こんにちは、スピカコンサルティング広報の近藤です。
少しでも多くの方にスピカを知っていただけるよう、この度Wantedlyでも求人募集を開始する運びとなりました。
まずはじめに、情報に溢れ、過処分時間の奪い合いが激化する中、このページを開いてくれたことに感謝申し上げます。
現在、日本の企業の数は368万社と言われており、こうして接点を持つことができたことも“ご縁”だと考えています。我々は、中堅・中小企業の経営課題を“M&A”と“バリューアップコンサルティング”の2軸で解決・支援するM&Aコンサルティング企業です。ぜひ「星の会社」と覚えていただければ幸いです。
さて、今回お届けするのは当社「スピカコンサルティング」の創業ストーリーです。
スピカが提供しているサービスの特徴についても説明していますので、お時間ありましたら業界研究ついでにでもご覧いただければと思います。
はじめに
スピカコンサルティングは、2022年8月23日に創業したM&Aコンサルティング会社です。現在は業界特化のM&A仲介コンサルとして、7業種(2024年3月時点)での事業承継支援を実施。また、企業価値を最大化する「バリューアップコンサルティング」を通じてM&Aありきではない経営コンサルサービスも提供しています。
2022年8月23日設立と、創業から日の浅い会社ではありますが、創業までの想いは長年にわたります。
経営者である父の背中をみて育ち、事業承継の本質に触れる
スピカコンサルティングの代表取締役である中原 駿男(なかはら・としお)は、化学品中間体製造業を商いとしていた父のもと福岡で育ちました。中小企業の社長として昼夜問わずに働く父の姿から、ビジネスを存続・発展させる経営の楽しさと苦しさを知り、中原は自然と“会社経営”に興味を持つようになります。
慶應義塾大学経済学部を卒業後、後継者として父の会社を継ぐことも考えましたが、違った世界での活躍を夢見て大手金融機関に就職。法人営業に従事し、銀行内の様々な賞で表彰されるようになりました。
その頃、後継者不在となった中原の父は、会社を第三者へ承継(M&A)し、経営者を引退。跡を継がなかったことに申し訳なさを感じながらも、父とは違う形で“やり切った”と誇れる働き方を志すようになります。
銀行勤務時代は、配属された支店の管轄には社歴の長い企業が多く、中堅・中小企業の2代目・3代目社長が支店長のもとへ会社の譲渡について相談する姿をよく目にしていました。
銀行での経験と、何より父が事業承継の当事者であったことから、これまで意識してこなかったM&Aのニーズを感じ、「後継者不在も一種の経営課題、この課題解消に尽力したい」と、中原は2014年に日本M&Aセンターの門を叩きました。
業界特化とバリューアップコンサルティングへの想い
2社のM&A仲介で事業承継の支援を経験していく中で、従来のM&A仲介サービスに疑問を感じるようになります。
ひとつ目は「業界への専門性」という観点。
日本M&Aセンター時代は、地方の金融機関と一緒に企業の事業承継を手伝うなど、感謝されることも多く得難い経験を積むことができました。その一方で、「支援企業の業界を最初から深く知っていればもっといい紹介ができたかもしれない」と、申し訳なさのような感情が芽生えてきたのです。そんな最中、新規のM&A仲介会社設立の話を聞き2018年に転職。2社目のM&A仲介会社で最初に手がけたLPガス事業の案件以降、中原は“LPガス事業専門のM&Aコンサルタント”へとなっていきます。
日本で最も多くLPガス事業のM&A仲介を担ったと言えるようになってきた頃、業界特化の支援をしてきた中原だからこそ感じる頭打ち感が出てきました。
それは「M&Aありき」だという点です。
M&A仲介を提供する会社なのだから、M&Aの実行を前提で支援する。この必然性を頭ではわかっていても、中原の本音はそうではありませんでした。会社を残す、あるいは成長させる、こうした手段はM&Aだけではありません。あくまでもM&Aは様々ある手段の一つとして提案していくべきなのではないか。
この想いがきっかけとなり、中原は2022年に独立を決意。業界特化型のM&A仲介と、M&Aありきではない企業価値を最大化するバリューアップコンサルティングを提供するスピカコンサルティングを設立しました。
「星の会社」、名前の由来
スピカコンサルティングは、設立当初から日本一のM&Aコンサルティング会社を目指して各種準備を進めていきました。
社名は、企業とそこに関わる人々が長く輝いて欲しいという想いを込めて星から名前を貰うことに。
