はじめまして。株式会社ビーイング 開発部の Y.Tanaka です。
ここ2年半ほどは、自社開発パッケージソフトのプロジェクトマネージャーを務めております。
黙々とプログラムを書くのも好きですが、チームマネジメントや製品価値をどうやって高めて行くかを考えるのが楽しいなと思う今日この頃です。
今回が初投稿ということで、入社からこれまでの簡単な経歴を通して、ビーイングの雰囲気をお伝えできればと思います。
はじめに
情報系の大学院を卒業し、新卒でビーイングに入社して今年で9年目になります。
入社以来『Gaia Cloud』という自社開発パッケージソフトの開発に携わってきました。
学生のころにプログラミングの経験はありましたが、本格的なソフトウェアの開発経験はなく入社当初は知識も技術も全く足りていない状態でのスタートでした。
挑戦できる環境
まずは先輩エンジニアが検討した仕様をもとに開発するところから始まり、1年半ほど経った辺りからは徐々に自分でも仕様検討をしながら開発を行えるようになりました。
知識や技術不足のため自力で対処できないことも多々ありましたが、先輩エンジニアへ気軽に相談できる環境だったため、一人で抱え込むこともなく開発をすることができました。
周りのフォロー体制がしっかりとしているため、新人の頃でも新しいことに安心して挑戦することができたなと思います。
転機
そこからどんどん仕様の提案もできるようになり、後輩の指導や、他のエンジニアとシステム設計について深く議論ができるほどプログラマーとしてのスキルも上がってきたころ、プロジェクトマネージャーをやってみないかというお話をいただきました。
6年目に差し掛かろうとする冬のことでした。
前々からやってみたいとは思っていたので、お話をいただいたときは素直にうれしかったのですが、同時に、もっとプログラミングを突き詰めたいという気持ちと、私より経験豊富な方がいる中でまだまだ知識不足の自分に務まるのかなという不安がありました。
ドキドキとワクワクの先へ
不安に関しては、私のことを信頼して話を振っていただいたことや、知識不足に関しても、わからないことや自力で対処できないことは、素直にプロジェクトメンバーや周りの人に相談したり頼ったりすればよいということをアドバイスいただき払拭することができました。
プログラミングを突き詰めたい気持ちについては、この先機会が全くなくなるわけでもなく、また趣味としていつでも書くこともできるのに対し、プロジェクトマネージャーの経験はいつでも自由にできるものではないと思いました。
また、もとより様々な経験を積んでみたいと考えていたことや、長年開発してきた『Gaia Cloud』の初版がリリース時期を迎えるということもあり、私も新しいステージへ進んでみようと決意しました。
七転び八起き
プロジェクトマネージャー1年目は、ひたすら試行錯誤の繰り返しでした。
最初は先輩プロジェクトマネージャーにおんぶに抱っこの状態で、何とかプロジェクト管理らしいことを始めることができました。
このやり方は正しいのかなと不安になったり、失敗したときの影響がこれまでやってきたこととは比べ物にならないのではとプレッシャーを感じたりしていました。
でも、今振り返ってみると、プロジェクトマネジメントに絶対の正解なんてものはないし、ある程度の失敗は織り込み済みと、自分なりに考えて挑戦できる環境だったなと思います。
このような機会をいただけることに感謝です。
そこから少し慣れてくると、もっとああしてみたい、こうしてみたい、という欲がでてくるのですが、周りを巻き込みながら何かをするというのは、プログラマーのころにはあまり磨いてこなかったスキルだったので、ここでも一苦労していました。
突発的なトラブルへの対処など大変なことも多いですが、事前に策を考えたり備えをしておいたりと、様々なことを想定して戦略を練っていくのは楽しいです。
そういえば昔からゲームでもじっくりと戦略を練るのが好きだったなと思い出しました。
共に駆け抜けた相棒
振り返ると『Gaia Cloud』は自分と共に成長してきた製品だなと思います。
私が初めて『Gaia Cloud』に携わった時は開発フェーズの初期段階でした。
私自身もプログラマーとして成長フェーズの初期段階でした。
相通ずるものがあります。
そこから『Gaia Cloud』が世の中にリリースされるまで共に成長しながら駆け抜けた5年間でした。
苦楽を共にした相棒です。
リリースされ、開発フェーズが変わるのと時を同じくして私の役割も変わりました。
運命を感じます。
このかわいい相棒を、より便利に、より使いやすい製品になるよう、まだしばらくは共に成長していければなと思っています。