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あるSEの4年間:WEB開発経験ゼロから製品リリースするまで

Photo by Emile Perron on Unsplash


未経験で飛び込んだビーイング。
その転職から入社後4年間について、エンジニアのひとりに聞いてみました。

私はビーイングに入社してから現在までの約4年、システムエンジニアとしてWebサービスの開発に携わってきました。

入社当初、

  • プログラミングの経験が浅い
  • 情報系の学校出身ではなく、IT系の基礎知識が乏しい
  • そもそもSE職って何をするのかいまいち分かっていない
  • Web開発に関しては完全に未経験

ということで不安いっぱいだった私が、4年間どんなことを感じながら業務に励んできたかを記事にしました。

前職の話

大学卒業後は建設関係の施工管理会社に就職しました。
その後、同じグループのシステム開発会社にお声がけをいただき転籍。建設関係のデスクトップアプリを開発・販売している会社で、ここでプログラミングを初めて経験しました。
肩書きとしてはシステムエンジニアでしたが、取引先とのやりとりから1製品の仕様検討・実装・テスト・操作マニュアル作成まで、ほぼ1人ですべて行っていました。
社員全員が各業務に追われていたため、私の書いたコードを先輩方にチェックしていただく機会が少なく、今思うと美しさとは程遠いコードを書いていたように思います。
個人プレイの毎日でエンジニアとしてのスキルが身についている気がせず、将来への不安を感じ転職を決意しました。

ビーイングへ入社して

ビーイングへ入社し、初めてWeb開発に携わりました。
Webについてはまったくの未経験で、Web系って覚えることが多くて大変だな、、というのが最初の印象でした。(HTML? CSS? JavaScript? Ruby? まじか、多いな… というかんじでした)
先輩方の話の中でも聞き慣れない用語が度々登場し、その度ググってはメモをして、、を繰り返していました。

 当時28歳、若くはないので焦る。

焦りはありましたが、先輩方から「まずはこれから勉強してみて」「とりあえず簡単なWebページを作ってみよう」といった手ほどきを受け、 "何から手を付ければ良いかわからない状態" には陥らずに済みました。
その後も段階的にご指導いただき、約1年間で "Webについてなんとなく分かってきた状態" に至ることができました。

業務では、Webサービスの開発プロジェクトに従事し、私は主に受け入れテストを担当しました。
プロジェクトではアジャイル方式で開発が進められていますが、前職で個人プレイ開発を行ってきた私にとって、チームでの開発やアジャイルといった手法は新鮮に思えました。
また、テストにて製品に触れる中で「Webってこういう仕組みなのか」「こんな挙動をするのか」とWebのことを少しずつ覚えていきました。

入社から1年、少し慣れて

入社して数か月間は覚えなければならないことが多く、脳エネルギーの消費で毎日が精一杯といったかんじでしたが、1年経つとWebの基礎や開発のことを徐々に理解し、仕事を楽しむ余裕が生まれました。
メイン業務は変わらず受け入れテストでしたが、簡単な案件の実装を担当することもありました。
やはりエンジニアとしてやりがいを感じられるのはコーディングだなと感じる一方、まともなエンジニアになるまでの道のりがまだまだ遠いことを痛感しました。
また実装に携わり、今どのようなスキルを習得すべきかが徐々に見えてきました。

そしてこの頃、新しいチームメンバー3人が加わりました。
3人はWeb開発について未経験であり、これまで経験豊富なメンバーとばかり仕事をしてきた私は、近い感覚で話ができる仲間ができ少しホッとしました。
経験豊富でない者同士ということもあり、お互いの知見を気軽に共有でき、知識の習得が捗りました。

また、プロジェクトでは 3人+私 の4人編成でテストチームとなり受け入れテストを行いました。
チームで動くことで、各々がテストで見落としがちな部分に気づきやすくなりました。

入社から2年、まだまだ修行が足りない

この頃から実装を任されることが増えてきました。
ある程度の実装スキルが身につき、どんな案件にでも対応できるような気になってきました。ただ実際は気持ちにスキルが追い付いておらず、コーディング中に頭が真っ白になることが多々ありました。まだまだ「できるエンジニア」の壁が高いことに気づきます。
その一方、どのようなコードが良いか・悪いかがざっくりと分かってきたため、他の実装者のコーディングに対する指摘が多少できるようになりました。
また、自分がプロジェクトの一員として役に立てているという実感もあり、製品への愛着も湧くようになってきました。

そしてこの年からビーイング開発部のイベント、イノベーションタイムハッカソン が始まりました。
以下、簡単な紹介です。

  • イノベーションタイム
    • 自身のスキルアップにつながるテーマを掲げ、勤務時間の最大20%を使って活動を行えます。
    • 私は業務で必要なあれこれをSlackで教えてくれるBotアプリの開発をテーマとしました。現在も活動中です。
  • ハッカソン
    • 主に若手~中堅のメンバーがチームとなり、2日間で実際に動くアプリケーションを開発します。
    • 業務上あまり接する機会のないメンバーと一緒に、短期集中で開発を行います。毎回新鮮な気持ちで取り組めます。

どちらも日々の業務では身につけられないスキルを習得するチャンスで、現在も積極的にチャレンジしています。

入社から3年、中堅的な立ち位置に

プロジェクトメンバーの入れ替わり等があり、メンバーとしては年長の部類に入りました。
実装の他、仕様検討やプロジェクトのタスク管理、インフラ関連作業にも携わり、様々なことを任せてもらえるようになりました。
プロジェクトリーダーの業務に少し近づき、リーダーが気に掛けなければならない事柄の多さ、大変さを身をもって感じました。

そしてこの頃は、製品の仕様についての相談やコーディングについての相談を後輩から受けることが多くなってきました。
頼ってもらえることは嬉しいですし、なにより逆に学ばせてもらうことが多いです。
特に「考えを完結にわかりやすく伝えるための話し方」について後輩との会話の中で勉強させてもらっています。(話が遠回りしがちなので反省することが多いです)

またこの年は、新型コロナウイルスの流行が始まり、開発部は完全テレワークとなりました。
当初は自宅作業だとだらけてしまうのでは?と懸念もありましたが、気がつくと集中できていて真面目に仕事に励めました。

プライベートな話としては、第一子が誕生しました。
大黒柱としてのプレッシャーがのしかかる...身が引き締まります。

入社から4年、現在

プロジェクトの稼働状況を客観的に見ることができるようになり、効率的なプロジェクトの進め方やメンバーの作業分担について考える機会が増えました。
また、自分に不足しているスキルが明確に分かるようになってきたため、弱いスキルの強化を計画的に行っています。

そして入社以来初めて、自分が開発に携わってきた製品がリリースされます!
ずっと関わってきた製品なので、同期のような感覚で感慨深いものがあります。

トレンドの変化が激しいWeb業界ですが、常に最新を追いかけ続け、これからも自慢の製品を大切に育てていきます!

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