What we do
Inspire High(インスパイア・ハイ)は、世界中の創造力と10代をつなぐEdTechスタートアップです。
私たちのプロダクトは、中学校・高校に対して届け、先生と生徒に授業の中で活用されています。
プロダクトを通じて、10代に、世界を広げるインスピレーションや他の人の価値観・考えに触れ、自分自身への理解を深め、大人になっても残っていくような人生の軸をつくっていく機会を届けています。
■先生はInspire Highを使うと、どんな授業ができるのか?
世界中で活躍する大人たちの多様な生き方や価値観・社会課題に触れ、「答えのない問い」に挑戦することで、自己理解/表現力を養うと同時に、全国の10代と意見を共有することで、他者を知る心も育む機会をつくる授業ができます。
■具体的にはどんなプログラムがあるのか?
起業家、科学者、ロボット開発者、漁師、消防士、映画監督、ファッションデザイナーなど多様な方々に登場いただき、問いに向き合うプログラムがあります。
・台湾デジタル担当大臣オードリー・タンと考える「社会はどう変えられる?」
・詩人 谷川俊太郎と考える「言葉ってなんだろう?」
・マサイ族長老と考える「アイデンティティってなんだろう?」
・国連職員と考える「平和ってなんだろう?」
・失敗研究者と考える「失敗は怖いもの?」
他に、自分自身の問いを立て、深めていき、自分の将来やりたいこと・進路に繋げるプログラムも提供をしています。
■どんな授業時間で使うの?
主に、2022年度から必修となった「総合的な探究の時間(※)」の授業で活用されています。
この時間は、変化の激しい社会に対応して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にして設定されているものです。
その時間に限らず、Inspire Highは幅広く学校の教育目標や方針、育てたい生徒像などにあわせて活用できることも特徴。「道徳」「公共」「英語」などの授業や、キャリア教育・SDGs教育など、営業メンバーのヒアリングや提案によって多様な活用の道がつくられています。
※高校での必修化。中学校においては総合的な学習の時間ですが、中身としては探究学習が実施されています。
活用している学校事例:
https://note.com/inspirehigh/
■特徴
独自のシステムを使い、「世界中の多様な大人の生き方・考えに触れ、考え、自分の意見を表現する。全国の同世代と学校を超えて、お互いに刺激し合う。」という新しい学びの体験をつくっていることが特徴です。
「誰もが自分らしい人生を選ぶことができ、他者や世界とのつながりを感じながら生きている社会」の実現を目指して、10代にインスピレーションを届けるべく、コンテンツやプラットフォームの開発を行っています。
■Inspire High 紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=pIbYXKQ3sUQ
■連携・受賞歴など
長野県教育委員会、熊本市教育委員会、福島県教育委員会、渋谷区教育委員会との連携協定締結
渋谷区立中学校に全校導入(2024年度)
Forbes JAPAN「NEXT100」に代表の杉浦が選出
2021年日本e-Learning大賞 経済産業大臣賞 受賞
HundreEd Award 2023年注目の教育プログラム 100選出
Global EdTech Startup Award 日本大会最優秀賞受賞
NHK主催・国際教育コンテンツグランプリ「日本賞」でデジタル部門ファイナリスト
■資金調達
シリーズAラウンドとして総額約4.5億円の資金調達を実施済み(2023年12月)
https://www.inspirehigh.com/news/07b12b30-9efd-11ee-9187-fbfe8c8aa775
■今後の展望について
現在6期目の事業。
今後は、「国内での利用校拡大」と「海外展開のプロトタイプ」を行っていきます。
現在毎年200%成長中ですが、全国の学校数は約1万6000校。まだまだここからがさらなる拡大期。
全国の中学校・高校へ広げることで、地域や経済格差によらず、自分らしい人生を描けるようなきっかけを届けていきます。
同時に海外に展開し、10代に世界中の同世代と刺激しあい学びあう機会をつくっていきます。
将来的には上場も目指しています。
Why we do
■ 事業の背景・特徴
