こんにちは。株式会社Inspire High採用担当です!
Inspire Highでは、「世界中の10代をインスパイアする」をミッションに、地域や経済状況に左右されることなく、これからの時代を生きる10代のひとり一人が、「自分らしい生き方」を見つけられるような探究学習プログラムを開発・提供しています。
そのため、年齢や業界経験に関係なく、理想の世界を実現するための熱い意思を持つメンバーが多く在籍しています。今回お話を伺う、中高事業部・群馬・北陸営業担当の小林哲也も、そんな熱い思いを持つメンバーのひとり。
30代で未経験の教育業界を目指した小林さんだからこそ感じる、Inspire Highでのやりがいや、困難に立ち向かうときのマインドセットなどを聞きました。
取材・文:市場早紀子 撮影・編集:Inspire High
【プロフィール】
小林 哲也
群馬県出身。大学では地球環境や地理学、観光学を学ぶ。高校生の頃に観光産業で働く地元の大人から影響を受け、卒業後は観光業界に就職。その後、自身が周囲の大人に影響を受けて観光産業を目指したように、「高校生の将来に関われる仕事に就きたい」と考え、教育業界へ転職。2024年に、Inspire Highのビジョンやミッションに共感し入社。好きな言葉は「No Rain No Rainbow」。
目次 若者の選択肢を広げるきっかけになりたい。観光業界から未経験の挑戦
年齢は関係ない。恐れずチャレンジした方が幸せになる
困難があるからこそ、成功が輝く
子どもたちをインスパイアすることが、地域の活性化につながる
若者の選択肢を広げるきっかけになりたい。観光業界から未経験の挑戦 ー現在の担当業務を教えてください。
小林:現在は中高事業部に所属していて、Inspire Highを各学校へ届ける営業の役割をしています。担当エリアは、群馬、新潟、富山、石川、福井の5県です。
次年度の契約をする12月から3月に向けて、学校が抱える課題のヒアリングを通した、先生との関係構築からはじまり、ほかの共感してくださる先生を仲間として増やして、導入までの道筋を一緒に考え、契約に至る。そんなフローで年間を通して活動しています。
「Inspire High」プログラム紹介
Inspire Highにおける営業活動の流れ
ー前職でも営業のお仕事をされていたのですか?
小林:すべて外回りの営業ですね。前職は教育業界だったのですが、前々職は観光系の旅行会社に勤めていました。
私は群馬出身で、草津、伊香保など、温泉や観光産業が盛んなエリアだったこともあり、日常的に観光地で働く大人たちを目にする機会が多かったんです。自分も、観光に関わりたいと思うようになり、新卒で旅行会社に入社しました。
そこでは、ベテランの社員の方や、お客様から学ばせていただくことがとても多くて。ある程度、仕事のことがわかってきたとしても、つねに学ぶ姿勢は大事なんだということを教えてもらった気がします。
ー教育業界へ進もうと思ったきっかけはあったのでしょうか?
小林:転勤で東京に行ったときに、「社会人10年目だし、この先どんなキャリアを築こうか」と考えるようになって。自分が観光地で働く大人たちの姿を見て、同じ業界に進みたいと思ったように、高校生など若い人たちが、さまざまな業界を知っていくことによって「自分はこれをやりたい」と考えるきっかけづくりをしたいと思うようになったんです。
とくに10代は幅広い可能性を持っているので、もっと視野を広げて、「私ってこういうことができるかも!」という選択肢を届けられる教育事業は、すごく魅力的だと思います。
前職では、学校の生徒募集支援の営業がメインだったのですが、何かを目指すきっかけをつくる教育の仕事にはやりがいを感じていました。
年齢は関係ない。恐れずチャレンジした方が幸せになる ーInspire Highのどのようなところに魅力を感じたのでしょうか?
小林:教育を通じて、一人ひとりの幸せや世界平和を実現するという会社のビジョンに惹かれたのが大きいです。
当時は、Inspire Highのことを知らなかったのですが、調べてみると、偏差値に関係なく、学生たちの視野を広げて、「将来の根っこにつながる学び」を届けることができる会社なんだとわかって。今までにないアプローチだし、すごく素敵だなと思いました。
前職では、10代の子に話を聞く機会も多かったのですが、そのときに「自分のやりたいこと」が明確で、意思を持っている子が多いな、という印象を受けたんですね。2022年からは、自ら問いを立てる「探究学習」が高校で導入されたこともあり、教育の現場も変わってきているのかもしれません。
実際にInspire Highで働いてみて、担当している群馬、新潟、北陸エリアでも、探究学習をより強化していこうという流れを感じています。
ー前職と同じ教育業界ですが、今までにない取り組みに挑戦するのはとても勇気がいることですよね。
小林:自分がInspire Highに入社しようと思ったのは、30代後半だったので、たしかに不安はありました。でも、教育業界を目指したときに抱いた「子どもたちの選択肢を広げるきっかけをつくりたい!」という気持ちを思い出して、勢いで挑戦してみました。
「自分がこの先に何をやりたのか」と考える時間を持つことは大事だなと改めて実感しましたし、そこから見えたものがあるのなら、30代後半であっても何歳であっても、何かをチャレンジすることに遅いことはないって思ったんです。
また、当時は育休を取得していたので、子どもと向き合う時間が多かったことも影響しているかもしれません。子どもたちの将来をリアルに考える機会が増えたんです。子どもたちのために、Inspire Highが目指すような世の中を実現できたら、結果的に私たちも幸せなんだと思います。
ー実際に入社してみて、ご自身に何か変化はありましたか?