「スピカ」は乙女座の一等星で、春の到来を象徴する「春の夫婦星(めおとぼし)」と呼ばれています。M&Aはよく縁談に例えられることから、企業の企業の夫婦星になるよう「スピカコンサルティング」と命名しました。
ちなみに当社の創業日は、8月23日です。星座に詳しい人ならピンとくるかもしれませんが、8月23日は乙女座の始まりの日。会社のロゴもスピカとその夫婦星とされるアークトゥルスがモチーフになっています。ロゴやHP、パンフレットなどの制作物でブランディングを合わせるだけでなく、創業日まで夫婦星に関連させているこの徹底ぶりはスピカらしさを感じるエピソードです。
【これまでの成果】創業1年で唯一のM&A会社へ
創業後、経営者の皆さまにお役立ていただける情報の提供や、業界の発展に貢献すべく、スピカコンサルティングは業界特化M&A仲介で日々専門性を磨いていました。
しかし、設立1年で東証グロース市場に上場している、株式会社GA technologies[3491](以下、GAテクノロジーズ)と経営統合を実施。GAテクノロジーズの資本傘下に入ることを決断します。GAテクノロジーズは、「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を生む世界のトップ企業を創る。」を理念に掲げ、不動産をはじめ、さまざまな産業のビジネス変革に取り組むインダストリーテック(ITを駆使した産業変革)企業です。2013年の創業から5年後の2018年に東証グロース市場(旧東証マザーズ市場)に上場し、上場後16件のM&Aを実施し、2023年度は売上高1,466億円を超える急成長企業です。
GAテクノロジーズとの経営統合を決断した要因は複数ありますが、スピカコンサルタントは経営統合を通じて、ある種の“時間”と“リソース”を手に入れました(※詳細はこちらの記事で紹介しています)。そしてなによりも、M&A仲介会社で唯一、自身が事業売却した当事者になったのです。これまでとは違う“実体験(当事者)”としてのアドバイスや提案ができることはスピカコンサルティングの新しい強みになりました。
また真の意味で企業の発展に貢献し続けるためには、ITやAIなどの最先端技術活用が不可欠です。専門性を有するコンサルタントとITの力を融合させた、高品質なM&Aサービスを提供するため、GAグループの開発力と知見を活かし「M&A仲介DX」を研究・開発するチームを新設。M&Aコンサルタントがより高度な提案を実現できるよなプロダクトの開発を日々進めています。
【これからの展望】誠実さ、倫理観、起業家精神を柱に、自らも輝く星となる
M&A事業者の登録数は年々増加し、M&A件数も多少の増減はあるものの右肩あがりになっています。そしてM&A仲介は「稼げる仕事(平均年収が高い仕事))」として知られるようになり、トップセールスなどのハイパフォーマーを中心にネクストキャリアとしての注目を集めています。しかしながらこの業界を取り巻くイメージは、「赤字経営」「怪しい」「ハゲタカ」というネガティブなものが未だに残っているのも事実です。直近では、日本最大手のM&A仲介会社の営業93名が処分された契約書の偽造による売上の前倒し計上(不正会計問題)や、ルシアン事件など、業界全体のコンプライアンスが疑問視される事件やM&Aを使った詐欺などの報道もありました。
そうした中、当社では、これからのM&Aコンサルタントはより一層の倫理観、使命感、謙虚さのような「人間性」が重要になると考えています。手数料(インセンティブ)に捉われていては、本質的な経営課題のサポートはできません。目先の結果は良くても、中長期の人生までも輝くものにしていくには、一人ひとりが高い専門性と矜持を持った提案をする必要があります。
長年の歴史がある会社を残し、家族と社員とその家族までを守ってきた経営者や、会社に関わる全ての人が幸せな人生を送るための支援をしたい。
根底にあるこの想いを忘れず、これからも関わる全ての人の“輝く未来のために”スピカコンサルティングは、高品質なM&Aコンサルティング会社であるというプロフェッショナル意識をもち、まずは日本でトップのブティックになることを目標としています。それは単に成約数や売り上げなどの数値的な話に限りません。顧客満足度、支援後の発展、そして何よりスピカのメンバー一人ひとりが仕事や自身の人生を輝いているかまでも重視して、日本一のM&Aコンサルティング会社を目指していきます。
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