【対談企画Vol.1】「夢中にさせる作品づくり」NetEase Games 桜花スタジオのコンシューマーゲームデザイナー/ディレクターの仕事に迫る
こんにちは、NetEase Games日本採用チームの平野です。
日本と中国、双方の強みを最大限に活かした多様性豊かなチームで、世界中のユーザーに新しい感動を提供しようとしている『桜花スタジオ 』。今回はそんな桜花スタジオのメンバーとして働く社員に登場してもらい、どんな仕事をしているのか探ろうという企画です!今回、登場してくれるのはこの2名です。
ディレクター 吉田亮介(写真左)
カプコンで『戦国BASARA』シリーズ、『モンスターハンタークロス』シリーズ、『デビル メイ クライ 5』などアクションゲームのコンバットデザインを手掛け、2020年NetEase Gamesに入社。広州の桜花スタジオで3年勤務し、今月から渋谷での勤務がスタート。久々の日本での暮らしでは、コンビニの安さとクオリティの高さ、交通インフラの盤石さを通じて、誇り高き埼玉県民として日本の素晴らしさを実感している。
ディレクター/ゲームデザイナー 高木圭太(写真右)
ゲーム開発会社でのゲームデザイナー経験を経て、『新規立ち上げスタジオ、大手外資系、ハイエンド向けコンシューマーゲーム制作』など面白そうなキーワードだらけの桜花スタジオに惹かれ2021年に入社。スタジオ立ち上げ期より中心メンバーとして活躍。コンバットデザインを中心に、高い全体把握能力と小回りの利く俊敏さを駆使し、ゲームデザイナーとしての役割に留まらず、ディレクター業務も担当。
───お二人は桜花スタジオでいくつか進行中のプロジェクトの中でも、一緒に仕事をする場面が多いと思いますが、具体的にどんなお仕事をしているか教えていただけますか?
(吉田)タイトルに関しては詳しいことをまだ言えないのですがアクションRPGタイトルを高木さんと作っています。ポジションとしてはディレクターを担当しています。
もう一人いるディレクターと担当を分けていて、私サイドではバトルやレベル、ゲームサイクルなどゲームプレイを中心とした箇所を中心にディレクションをしております。
───中国との2拠点での開発について詳しく教えてください!
(吉田)例えばコンソールゲームにおける、コアのゲームデザインであったり、ゲームロジックを考える作業は中国広州のメンバーよりも日本のメンバーの方が優れている人員が多いと思います。
逆にゲームデザイナーだけでUnreal Engineなどを活用しプロトタイプを作成したり画面に成果を出すためのスピードは日本のメンバーよりも中国広州のメンバーの方が優れている場合が多いです。
このように拠点によって得意不得意があるため、それを理解した上で適切な座組を組めば今まで以上に効率よい開発が出来ることに面白さやメリットを感じています。
───言語の壁はありますか?
(高木)中国広州のメンバーと話すときは、自社チャットツールでの自動翻訳が非常に優秀で通訳無しでもほぼ会話が可能です。
(吉田)そうなんです。かなり細かい内容や複雑な状況に限って、通訳に間に入ってもらい仕事を進めています。事前に通訳の方に話したいことを説明したり、説明用の動画を用意するなどしてスムーズに通訳を入れた会話を進行させて双方が完全に理解できるようにする工夫なども取り入れています。
夢中にさせること=醒めないようにすること
───「人を夢中にさせる作品づくり」は桜花スタジオの強味だと思いますが、具体的にお二人が意識や工夫をされていることはありますか?
(吉田)何に対して夢中になるかはユーザーさん人それぞれなので、オリジナリティーや目新しさがどれだけアピールできるかをまず意識しています。それらの内容によってゲームに夢中になり、のめりこませることが出来たらいいなと思っています。今制作中のゲームにおいては『本当にここは絶対に魅せたい部分』『オリジナルの要素』『手触りがすごく良い』等、ユーザーさんが感じてくれそうな部分ををしっかり分別して、どの要素が目新しさにつながるパートなのかしっかり自分自身で理解した後に、それらをスタジオメンバーに伝えていくことを心掛けています。
(高木)『このゲームはどういう人に対して作るのか』をまず意識して、その人たちが期待するポイントを出来るだけ外さないように想定しながら内容を考えて、ゲームに入れ込んでいます。夢中にさせるってことは醒めないようにするってことだと思うんですよ。ゲームはもちろん、映画を観ていても、本読んでいても、醒めるときは「自分が思ったものじゃないみたいな思ったものと違う」と感じた瞬間ですよね。そういったことが出来るだけ起こらないように、遊んでくれる人の大多数が期待するポイントを想定して入れ込んだり調整したりすることを意識しています。
チャンスだらけ、何度でもチャレンジできる環境
───桜花スタジオの好きなところや前職との違いはどんなところですか?
