今回は、臼杵の地域資源を活かしてエネルギーを作っている「臼杵バイオマス発電所」のご紹介です。
「臼杵バイオマス発電所」は、うすきエネルギーの事務所がある 旧豊洋中学校のグランドにあります。所有はワタミエナジー株式会社で、うすきエネルギーが運営・管理を行っています。
市内や周辺地域から伐採された間伐材等の未利用材を臼杵市野津町の九州丸和林業(株)臼杵事業所でチップにして、そのチップを原料に発電を行っています。
導入している機器は、ドイツ製のSpanner社のコンテナ型の小型ユニットになります。機器の定格容量は45kWで発電した電気は固定価格買取制度で売電しています。そして、その電気を再生可能エネルギー特定卸供給を活用して、うすきエネルギーが皆様にお送りしています。
発電の流れを簡単に説明しますと、豊洋中学校のグランドに運ばれてきたチップは発電機の排熱を活用した乾燥機で含水率10%程度まで乾燥させます。
図.間伐材等の未利用材チップ
図.チップ乾燥機
乾燥できたチップをガス化炉に投入し、ガス化炉でチップを蒸し焼きにして可燃性の乾留ガスを発生させます。そのガスをエンジンに送りガスエンジンを動かし、発電機を回しています。
図.ガス化炉
図.ガスエンジン・発電機
臼杵バイオマス発電所のリアルタイムでの稼働状況は、こちらから確認できます。
※メンテナンス、清掃等で稼働していないタイミングもございます。
こちらの施設は、事前にご連絡をいただければ、見学・視察も可能です。
運転状況や運用面での課題等含めて、ご関心ある方は、ご連絡いただければ、可能な範囲で対応させていただきます。
ぜひ、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
図.発電機操作画面
ご参考)
下記の臼杵ケーブルテレビさんが、取材していただき、発電所の概要、うすきエネルギーの概要などを分かりやすく動画にしていただきました。
臼杵ケーブルテレビ 取材
※取材当時は、ワタミエナジー株式会社が林業事業を臼杵市内で行っていましたが、2021年4月より事業を休止しています。発電所の所有は、ワタミエナジー株式会社のままです。