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【note投稿しました】僕が「綺麗事」から抜け出した瞬間 by 代表 杉岡 侑也

「僕はずっと、“上手く聞こえる言葉”を武器にしてきました。だからこそ、心のどこかで、ずっと自分に嘘をついてる感覚と共に大人になりました。」
批判を恐れず発信する勇気を持つこと。

でも、批判と向き合うって難しい。
でも、新たな気づきがないと、成長はない。

気づきが、自分を成長させる。
そんなのは頭では理解してんのよ!
だからこそ、葛藤があるんですよーー!
今日は、成長したい。
でも指摘を受けるって怖い。難しい。
そんな等身大な話をしたいと思います。

妻、ちぐさ初めてのスノボの日
もう7年も前ですが変わらないね!綺麗だ!

「うまくやろう」とするほど、言葉は遠ざかっていった

僕は営業マンからキャリアをスタートさせました。
どうすれば相手に興味を持ってもらえるか。
どうすれば心に響く言葉を伝えられるか。
日々トライし続けていました。
流行りのトークを。
相手の関心事をリサーチし。
あの手この手でアプローチする。
それは成果を出す上で大切なスキルだし、結果が出てきた一つ。
でも、どこかで「胡散臭いな」「上辺だけだな」と感じている自分がいました。
薄っぺらい言葉を重ねる自覚があったからこそ、心の奥底で自己嫌悪が湧いてくる。
にもかかわらず、「〜とか」「〜など」「〜かもしれません」
と曖昧に話すことで、どこかで“批判されることから逃げよう”としていた自分から抜け出せずにいました。
多分一言で言うと、自信がなかった。
だからこそ、あえて言い切らず、逃げ道を残す。それが習慣になっていました。

「そんな綺麗事いいから、本音を言ってよ」

ある日、尊敬する経営者から、一言。
真正面から問いかけられました。

「そんな綺麗事いいから、心から思っていることって何なの?」

この一言が、僕の心にグサリと刺さりました。
全く動けない、額に流れる汗だけを感じる時間。

あーーーーーーー不快。
信じられないくらい不快。

言い訳はできませんでした。
悔しかった。

当時すでに今経営しているMiLを創業していました。
オーガニックがー
手仕事がー
子供達のー
いやー恥ずかしい。
自分の言葉に、自分の行動に、本気の熱量が宿っていなかったことを痛いほど思い知らされた瞬間でした。

「シャープで本質的」に惹かれる僕

昔から、シャープで本質的で、それでいてその人らしい言葉や振る舞いをする人たち。
流行りやテクニックに流されず、自分の内側から湧き出る言葉で語る。
飾らないのに魅力的。
計算されていないのに心を打つ。
そんな彼らの姿に、強く惹かれた。
自分も、そうなりたい。
そう強く願う心と裏腹に、口から出てくるのは”っぽいふわふわした言葉たち”
その人らしい言葉、振る舞い、それを支える経験。
自身がない僕は、多分これを手に入れたかった。
創業から経験したたくさんの痛みを乗り越えてきた力の源泉は、ここにあったかもしれないなと思うほど焦がれてました。

自分と向き合う痛み。そして、深い発見

心からの言葉を発するには、まず自分自身と深く向き合う必要がありました。
「自分は何者なのか」
「何を感じているのか」
「何を伝えたいのか」
過去の弱さや未熟さ、見ないふりをしていたコンプレックスや逃げ癖とも、正面から向き合う必要がある。
それは、時にとても苦しく、痛みを伴うプロセス。
でも、まだ途中ですが、その中で得たものは、かけがえのないものでした。
共感は、完璧なプレゼンや完璧な理屈からは生まれない。
むしろ「弱さ」や「揺らぎ」を正直に語った時の方が、人は心を開いてくれるものです。
少なくとも自分を振り返ると、“っぽい感じの人”として人に付き合っていただいていたのは、臆病で、批判を恐れ、誰にも嫌われたくない見栄っぱりなだけだったなと思います。
あぁ、しんどい。笑

「批判されるリスク」は「成長の機会」に変わる

言い切った発信は、時に批判されることはあります。
でも、自分の「内側」から発した言葉に対する批判は、上辺への否定とはまったく違う性質のものです。
「なぜこの批判が来たのか?」
「伝え方に問題があったのか?」
「まだ自分の思考が浅かったのか?」
そう問い直すことで、思考は深まり、表現は研ぎ澄まされていく。
批判を通して、言葉は磨かれていく。そして自分自身が磨かれていく。
この勇気こそが、傷つくけれども、自分を成長させるんだなと思います。

言い切ることの怖さと、向き合い続ける覚悟

僕は、「〜かも」「〜など」と曖昧にぼかすことで、自分を守っていました。
でも今は、怖さを感じながらも、言い切る覚悟を持つことを大切にしています。
それは、自分と向き合い、自分の言葉に責任を持つということだからです。
私たちはいつだって、誰かとコミュニケーションを取っています。
その発信こそが、自分らしい自分に出会う唯一の方法だと思います。

カント(哲学者)は「人は違いを通じてしか世界を捉えられない」と言った。
フェルディナン・ド・ソシュール(言語学者)も「言葉の意味は“差異”から生まれる」と説いた。

僕は今も、怖さを抱えながらも発信している。
でも、発信する言葉一つひとつに、怖さを捨てて勇気を持って言い切る習慣が宿ると、差異を見出すことができ、より自分に深く理解が及ぶようになると学んだから続ける。
私が感覚的に、”ペラい。”それに危機感を持っていたのは、この連続を自分に作ることができてなく、成長していない感じがしたからです。
これからも、時に怖さを感じながらも、心からの言葉を紡ぎ、発信し続ける勇気を持ち、摩擦と明確な差異を認識しながら、自分を知り、自分らしい自分を目指していきたいと思います。
誰かの何かのヒントになるといいな。
また次回!

  • “共に悩む”という体験価値のデザインに挑戦する
  • 商品開発とブランド体験をあえてごちゃっと混ぜる
  • AI時代における“人にしかできない価値”を問う
  • お客様と真っ直ぐ向き合える組織文化とチーム

the kindest というブランドは、子育てをしている親御さんの隣に立ち、
「あなたの選択は、きっと正しい」と伝えられるブランドでありたい。
もし、そんな未来を一緒につくってみたいと思ってくださった方がいたら、
ぜひ一度、MiLの採用ページをのぞいてみてください。
“何を選ぶか”ではなく、“悩み選ぶプロセスを共にする”。
そんな価値観で仕事をしたい方、ご応募お待ちしております。

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