Androidエンジニアとして入社後にiOSのスキルも、キャリアチェンジで視野の広がりを実感 | 社員インタビュー
こんにちは!LDI(ローソンデジタルイノベーション)の採用広報担当です!今回はAndroidエンジニアとして入社し、社内でiOSエンジニアとしてのスキルも身に着けたサービスデリバリー本部マネージ...
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こんにちは!LDI(ローソンデジタルイノベーション)の採用広報担当です!今回はサービスデリバリー本部(SD本部)の千田孝由起本部長に話を伺いました。
LDI設立直後に入社して会社を作り上げていく際のエピソードやサービスデリバリー本部の役割、またローソンとの関係など幅広く語っています。
サービスデリバリー本部で本部長を務めている千田孝由起です。
前職は大手EC企業で10年ほどインフラ系やサービス開発に従事していました。インフラエンジニアとして入社後、インフラ全体のマネジメントや新サービス・アプリ開発などを担当し、ゴルフ場予約や競馬投票サイト、マーケットリサーチシステムなど4~5のサービスを手掛けました。
LDIに入社したのは設立直後の2016年です。当社としては最初となる採用活動でしたから、現在の社員としては最古参にあたります。
最古参と言ってもLDIは設立してからまだ7年しか経っていませんから、ピンときませんけれどね(笑)。
転職する際にLDIを選んだ理由は2点ありました。ひとつは新しい会社だったという点です。
前職の企業は現在でこそ大手企業ですが、私が入社した当時はまだまだ知名度の低い会社でした。大手へと飛躍していく姿を内部から見てきましたから、ローソングループが設立するシステム会社なら成長していく過程に身を置いて仕事する楽しさをまた感じられるだろう、という期待感が大きかったんです。
もうひとつは、ECというバーチャルな世界からコンビニエンスストアという身近でリアルな世界の仕事をしてみたいと思った点にありました。モノを売る商売という点ではEC企業での経験が活かせるだろうと考えました。
LDIにはシニアマネージャーとして入社しましたが、当時は設立直後のタイミングであり、まだ人数も少なく担当業務がはっきりと決まっていたわけではありませんでした。入社してから最初の1年間は開発プロジェクトを進めながら、社員が増えるにつれて足りなくなるフロアスペースを確保するため自分たちでオフィスを探すなどベンチャー企業さながらの毎日でした。
現在では社員の定着率も高まりましたが、設立してからしばらくは会社としての制度が整備されていませんでしたから、辞める人も少なくなかったんです。そのため、各種の環境や制度を自分たちで作る必要がありました。
開発者が個人で所有するPCを業務で使えるBYOD制度はその一例です。社員にとって働きやすい環境を自分たちの経験を通じて作り上げてきたからこそ、LDIの定着率が高まったのだろうと思っています。
サービスデリバリー本部としての方針を決めるのが最も重要な役割になっています。ローソングループとして内製化を掲げているので、各ユニットや事業ではこのように進めましょう、と方針を固めるわけです。
また、ローソンとしての大きな動きにLDIがどのように対応していくか検討するのも私を中心に行っています。2022年から推進されているクイックコマースやローソンの基幹システムリプレイスにおいて、LDIはどのように関わっていくのかといった点ですね。
個別の案件を担当する機会はありませんが、プロジェクトに参加してどこまで支援できるかなどLDIとしての戦略立案や策定に関与しています。
サービスデリバリー本部では6つの事業領域を担当しています。
1.アプリケーション開発
アプリケーション開発はスマートフォンアプリをはじめ、Webシステムや基幹系のシステムなどエンジニアを主軸にした開発事業です。我々にとってのユーザーである「店舗に来てくださるお客様」「店舗の店長やクルーなどスタッフ様」「ローソン社員(社内ユーザ)」全てに対してサービスをご提供しています。
一般のお客様向けにはローソンアプリの開発、店舗のクルー様に対しては店舗内で利用するシステムの構築、そしてローソン社内に向けた業務系のシステム提供があります。
2.保守
