストの経験がある方は、よりスムーズに業務に馴染めると思います。
また、分からないことを素直に確認できる方や、新しいことを積極的に学ぶ姿勢を持っている方は、この仕事に向いていると思います。店舗や他部門、協力会社などとの連携も多いため、コミュニケーション能力も欠かせない要素ですね。
――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!
転職は大きな決断であり、不安も多いかと思います。ですが、もしご縁があって一緒に働くことになった際には、不安が少しでも早く解消できるよう、チーム全体でしっかりサポートしていきます。
当社は穏やかで優しい方が多く、困ったときには手を差し伸べてくれる、温かい雰囲気があります。安心してチャレンジしていただけたら嬉しいです!