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目次
一人ひとりの想いと、会社を通した自己実現の関係性を考えてみた
MiLはもっと遠い未来に、やっとできたと言える日がくる
死ねない、終われない人生
一人ひとりの想いを、未来につなげる
最後に
一人ひとりの想いと、会社を通した自己実現の関係性を考えてみた
最近、社内での何気ない会話が、実はとても深い気づきや学びにつながることが増えてきたように感じています。
人数が増えて、チャレンジが大きくなって、楽しいことが増えた一方で悩みも増えてきました。
そんな中、ある日、◯◯さんと話す機会がありました。
とても示唆に富む、心動かされる対話でした。
その中で、私が一番強く印象に残ったのが、◯◯さんがこう語った場面。
「私は、孤独や生きづらさを感じている人の力になりたい。
根深く、構造的な社会課題に向き合って、それを本当に変えていけるようなビジネスマンでありたい。」
その言葉を聞いた瞬間、私は深く頷いていました。
本当に、まったくその通りだと思う。
そして同時に、僕はとても反省していました。
◯◯さんはその後に、こんなふうにも話してくれました。
「でも、MiLって“the kindest”というブランドがあって、明確にターゲットもあって、今はそこに向き合ってる。
だから自分が感じている“社会の痛み“は、どこか別のチーム、別の場所で取り組むことなんだと頭で整理してしまっていた。」
たしかにMiLは今、「the kindest」を軸に、子育て期の家族を中心にしたサービスを届けています。
そしてターゲットも世界観も明確に整理されてきている。
でも、それがMiLの“全部“だと伝わってしまっていたのだとしたら、
それは、自分の責任だなと、深く思いました。
MiLはもっと遠い未来に、やっとできたと言える日がくる
MiLのミッション──「Journey of Well-being」は、とても抽象度が高く、包括的なものにしました。
それは意図的でした。
なぜなら、私たちが支えたいのは、“子どもがいる家族“に限らない。
人生をよりよく生きようとする、すべての人に、誇れるサービスを届けていきたいと思っているからです。
けれど、今は「the kindest」という“ひとつの解像度“が前に立ち、MiLの全体像がそこに閉じて見えてしまっている側面もある。
それを、◯◯さんとの対話で痛感しました。
死ねない、終われない人生
“考える時間“が生まれた社会に、どう向き合うか私たちは今、「簡単に死ねない社会」に向かっています。
医療が発達し、寿命は延びる。
AIが仕事を代替し、効率は上がる。
その結果、人は“余白“を手にします。
そしてその余白の中で、問うことになります。
「私は、なぜ生きているのだろう?」これは一部の人の特権的な悩みではありません。
スマートフォンがすべての人に届いたように、こうした“問い“も、社会の隅々にまで行き渡るはずです。
一人ひとりの想いを、未来につなげる
MiLは、一人ひとりの困りごとや課題、つまり“点”を大切にしています。
でも、それだけでは課題解決がワンイシューで終わってしまう。
だからこそ、点を線に、線を面に。
一つの想いを、社会全体に広がる価値へとつなげていく必要があります。
ネスレの話をしてみようと思います。
ネスレはアフリカで、こんな取り組みをしています。
井戸を掘り、水をきれいにし、牛を飼わせてミルクを搾らせる。
そのミルクを売る市場や道まで整備する。
一方から見れば「自社の市場を作るマーケティングだ」と言われるかもしれません。
でも、もう一方から見ればどうか。
何もなかった場所に雇用が生まれ、飢餓と病気が減り、人が生きられる環境ができた。どちらの視点も持ちながら、それでも私たちは後者のような存在でありたいと願っています。
私は28歳のときに、いくつかの社会課題を解決したくてMiLを始めました。
でも歩みを進めるうちに、さらに多くの社会課題に心が向かっていくだろうとも思っていました。
だからこそ私は、株式会社という“仕組み“を選びました。
想いだけではなく、金も人も集め、武器を持つこと。
それがより多くの「解決」に向かう道だと思ったから。
そしてそれは、メンバーひとりひとりが持っている“課題意識“を、MiLという船に乗せて叶えられるようにしたいという想いにもつながってると思っています。
最後に
みんなが心の中で感じている課題。
それは今、MiLが取り組んでいる文脈とは違うかもしれない。
でも、それでいいと思っています。
the kindestの船を進めれば進めるほど、MiL、私たちは“武器“を手にします。
リソースも、信頼も、仕組みも。
それらを使って、いつかみんなのその課題にも、きっと正面から向き合える。
MiLという会社は、もっと広く、もっと長く、たくさんの航路をつくるためのみんなの船です。
将来、その航路のひとつが、みんなの“点”につながることを、私は本気で信じてます。
だからこそ、今、目の前の事業に集中し、価値を生み、力を蓄えていきたいと思います。
みんなのその“点”を、ぜひ大切にして欲しいです。
そしていつか、それが未来につながっていく日が来る!
その日を、みんなと一緒に迎えたいと思っています。
【noteはこちら】https://note.com/milyuya