少子高齢化や人口減少、AIの浸透など、変化が激しく予測困難な時代です。しかし、予測困難だと言われてきたのは、今に始まったことではありません。そもそも教育の目的が、国家の繁栄にとどまらず、社会をよりよい場所にすることと、一人ひとりが幸せに人生を送ることだとするなら、私たち大人にできる大切なことの一つは、「過去に通用した正解を教えること」ではなく、「たくさんの未来の希望を見せてみること」ではないでしょうか。
諸外国と比較すると、日本の若者は将来への希望や社会変革に対する意識が低いことが課題として取り上げられています。こうした若者の意識変革には、特に中学校や高校が担う役割は大きいものの、教員の働き方改革が叫ばれる中で、もはや学校だけで正解のない新たな教育の形を模索することが難しい状況にあります。
また、地域や経済状況によって機会格差が発生していることは想像に難くないことです。
学校教育が現状のままであった場合、日本の成長は停滞し、世界からさらに取り残されてしまうかもしれません。
「これからの社会で必要な力を育むため、今の社会の最前にいる大人たちの視点やテクノロジーを、教育に届けることで、変えられる未来があるのではないか?」と考え、事業を進めてきました。
■ 10代の今の環境とInspire High
10代をとりまく環境は、オンライン・SNSの普及と共に大きく変化しています。
一方で、実際には限られた情報にしか触れる機会がなく、大人の私たちから見ると閉じてられている側面もあるのが実情と捉えています。その中で、住んでいる地域や周囲の大人たち、学校の特徴などによって、同じ10代であっても得られる情報や機会に格差があります。
一方で、最初の機会が掴めれば、学校の外には数多くの活動プログラムや奨学金などが用意されています。コロナ禍を経て、地域の差なく参加できるオンラインプログラムも複数できています。
その中でもInspire Highは、まず最初の一歩が踏み出せるように、インスピレーションを届け、変化を促していくことを目的としたプロダクトです。
ロールモデルとなるような大人たちから広い世界の情報を届けていく他、自己理解を深め、自分の土台を作っていくことで、より変化を自分のものにできるように設計しています。
また、授業の中であらゆる10代に届けられるように、先生の負荷なく授業で活用いただける力を入れています。このプロダクトを通して世界中の10代をインスパイアし、彼らのWell-beingな未来に繋げていきたいと考えています。
■ポジティブな社会的な変化例
現在の教育業界は、課題ばかりではなく、ポジティブな変化も同時に起こっています。
Inspire Highではこれらの変化も味方につけながら、事業展開を行なってきました。
・学校内でのITやオンライン環境の普及。(75%以上の生徒が1人1台端末を持っています)
・文科省の方針として、知識の詰め込みだけでなく思考力・表現力をはじめとした"生きる力"を育むことが打ち出され、「探究学習」という自分の興味関心や社会への関心を深めるような必修教科ができたこと。
・大学受験も推薦入試が50%を超えるなど、経験や自分の考えをもとに、何を大学で学びたいかが重視されるようになりつつあること。
■VisionとMission
Vision | 一人ひとりのウェルビーイングと世界平和の実現
Mission | 世界中の10代をインスパイアする
Inspire Highは、世界が広がるようなインスピレーションを10代に届けると共に、
世界中の10代が、学校や国、バックグラウンドの違いに関係なく、
お互いにインスパイアしあえる場所をつくっていきます。
自己・他者・社会、それぞれと深くつながる力を育んでいくことで
1人ひとりのウェルビーイングの実現と、世界平和の実現に貢献していきます。
How we do
■チームの文化について
Inspire Highでは、バリュー(行動指針)を、組織や個人が日々の行動や意思決定で基盤となる指針として、大切にしています。
日常の中でもこれらのワードは使っており、チームを横断してみんなでコミュニケーションをとりながら、10代に変化のきっかけを届けられるよう日々行動をしています。
激・賢・楽
Inspire Highのメンバーは、世界中の10代をインスパイアするために、
激しく、賢く、楽しく、進みつづけます。
■チームメンバーについて
・組織全体: 社員41名
・男女比は5:5
・組織全体の平均年齢は30歳程度
・営業グループ人数 29名
(マネージャー2名・チームリーダー6名・メンバー21名)
・教育業界未経験者が多く活躍(人材業界、IT系の体験商材の営業出身等)
・学校営業未経験のメンバーが入社すぐにチームリーダーになった事例あり
・営業グループのマネージャーやリーダーには30歳前後のメンバーもおり活躍中