前編では、株式会社MiLが展開する事業やこれからの展開についてインタビューしましたが、夫婦で事業の立ち上げをされているという事でその経緯などを聞いていきたいと思います!!
前編を未だ読んでない方はこちら
夫婦で事業をスタートした経緯を教えてください
杉岡侑也:MiLの事業領域を決めた話(前編参照)と重複する部分があるのですが、元々は妻のキャリアが保育×障害小児×介護とかなり尖っていて、現場での課題や経験が事業選びのキッカケになっています。
夫婦という関係ですが、その道のプロフェッショナルとして働いてきた妻を改めて口説く形で協力を得ました。笑
紀千草:普段から仕事でもプライベートでも、一緒に行動を共にする事が多かったので、私は正直、気がついたら一緒にやっていた。という認識です。笑
ただ、杉岡の言うとおり介護の現場において、皆さんが特に悩んでいたのは食事でした。
実際の現場では、運動をする事ができなかったり、太りやすい体質だったり、栄養の摂取がうまくできないといった食に関する課題を常に感じていました。
一方でそれを解決するサービスだったり、正しい知識が少ないという事実を一番知っていたので、この事業をやる事にはとても前向きでした。
一緒に事業を始める事に抵抗とかはなかった?
紀千草:価値観がやっぱり全然違うので、初めはぶつかることもたくさんありました。笑
私は優柔不断で安定志向でしたが、杉岡は即決、即行動、人生もベンチャーだー!って感じなので(笑)全く逆の考え方でした。
だからこそ、「相手視点」で考えることを大事にしてきました。彼ならどういう風に考えるだろうか。
とか。
あとは、、、、、慣れですね(笑)
杉岡侑也:僕は一切なかったですね!(きっぱり)
結婚する前から友達のようであり、恋人のようであり、家族のようであり、
仕事の相談もできる間柄だったので今も気を使わず仕事させてもらってます。
いい意味でも全く違う価値観と経験をしてきているので、
彼女の知見に対して僕の知見がほぼゼロなのでプライドゼロで言いなりになれるのが秘訣かと。笑
紀千草:言いなりって(笑)それこっちのセリフ!!!!!!
やってみて良かった事はありましたか?
紀千草:とにかく自信がないし、やったことないことばかりだったので不安だらけでした。
介護をしていた時は、名刺持つこともヒールを履くこともなかったので笑
でも、色々やってみると「自分でもこんなことできたんだ!」って新しい発見があったり、
私生活においても色々チャレンジするようになったので、辛いこともあるけど、
良いこともたくさん経験できています。これも彼のおかげですね!
あ、あとは彼のことをより理解できる様になったと思います。
時間の使い方とか、仕事で大事にしていることとかもろもろ!!
そして、一番は、これまで会うことのなかった方に日々会うようになって、視野は一気に広がった感覚があります。
近い関係だからこそ大切にしている事
紀千草:やはり彼をサポートする事を意識しています。
個人として、考えや意見を持つことは大切にしていますが、
経営に関しては彼の考えを大事にして仕事をすることを心がけていますね。
会食などの場面でも、私のおバカがバレないように心がけてます笑
あとは、家ではリラックできるようにとか、思考がまとまるように話聞いてあげたりとか。
一緒に仕事をする前は、帰ってきたら脱衣所に呼ばれて、彼が湯船に浸かりながら今日一日あったことを話すってことが日課でした。それはいまだにやっていることです。
杉岡侑也:いやー、僕もでしゃばらないように千草を立ててと思ってるのですが、気がついたら僕が話してますね笑
僕が一番は大切にしてるのは感謝を伝えることですね!
やはり、当たり前になると良くないです。彼女だけではありませんが、みんなに支えてもらって今があるので、とにかく一番近い彼女には特に感謝を伝える努力をしようとは心がけてます。
“心がけては”います。笑
現在は全く未経験な広報として活躍している奥様
紀千草:初めはためらうことがありすぎるくらいたくさんあったけど、「まずは試してみればいいよ!」と言われたので挑戦してみました。もちろん未経験だし素人なので、みなさんに協力してもらいながら頑張ってます。
失敗するのはすごく怖いけど、失敗して気づくことってたくさんあって。
過去たくさん失敗してきたからこそ、今になって「語れることがあるって良いな」と思うし、
「前これで失敗したから違う方法でやってみよう」ってなりますね。
「怖いからチャレンジしない」ってすごくもったいないなって今なら思えます。
彼はよく「両親が、小さい頃から色々なところへ連れて行ってくれたり、様々な体験をさせてくれたから視野が広がって“好奇心”に繋がってる」と言います。
”夢中に勝る努力なし”
彼が憧れるビームス創業者設楽社長の言葉らしいのですが、私も最近その言葉の意味がわかってきたように気がします。
いつになるかは未定ですが将来自分も親になり子どもに何かを伝える時にやらないで愚痴を言う大人よりも、何事にも興味を持ち失敗から学び楽しそうに生きる自分の姿で何かを伝えられたらなと思います。
広報として貢献することはもちろんですが、今まで自信のない平凡な女性だった自分だからこそ、これまで経験してきた保育や介護の知識を別の領域で活かすことで活躍できることを多くの人に伝えたり、勇気を与えたい。
さらに夫婦で仕事をすることを発信することでパートナーとのあり方、女性の生き方の多様性にも、何かしらメッセージを発信できればなと思っています。
杉岡侑也:良いこと言うやん。でもまぁ、結果出そ!
紀千草:たまにこういうイラっとすること言うんですよねー笑
結果が全てじゃないと思う!!!!
関西人の笑いはいまだに理解できない時あります。笑
ーインタビューを終えて
プライベートも仕事もバランス良く、とても楽しそうな姿がとても印象的な2人でした。そんな家庭がMiLのサービスを通じて増えていくのではないかと勝手に楽しみになりました!
まだまだ足りないピースが沢山あると言うことで、2人と共に事業を拡大していくことに興味が少しでも湧いた方は気軽に話を聞きにいってくださいね!