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【代表インタビュー】バックオフィス業務の直接支援で、お客さまを支える。関わるすべての人の夢を叶える会社を目指して

「関わる全ての人の夢を叶え人生を変える」をミッションに、バックオフィスの課題を解決するサービスを多角的に展開するグランサーズ株式会社。代表取締役CEO筧智家至に話を聞きました。

今まで受けた恩を還元するため、社会の役に立ちたい

――創業までの歩みを教えてください。

新卒で大手監査法人に入社し、転職を経ながら8年ほど働きました。ありがたいことにお客さまに喜んでもらえる機会が増えると同時に「もっとこうやった方がいいんじゃないか」と、会社のやり方からさらに発展させたアプローチについて考えることが多くなりました。実際にやってみると、これまで以上に喜んでもらえることが多く、独自アプローチの追求でより社会に役に立てると思うようになりました。

同時に、勤めていた監査法人は大きな組織だったこともあり、役職が上がるとお客さまに向き合う以外の業務が多くなってきました。会社組織のノルマを考えた時に、効率よく案件を回すことを優先する場面が増え不満を抱えていました。その不満がピークに達したのがマネージャーになった後です。社内の政治的な立ち振る舞いに振り回されることも多かったです。もともと会計士を志したきっかけは「社会の役に立ちたい」という思いからだったので、このまま会社員として働き続けることは、自分のやりたいことではないかもしれないと思うようになりました。

そこで、2012年にグランサーズ株式会社の前身となる、筧会計事務所を設立しました。


――「社会の役に立ちたい」とはいつ頃から思っていたのでしょうか。

小さい頃から似たような考えを持っていました。両祖父が経営者だったこともあり、家の中でよく「人の役に立ちなさい、社会の役に立ちなさい」と言われて育ったことが影響していると思います。

今の自分があるのは、親をはじめ、自分の知らないところで愛情を注いでくれたり、助けてくれたりした人のおかげです。たくさんの人たちの思いが積み重なって生きているからこそ、受け取ったものをなにかに還元しなければならないと自然と考えていました。その気持ちが人の役に立つ、社会の役に立つ、という志の源泉になっています。


社員も含め、関わる人全ての夢をかなえる会社

――グランサーズ株式会社の創業までの経緯を教えてください。

きっかけは、会計事務所が順調に大きくなり、提供サービスのラインナップが増えたことでした。会計士としてのサービス提供だけでなく、自分が蓄積したナレッジをより多くの方々に使ってもらえれば、もっと社会の役に立てると思ったのです。


――バックオフィスの課題を解決するサービスを立ち上げたのはなぜなのでしょうか。

会計事務所を営むなかで、専門性の高いバックオフィス人材がいなくて困っている会社が多いと感じたからです。とくに簿記のような経理に関する専門性を持った人材が市場に少なく、採用に苦労する会社さまが多かったです。そこで、財務経理業務のサポートからスタートし、徐々に人事労務、総務庶務といったバックオフィス領域全般にもサポート範囲を広げていきました。


――ミッションである「関わる全ての人の夢を叶え人生を変える」に込められた思いを教えてください。

お客さまへ価値提供をして、目標達成のお手伝いを掲げる企業は多いですが、グランサーズではそれだけでなく、社員をはじめ、協力してくれるすべてのメンバーにも夢を叶えて人生を変えて欲しいと思っています。

ですので、ミッションも「関わる全ての人」としています。

報酬面やキャリアアップの機会といった会社として提供できることに精一杯取り組んでいます。

ひとつエピソードを挙げると、ある社員が入社時から地元である青森県に貢献がしたいと語っていました。そこで、会社としてどうすれば彼の夢が実現できるのかを考えた末に、全国への事業展開に一環として青森県に新規オフィスを設立することになったのです。

多くの地方都市に共通する都心との賃金・労働力格差等の地域課題解決に向け、バックオフィスの課題解決に向けたオンラインBPO事業と合わせて、青森県に居住しながらバックオフィスBPOの分野で地域・全国・世界で活躍できる人材を採用・育成もおこなっています。

設立の際は、青森県及び青森市と進出協定を締結し、基本協定調印式もとりおこないました。今後も、今回の取り組みをきっかけに他県とタッグを組んだ地方創生事業を、別の地方でも展開していきたいと考えています。


安心してビジネスが進められる環境をつくる

――サービスを通して成し遂げたいことを教えてください。

「経営者の悩み解消」と「バックオフィスの方々が活躍できる土台の提供」を安定的に続け、両者にとって安心してビジネスが進められる環境づくりに貢献したいです。

私は公認会計士として20年間バックオフィス関係の業務に携わっていますが、安心して仕事ができる環境が整備されている会社は少ないと感じています。とくに、専門性の高いバックオフィス領域については「どうやればいいのか」「それができる人材はどこにいるのか」と悩んでいる会社さまが多いです。

世の中には磨けば光る、原石のような企業が数多く存在します。我々のサービスを通して、自社の成長に集中できる環境を整えることで、社会をより良くすることに貢献したいです。


――理想の実現のため、組織づくりにおいて心がけていることがあれば教えてください。

どんなメンバーでも上司や社長と協議して物事を進められる、フラットな組織づくりを心がけています。具体的には、毎月、社長と各チームメンバーとで少人数の懇親会を行っており、社員が意見を言いやすい場所や雰囲気をつくっています。そのおかげもあってか、グランサーズの制度や仕組みのほとんどは社員発信でつくられたもので、一緒に働くメンバーにとって居心地の良いものになっているかなと思います。


3年後のIPOを目指して、さらなる提供価値の向上を

――今後の展望について教えてください。

現時点(※2023年5月時点)では、2026年8月期のIPOを目指しています。

これまでサービスの品質を絶えず向上させることで、常に前年同月比40%を超える成長を見せていて、オーガニックのお問い合わせやご紹介、運用している自社メディアからのお問い合わせも毎年20%の成長を実現しています。とくにありがたいことに、YouTubeを主軸としたメディア戦略が順調(月の動画再生回数は150万再生超で、税理士領域では日本一)で、中小企業からのお引き合いを多くいただいております。

今後は、IPOを目指すような50名以上規模の企業にも積極的にアプローチし、伴走パートナーとしてコンサルティングサービスを提供できればと思っています。同時に、DX支援事業の展開にも力を入れていきたいです。

さらに、お客さまと直接関わりながら並走し、ステージが上がるごとに生まれる新たな課題と向き合いながら、新サービスの開発も進める予定です。そのためにも、自社の品質向上とフリーランス・業務委託のキャリアパスを向上させる教育プランづくりを継続して行いたいです。両者をマッチングさせることで、生産性が高いビジネスモデルを構築できると考えています。獲得した利益は、教育への投資や従業員還元に使うことで、バックオフィス領域における優良企業としてのポジションを確立できればと思っています。

今後も、直接支援を通じて、お客さまを支える会社であり続けたいです。同時に、社員をはじめグランサーズに関わってくれる全ての人に自社のノウハウを還元し、良い影響を与える会社でもあり続けたいと思っています。

財務・経理以外のプロフェッショナル人材の獲得・育成にも引き続き取り組んでいきますが、とくにバックオフィス関係の人材(DXコンサルタントや労務関係)の獲得・育成には力を入れる予定です。グランサーズについて、少しでも興味を持ってくださった方とはぜひ一度カジュアルに面談させていただければと思います。

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