(吉田&高木)アルコール度数が高めなところ!我々2人だけかもしれませんが笑
(吉田)渋谷スタジオにはバーカウンターのようなエリアがあり、金曜日の夜などに小規模な飲み会が希望者のみで頻繁に行われてます。チームビルディングは福利厚生の一例ですが、そのへんしっかり配備されているのも有難いなと思います。
アルコール以外だと、メンバーそれぞれが常に挑戦しているところでしょうか?ゲーム制作において現状に満足することなく『もっと良くしたい』と情熱を注ぐスタッフばかりだと感じています。私の場合だとNetEase Gamesに入って広州に移り住んで、今までのやり方で通じない部分もあり、ストレスを感じる部分もありましたが【逆に今できる最善は何か】とチャレンジ志向になった自分になっていると思います。
(高木)アサインされる前に「何がやりたい?」と聞かれたことにびっくりしたのを覚えています。今までの経験であれば「次このプロジェクトだから」と言い渡されることが当たり前だったので。そして伝えた希望が通るんですよね。軽さと速さを兼ね備えているところも桜花スタジオのいいところですね。色々チャレンジできる環境だからこそ、目の前にあるゲーム制作においても可能な限り良くしていきたいと考えて実行する人は多いと思いますね。
(吉田)前職との違いについてですが、大前提として以前いた会社はこれっぽっちも不満などなく、ひとりのファンとして今でも大好きな会社ですと伝えさせてください!
あえて挙げるとすれば「チャンスの数の差」を感じます。前の会社は非常に規模が大きく、組織構成や開発フローも確立された伝統的なものでした。人員の配置も充実していたと思います。それに比べて桜花スタジオは新しいスタジオなので人員も今増やしているところで、様々なポジションに潤沢に人が配属されている訳ではない。なので興味がある別ポジションへのチャレンジや、やってみたい業務に手を挙げてアサインされたり、それぞれのチャレンジが受け入れられやすい、力を発揮しやすい環境になっていると思います。
実際に私自身も今、担当しているメインタイトルとは別で、完全新規IPタイトルのディレクターをしています。自分自身で企画書を作成して会社に持ち込んだ企画なのですが、そういうチャレンジをしている人は他にも複数人います。まずは私のタイトルがしっかり発売まで辿りついてお客様に遊んでいただけるように頑張ります笑
働き方にも柔軟さを
(吉田)私は広州から渋谷に異動しましたし、逆に渋谷から広州に行く人もいます。国を跨いだ拠点移動がフレキシブルにできるゲーム会社は日本では桜花スタジオしかないと思います。海外にチャレンジしてみたいと考えて一度渋谷で会社に馴染んでから渡航することができたり、チャレンジした後に、戻りたくなったときにはまた戻る場所が日本に用意されてることはすごいことです。
また拠点移動に限らず、担当タイトルの配属変更も柔軟に状況をみて対処してくれますね。社員が最もパフォーマンスが出る環境を常に探しているので、決定事項に囚われることはないです。
(高木)関西在住の知り合いで地元を離れられない事情から、転職先を在阪企業に絞って選んでいる人がいたので、「桜花スタジオは関西に住み続けながら働けるよ」と誘い、今同僚として働いています。コロナ渦ではリモートワークが出来たけど、平常時になって出社前提になっている会社が増えているようですが、桜花スタジオに関してはリモート全然OKと言っている会社なので、家庭の都合などで諦めている人がいたらぜひ来てほしいですね。
───最後に、赤塚哲也スタジオ長ってどんな人ですか?
(吉田)変わった人ですね笑 自分自身で器用貧乏界のカリスマだって言ってますが、まさにその通りかと。いいなと思うのはチャンスやチャレンジのきっかけはしっかりと与えてくれる。失敗前提で『まぁやってみたら』と言ってくれるところでしょうか。
他のインタビュー記事を読むと出てくる写真がキリっとしているからか『面接前は非常に緊張していた』という方が何人かいましたので、これから面接を受けようと思っている方は気にしないでください。
(高木)私も面接前に赤塚さんの写真を見たときに「怖そうな人だな」と思いましたが、会ったら写真と印象がだいぶ違うなと。とても明るい、頭のいい人です笑
2020年6月に発足した桜花スタジオ。2024年は今まで以上に多くの開発中のゲーム情報を皆様にお届けできることになるはずです。ご期待ください!
そして桜花スタジオでのゲーム制作にチャレンジしたいゲームクリエイターの皆さま!ぜひ応募をお待ちしております!
現在募集中ポジションは以下の通りです
・ディレクター
・システムプランナー、イベントプランナー、レベルデザイナー、バトルプランナー、リードプランナー
・ツールエンジニア、ゲームエンジニア、リードエンジニア、グラフィックエンジニア
・コンセプトアーティスト、UI/UXデザイナー
※カジュアル面談も実施中です。お気軽にお問い合わせください。