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経営・デザイン一体化推進事業の最終成果発表会が行われました

令和4年3月11日に企業経営者、ビジネスパーソンの方を対象に『関西デザ経 成果発表会2022』と題したイベントを開催いたしました。

本イベントは『関西デザ経 成果発表会2022』は「経営・デザイン一体化推進事業(デザ経)」の集大成の場であり、「実際の中小企業事業者がイノベーションに取り組んだドキュメンタリーの発表の場」となりました。

近畿経済産業局主催、三井住友銀行株式会社協力、企画/運営SASIで、約半年間開催されたプログラムである、「経営・デザイン一体化推進事業(デザ経)」。
2021年10月から関西の中小企業8社に対して、デザイン経営のセッションやデザインワークを実施。 目指したいデザイン経営の概要やアート思考などを学び、実践的かつ持続的なデザイン経営の基礎を行ってきました。8社がデザイン経営の実践によって、変わりゆく様を示し、結果を出すことで「魂(アイデンティティ) から発露するデザイン経営」を関西に浸透させるための事業です。


実施内容

3月11日のイベント当日は、当社が伴走を行った関西企業8社それぞれがいかに各々のアイデンティティと向かい合い、デザイン経営の基盤を築いたのかを紹介しました。さらに、株式会社ジャクエツ代表取締役の徳本達郎氏、株式会社三井住友銀行理事の池田敏男氏をお招きし、デザイン経営の本質価値についてのクロストークを公開。

イベントを開催しての発表の目的は、経営者の曖昧であったアイデンティティから発露する内発的動機を引き出し、社会への問い (アート)を実現するために、ディレクターやデザイナーと共に、試行錯誤しながら苦悩しつつも前に進む姿を表すことでした。デザインの発表のみではなく、経営者の気持ちの変遷や試行錯誤、社内プレゼンやフィードバックなどから、何を得て、どこに進もうと心が固まってきたかの様子を表すことで、魂までしみたデザイン経営の基礎のあり方を共有できるという考えに基づいています。

2018年に特許庁より「デザイン経営宣言」が発表されてから、経営にデザインを活かす企業は増えています。しかし、あるべき姿や実効力が定義されることなく、持続的なデザイン経営が実現しないケースも多々見られるのが現状です。その中でSASIは、特許庁による「デザイン経営」の本質を見出し、地方中小企業にむけて自社の存在価値であるアイデンティティに基づくデザイン経営を提示する役割を担っていきます。

デザ経の取り組みは、デザインの果たす役割や、経営者が大切にすべきマインド、失敗を繰り返しながらも前に進むリアルを、そしてデザイナーと伴走しながら活路を見出しつつある企業の姿を浮き彫りにしています。関西の中小企業8社とともに、単なるスタイリングとしてのデザイン活用ではなく、アイデンティティと社会変革をつなげるための試行錯誤にデザインを使い、企業の関係人口(ファン)を増やす活動としてのデザイン経営のあり方を示すことで、「デザイン経営とは何か」という問いの大きな解を発信する機会となりました。

【開催概要】
日時:令和4年3月11日13:30-18:10
場所:@杉江能舞台

【参加企業(順不同)】
ハードロック工業株式会社
サワダ精密株式会社
株式会社水田製作所
株式会社濱田
山科精機株式会社
トーヨーメタル株式会社
生野金属株式会
株式会社つぼ市製茶本舗

▼ – 当日の模様については、下記リンクよりアーカイブ動画をご覧ください。

https://sasi-d.com/kansai-design-keiei-2022/

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