保守事業はLDIが開発したアプリやシステムはもちろん、ローソンが社内で利用している他社開発のシステムまで巻き取って担当する事業です。ローソングループとして内製化を進めていくという方針の一環となっています。
3.データ分析
データ分析は、LDI社内のデータサイエンティストチームがローソンの保有する店舗来店客に関するビッグデータを分析し施策を提案する事業です。ローソンアプリとも深く関わっており、アプリ上で展開しているキャンペーンやコンテンツの効果検証、施策提案をLDIのデータサイエンティストチームが行っています。
4.プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントはローソン本体を支援する事業です。ローソンにはLDIが直接開発しないシステムも数多くあるんですね。
プロジェクトマネジメント事業では、ローソンがLDI以外のベンダー様による開発プロジェクトを推進する際、当社のシニアエンジニアがプロジェクトマネージャーとして参加し、支援しています。
5.新技術導入支援
新技術導入支援には、無人店舗「LawsonGo」の事例などがあります。レジがなく、商品ピックアップを画像で認識して店舗から出る時に自動決済するシステムです。
新技術を調査・検討するメンバーが企画を立案し、必要に応じて開発チームがアプリやシステムを構築するなどチーム間で連携しながらプロジェクトを進めています。ローソンのオープンイノベーションセンターへの協力もLDIのオープンイノベーションユニットが新技術導入支援の一環として行っています。
6.開発環境の提供
ローソンはシステムの規模が巨大ですから、LDIを含めさまざまなベンダー様が協力しています。そのため、ローソン側が開発を推進するためのチケットツールやドキュメント管理ツールをLDIが提供し、開発環境の整備を支援しています。
コンシューマーサービスユニットとエンタープライズシステムユニット、オープンイノベーションユニットの3つと開発環境チームから構成されています。コンシューマーサービスユニットはスマートフォンアプリの開発・保守を行っています。
また業務系システムの開発をエンタープライズシステムユニットが、データ分析と新技術導入支援をオープンイノベーションユニットが担当しています。ほか、開発環境の提供を行っているチームから成っており、LDIの2/3程度にあたる52名が所属する組織です。
スマートフォンアプリや業務系システム開発、データ分析、プロジェクトマネジメントなどエンジニアの幅が広いのが特徴で、70名強の規模の会社としては多様なエンジニアから構成されています。また、手前味噌にはなりますがメンバーそれぞれがスペシャリストですから技術レベルが高い。
基本的にスキルを持つ経験者を中心に中途採用を行っていますので、かなり総合力に優れ、技術的にはハイレベルな組織です。メンバーそれぞれのスキルが高い上に幅があるので、新しいキャリアに挑戦しやすいのも特色と言えます。
Webシステムのエンジニアからスマホアプリ開発への転身や、コンシューマー向けサービスからエンタープライズサービスへの担当変更など、エンジニアがキャリアをマルチ化させやすい環境になっています。入社時のキャリアから、社内で新しいキャリア形成に成功したメンバーも複数いますから、これから入社を検討される方にも、ぜひ知っていただきたいですね。
LDIの開発したサービスとしてはローソンアプリやLawsonGo、また店舗で使っていただいているタブレット上のシステムなどがありますが、ほかにもローソン店舗のクルー様向けコミュニケーションアプリ「ろーちゃん」を開発しています。店舗のクルー様同士がコミュニケーションできるSNSツールで、給与明細の確認などもできるようになっています。
SNSでは、お店ごとの取り組みなどについて情報交換されていますね。クルー様同士がお店を超えてコミュニケーションできる仕組みは大切ですから。
ローソン店舗でのお買い物時に発行されるレシートクーポンをどう出すかもLDIのデータ分析チームが行っています。どのような人にどんなクーポンを出すのが効果的なのかを分析し、効果検証も行っています。
LDI社内向けにもさまざまなツールを提供しており、最近ではAzure上でChatGPTを利用したシステムを構築してエンジニア向けに公開しました。
ローソンとの関係や役割分担については面接でもよく質問されます。私たちが関わっているのは同じフロアにあるローソンのITソリューション本部で、会社としては別ですがローソングループとしては一体となって開発を進めています。
