外銀・戦コン出身代表が話す「最最難関就活の全体像と内定の勝ち取り方」
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はじめに
外資系投資銀行(IB)や戦略コンサルティングファームは、若手のうちから携われる仕事の内容が高度である、給料がとても高いなどの理由から、多くの就活生にとって憧れの的だと言われています!そのため、選考プロセスにおける学生間の競争がとても厳しいのも事実です。
この記事では、コネなし・事前知識なしの状態から新卒でメリルリンチ証券 (現在のBofA証券)に入社し、その後転職でボストン・コンサルティング・グループに入社した株式会社ストラッツ代表の阿部にインタビューし、共通している選考プロセスの全体像とそこで勝ち抜くためのコツをお伝えしていきます!
採用プロセスの全容
採用プロセスは大きく分けて5つの段階があります!
1. エントリーシート提出
2. Webテスト
3. 面接(個人・グループ)
4. ジョブ(短期インターンシップ)
5. スーパーデイ(役員面接)
それぞれの段階を詳しく見ていきましょう。
1. エントリーシート
ここでのポイントは「独自性」と「論理性」です!とにかく記憶に残り、同時に誰が読んでも同じように理解できる文章を心がけましょう。
具体例を挙げると、「アフリカでのビジネス経験から得た本当の異文化理解」や「学生団体として2,000万円の資金調達に成功」など、ユニークで印象的な経験を論理的に説明するのが効果的ですよ!
ありきたりな内容(例:カフェのアルバイトで対応力を学んだ、サークルの新歓で10人のメンバー獲得に成功した)では、多くの応募者の中で埋もれてしまう可能性が高いので注意しましょう!
2. Webテスト
基本的な学力や論理的思考力を測るテストです。会社によって異なりますが、SPIや判断推理、TG-WEBなどがあります!これらは各社の傾向がありますので、志望する企業に合わせた対策が不可欠です。
Webテストは選考過程の中で唯一、小手先のテクニックが一切存在しない過程です。単純な学力と対策量で勝負するしかないため、基準としては「さすがにここまで勉強したのは私くらいでは?」といえるレベルまでやり切りましょう!
3. 面接(個人・グループ)
面接では自己アピールが重要です。
グループ面接のポイントは以下の3つです!
- 何よりも、終始朗らかで前向きな印象を保つ
- 協調性と主導権のバランスを保ち、絶対に場を独占しない
- 口を開くなら建設的な意見か質問を述べる。無理なときは黙る
具体的なテクニックとしては、積極的に相づちを打ちつつ自分の発言にスムーズに繋げるというのが有効です。例えば、「うん、うん、なるほど…、一方で〇〇という観点についてもこの場で考える必要がありますよね?」など、他の参加者の意見を踏まえつつ議論を発展させていく姿勢が効果的ですよ!
具体的な面接のコツについてはコチラのストーリーも参考にしてください!
https://www.wantedly.com/companies/company_3877622/post_articles/912777
4. ジョブ(短期インターンシップ)
3-5日間のグループワークです。ここが本当の勝負どころ「就活の天王山」です。
成功の鍵は以下の3つです。
1. 主導権を握る:小さな役割でもリーダーシップを発揮しましょう!
2. 戦略的な人間関係構築:協力者を見つけ、チームワークを示しましょう!
3. 社員との効果的なコミュニケーション:質問や報告を通じて成長をアピールしましょう!
極端な例ですが、具体的な戦略としては、グループ内で有望そうな学生を見極め、その人と協力関係を築くことも考えられます。また、社員との会話を通じて自分の成長をアピールするのも非常に効果的ですよ。(例:「前回のフィードバックを元に、このように改善しました」)
具体的なジョブのコツについてはコチラのストーリーも参考にしてください!
https://www.wantedly.com/companies/company_3877622/post_articles/912778
5. スーパーデイ(役員面接)
1日かけて複数の役員と面接を行います。ここでのポイントは以下の2つです。
- 会社の文化や価値観によりそった自己表現をしましょう!
- 爪痕を残すことよりも、ネガティブな印象を与えないことに全力を注ぎましょう!
ここまで来たら、能力の判断というよりもほぼネガティブな点が無いかのチェックです。
そのため、ここでは個性を発揮したい思いをグッとこらえ、会社が求める人物像に沿った回答を心がけるのが鉄則です。
成功への心構えと準備
成功するためには、以下の5つのポイントを押さえましょう。
1. 記憶に残る人になる:ただし、常識の範囲内で。金髪にするなどは絶対にNGです!
2. 頭を柔軟に保つ:戦略的に珍しい挑戦をすることで、思考と経験の幅を広げましょう。
3. 論理的思考力を磨く:日々の生活の中で、物事を論理的に考える習慣をつけましょう。
4. 業界知識を深める:ニュースや専門書を通じて、最新の業界動向を把握しましょう。
5. コミュニケーション能力を向上させる:議論や発表の機会を積極的に設けましょう。
最後に
外資系投資銀行・戦略コンサルの選考基準は確かに厳しいですが、適切な準備と戦略があれば誰しも十分にチャンスはありますし、何より入社後に得られる経験は何にも代えがたい財産となります!自分の強みを最大限に活かし、各段階で最高のパフォーマンスを発揮できるよう頑張ってくださいね。
採用のおおよその倍率は、応募者の半分がWebテストに呼ばれ、そのうち10分の1がWebテストを通過し、その5分の1が面接に進み、面接を受けた人の10分の1がジョブに呼ばれる、くらいの感覚だそうです (※あくまでも目安)。最終的な合格率は非常に低いですが、それだけやりがいのある挑戦でもあります。
学生のうちから希少で実践的な経験を積み、話の引き出しを増やしつつ力を蓄えて、目標とする内定を勝ち取りましょう!
インターンの募集について
株式会社ストラッツでは、投資銀行やコンサルティング業界に関心がある学生の方や、内定者の方を中心にインターンを募集しております。
外銀・戦コン出身の代表直下で学び、人にはない経験の引き出しを増やしたり、就活時や入社後に求められるビジネス戦闘力を底上げするにはぴったりなインターンですので、ぜひお気軽にご応募ください!
みなさまと一緒に働ける日を心からお待ちしております!