小林:どう学んでいくのかという、教育の中身に関わることの大変さや重さを日々考えるようになりました。教育の先には必ず生徒がいるので、このカリキュラムで先生は満足しても、必ずしも生徒も満足しているとは限らない。Inspire Highが大切にしているのは、先生だけでなく、その先いる生徒の満足感なんですよね。
学びをつくるには、その学校の先生が日頃感じていることや課題を、どれだけ理解して共感できるかどうかが大事です。でも、共感だけじゃなくて、先生にハッとしてもらえるような、新たな価値や考え方を会話の中で提供していくと、「この会社と一緒に学びをつくりたい」という、先生の思いがより出てくるなと感じたので、各学校の理解をもっと深めなければと思っています。
困難があるからこそ、成功が輝く ー仕事のなかで印象深かったエピソードはありますか?
小林:担当していた新潟の公立高校で、今まで地域をテーマにした探究をカリキュラムに組み込んでいたのですが、それが「将来につながる学びになっていない」という課題感をお持ちの学校がありました。
「Inspire High」だからこそできる探究学習の提案と議論を重ねて、導入に至ったのですが、初回授業のあとに、先生から「私たちがやりたかった学びは、まさにこういうことでした」というお言葉をいただけたんです。その一言だけでも、この仕事をやっててよかったと思いましたね。
ーまさに、先生と二人三脚でつくりあげるプロダクトならではの達成感ですね。
小林:そうですね。もちろん導入していただくまでには、たくさん苦戦することもありますし、提案を重ねてもお断りされるケースもあります。
でも、断られたとしても、そこで終わりではなくて、「そこから何を得られたか」を、自分のなかで咀嚼して次につなげたいと思っています。苦労の先には必ず成功が待っているはずなので、「困難のなかでも生き抜く」という信条を持つようにしているんです。
私は、「No Rain, No Rainbow(雨が降らなければ虹は出ない)」というハワイのことわざがすごく好きで。社会人になりたての頃に、お客さんに貢献したいと思ってやったことでも、失敗したり、怒られたりした経験があったのですが、雨が降らないと虹ができないように、いまの困難が何かにつながるはずだと思うことが大事だと気がついたんですよね。
だからこそ、30代後半のときに「自分が目指したい道に壁があったとしても、そこに向かっていくべきだ」と、転職を決断することができたのだと思います。本当に自分の支えになっている大切な言葉です。
子どもたちをインスパイアすることが、地域の活性化につながる ー今後、チャレンジしたいことを教えてください。
小林:自分の担当しているエリアでは、まだ「Inspire High」の認知度が低いと感じています。認知度が上がれば、先生たちが教育のなかで課題を感じたときに、私たちのことを思い出してもらえるので、「Inspire High」の名前だけでなく、どんなプロダクトなのかまで知ってもらい、「すごくいいね!」と思ってもらえるような世の中を、自分のエリアからつくっていきたいです。
また、観光業を経験しているからこそ強く感じるのは、「その地域のことを知らないと、先生と同じ目線に立てない」ということです。なので、担当エリアの理解を深めるために、学校へ伺うまでの道中で、商店街など街の雰囲気や地域性は、意識的に観察しています。
先生と、具体的な学びについて話す「手前の情報」としてセットすることで、「こういう地域に住んでる人たちの学校なんだ」と話を俯瞰して捉えられるので、より学校の課題に共感できるんです。
その地域の子どもが、「Inspire High」をきっかけにして、さまざまな未来の選択肢を持てたら、将来的にその子たちが地元に貢献するような仕事に就き、その地域全体がより活性化する未来だってあり得ると思います。観光業とはまた違うかたちですが、これからも教育という方向性から、地方に貢献していきたいですね。
ー最後に、これからどんな人と一緒に働きたいですか?
小林:既成概念にとらわれずに、さまざまなことを吸収してチャレンジできる人は、会社ともすごく相性がいいと思います。社内メンバーも、年齢や社歴に関係なく、みなさん向上心がすばらしい方ばかりです。それぞれ目標や熱い思いを持ってこの会社を選んできたので、超えなければならないハードルにぶつかり悩みながらも、自分の軸をぶらすことなく行動に移していく姿は、いつも刺激を受けますね。社内コミュニケーションを通して自分の学びや発見にもつながるので、ぜひそういう人と一緒に仕事がしたいです。
小林さん、素敵なお話をありがとうございました!
「No Rain, No Rainbow」という言葉の通り、困難を乗り越えた先にしか見えない景色がある──そんな信念が印象的でした。誰かの挑戦は、誰かの選択肢を広げるきっかけになるはずです。
少しでも興味を持った方は、ぜひ「話を聞きに行きたい」から一歩踏み出してみてください。