今回は、「ひとりになりたい」から始まった、あるメンバーの4年間の変化についてご紹介します。
イベントの現場は、決して楽な環境ではありません。だからこそ、その中でどのように人が成長していくのか。そのリアルな過程を、ぜひ感じていただけたらと思います。
「ひとりになりたい」から始まった4年間の話
2022年4月。香港出身で当時23歳の彼女は、日本のアニメや2次元舞台が好きで来日し、とあるテーマパークで働く予定でした。しかしコロナの影響で開館後すぐに休館。さらに、志望していた舞台制作会社にも不採用となり、やむなく不動産会社の窓口業務に就くことになりました。
そんな経緯を経て、mindlinxへ。
イベント制作の経験はゼロ、業界の知識もゼロからのスタートでした。
最初の現場で起きたこと
入社後すぐ、大阪の商業施設での親子向けアウトドアイベントに、私を含めた3名で現場に入りました。
正直にお伝えすると… 彼女は、明らかに疲弊していました。
長時間の勤務、常に気を張り続ける環境。
「部屋で一人になりたい」「一人で食事を取りたい」
休憩時間には仮眠を取る姿もありました。
イベントの現場は、朝から夜まで気が抜けません。 クライアント、協力会社、会場スタッフなど、立場の異なる関係者と連携しながら、自らも動き続ける必要があります。慣れていない方にとっては、非常に負荷の高い環境です。
これが、4年前の彼女の姿でした。
変わり始めたきっかけ
転機となったのは、ある継続案件を担当するようになったことでした。
年4回開催されるアウトドアイベントの出展社事務局。出展社への連絡、問い合わせ対応、データ管理、そして現場運営までを担う業務です。
同じ案件を継続して担当することで、同じクライアントや現場スタッフと繰り返し関わるようになりました。それは一期一会ではなく、関係性が少しずつ積み上がっていく環境です。
もちろん最初からすべて完璧だったわけではありません。特に日本語でのメール対応には苦手意識がありました。
それでも彼女には、明るさと前向きさ、そしてもうひとつ。
「人との関係を大切にする姿勢」がありました。
指摘を受けたとき、「次は改善しよう」と自然に思える。
それは能力ではなく、「相手との関係を大切にしたい」という気持ちからくるものです。
その姿勢は、周囲にも確実に伝わっていきました。
苦手としていた日本語のメールも、昨年よりAIツールを積極的に活用することで自ら改善に取り組み、文章の質も大きく向上しました。
道具で補える部分は補えばいい。
大切なのは、その先で何を届けるか。
彼女はそれを体現していきました。
「ひとりになりたい」の4年後
やがて、海外出展社の対応窓口を任されるようになり、現場でも頼られる存在へと変化していきました。
通訳として現場スタッフから声がかかる場面も増えていきます。
ある現場で、こんなやり取りを耳にしました。
「この対応、任せてもいいですか?」
「この件、どう進めればいいか教えてください」
名前で呼ばれ、頼られている姿。
4年前、「ひとりになりたい」と話していた彼女が、今では現場の中心で信頼を集めている。
その変化を見て、確信しました。
彼女の思考の"起点"が変わったのだと。
自分のことより、まず「相手が今、何を必要としているか」を考えられるようになっていたのです。
「受け取れる」ということ
彼女を4年間見てきて、強く感じることがあります。
大切なのは、入社時点のスキルや経験ではないということ。
彼女の成長を支えていたのは、2つの力です。
ひとつは、「受け取る力」。
指摘、クライアントの言葉、現場の空気…
それらを受け取り、自分の中で整理し、次の行動に活かす力です。
もうひとつは、仲間を大切にする気持ち。
目の前の人との関係を大切にしたいという想いが、行動を変える原動力になっています。
スキルや知識は、後から積み上げることができます。
しかし、この二つの力は簡単に見につくものではありません。
私たちの仕事には、マニュアルにない判断が日々求められます。
正解のない状況の中で、相手の立場を想像し、自ら考えて動く。
その根底にあるのは、「一緒に働く人への誠実さ」だと考えています。
次の仲間を探しています
当時6名だったチームは、ライフスタイルの変化やキャリアの転機を経て、2026年6月からは3名体制となります。
決して整いきった環境ではありません。
入社初日から社長の隣で仕事をするような距離感です。
多くの経験が、短期間で一気に押し寄せてきます。
決して楽な環境ではないかもしれません。
それでも
「ひとりになりたい」から始まった人が、4年後には現場の中心で名前を呼ばれる存在になる。
その変化を、私たちは隣で見てきました。
次に加わる方にも、同じような変化が起きると信じています。
経験や業界知識は問いません。
大切なのは、「素直に受け取れること」。
そして、それを次の行動に変えられること。
相手の立場を想像しようとする姿勢があれば、きっと活躍できる環境です。
「自分の経験がここで活かせるのか、一度話を聞いてみたい」
その段階からでも、ぜひお気軽にご連絡ください。
一緒に働ける日を、楽しみにしています。