ローソン本体は事業会社ですからビジネス寄りに考えますし、我々はシステム会社なのでより技術寄りに考えるという違いはありますが、設立して7年が経過する中で、役割分担もできてスムーズな関係を築くことが出来ています。ローソンITソリューション本部の定例会などではLDI社員も参加して、発表などの機会もあります。
ローソン側から落ちてきた仕事をこなすというのではなく、ローソングループとしてのITロードマップを共有しており、LDIも深く関与しています。
ローソングループは巨大ですから我々が担当すべき領域は大きいのですが、リソースが足りていないので対応しきれていません。LDIとしては人を増やし、カバーできる範囲を広げていきたいと考えています。
LDIから「こんなことやりませんか?」とローソン側に提案できるようになっていきたいですね。また、会社として成長してきているので、LDIとしての調査・開発であるR&Dにも取り組んでいきたいです。
数年後に活用されるような技術を研究したいのですが、まだまだ十分にできているとは言えません。マンパワーがボトルネックになっているためです。
ですから、サービスデリバリー本部の課題は何かと聞かれれば、人が足りていないことです(笑)。優秀な皆さんにぜひ、入社いただきたいと思っています。
サービスデリバリー本部では教育・研修にも力を入れていて、外部技術研修の受講や技術資格の受験もサポートしています。
外部の研修はどんどん受けて欲しいと考えており、教育にはかなりの予算を用意しているのですが、毎年使い切れていないのでもっと使って欲しいんです。また、書籍の購入を支援する制度も用意されており、こちらは積極的に使われていますね。
スキルを高めるためには大歓迎ですから、今後も利用してもらいたいと思っています。
現在は週に2日程度出社するペースです。私の場合、会議や面接の予定が多く、業務時間の2/3くらいを占めていますが、会議はオンラインが多いので会社に来るのは対面の打ち合わせや面接がある時くらいです。
残りの時間は組織について考えたり、予算を策定したり、稼働状況などレポートを確認するといった作業に充てています。LDIはオフィスが大崎ですからビッグサイトへの交通の便が良いため、展示会に参加して情報収集する機会もありますが、新型コロナで回数が減ってしまいました。
在宅ワークは通勤時間が不要な分、出社する日より早めに仕事に取り掛かれます。そのため、夕方に子どもの宿題を見る時間ができるのが一番うれしい点かもしれません(笑)。
LDIの魅力は「幅が広い」という点にあると考えています。
担当するサービスは小さなシステムから数百万人のユーザーがいるシステムまで多岐に渡っています。また、ユーザー向けのスマートフォンアプリから社内向けの基幹システムまで多彩です。
技術面では開発からプロジェクトマネジメント、データ分析までさまざまなエンジニアがたくさんの技術を提供しています。そのため、LDIでは幅広いプロジェクトや開発業務に携わることができるわけです。
また、社内に多くの技術やノウハウが蓄積しており、専門家も多数在籍していますから、エンジニアとして異なる領域にチャレンジし、キャリアをシフトさせることもできます。キャリアパスも、技術を究めたいというエンジニア向けにラインマネジメントを求めないスペシャリストという形が用意されています。
会社としては社員が技術的な挑戦に取り組めるようにしたいと考えており、雑務に追われず技術や開発に集中できる環境を作っていきたい。在宅ワーク制度はその一環です。
LDIはエンジニアがエンジニアとして輝ける会社にしていきたいと思っていますので、興味を持っていただけたらぜひご連絡ください。カジュアル面談も大歓迎です。
現在のスキルを活かすだけでなく、より一層の成長を求める方に入社していただきたいですね。LDIではリーダークラスからメンバーまで保持している技術の幅が広く、スキルの深さもさまざまですから、学びを受けて自分でも勉強し、成長して欲しいと願っています。
若手の方も大歓迎です。現在は一定のスキルを持っておられる方などリーダー層を中心に採用活動を行っていますが、今後は若手も育成していきたいと考えています。
興味を持っていただけたら、ぜひLDIにエントリーしてみて下さい。お待ちしています。
(取材日:2023年10月11日 聞き手:垣本陸)