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【未来への取り組み】若手スタッフによる工業高校への出前指導

甲府工業高校の専攻科へ出前に行った際の様子を少し紹介します。


出前の背景

「マザックQT250MA」という機械に関して、学校側では使いこなせないという課題があることから茂呂製作所に指導のご相談をいただきました。茂呂製作所としては「技術の継承、未来ある若者への恩送り」を使命としていることから快諾させていただきました。


座学

まずはマザックを使って実際に加工したものを見てもらいながら機械の特徴を説明し、この機械ででできることや可能な加工を理解してもらいます。


プログラム

続いてプログラムです。まず座標の出し方やプログラムの基本の構成などを理解してもらった後、実際に簡単な加工プログラムを作ってもらいます。


この時に学生さんに主体となって考えてもらった上で、分からない所を指導していきます。 最初から答えを示すのではなく、少しずつヒントを与え一緒に考えを出していきます。

今回はこの部品を作ってみました。

学生さんと考えながらのプログラム作成時間は4時間でした。
加工時間もノギス・マイクロメーター・シリンダーゲージを使い、学生さんに主体となってもらって測定をしながら2時間程で行いました。

ちなみに社員が同じ作業をする場合は、プログラム45分、加工45分程度です。
何事も経験を積むことで効率よく進めることが可能となるのです。だからこそ、若い段階から経験することは貴重です。


加工指導

続いて茂呂製作所が得意としているオンライン(遠隔地)対応を交えての加工指導を行いました。

これは学生さんにスマートグラスをかけてもらい、茂呂製作所本社の作業エリアの中を案内しているところです。

茂呂製作所のスマートグラスを使ってオンラインにて映像を見ながら実際のリアルな現場作業を経験してもらいました。この経験から使い勝手の良いシステムを考えたり、現状の問題点に気づいてもらい、将来に役立ててもらいたいと思います。

学生さんたちの感想

● 対話式のプログラムなのでGコードとは違う事を覚えられてよかった。
● 加工の開始点の考え方が難しくプログラムを作るのが大変でした。
● Gコードプログラムより対話式プログラムの方がわかりやすかった。
● スマートグラスは、離れたところでも、相手と自分の画面を見ながら作業を行えるので移動時間の短縮ができると思った。

講師をして感じたこと

学生さんに指導することはとても難しく、自分が説明している事をしっかり伝える為の言葉選びが難しいです。時間配分も3時間×5週間の計15時間と決まっているので、時間の予定を立てるのに苦労しました。
学生さんに説明がしっかりと伝わってプログラムが完成した時は、うれしさとやりがいを感じました。
学生さんが質問をしてくれたり意見・感想を発信してくれると、興味を持ってくれたことが実感できてうれしいです。

インターンについて

今回の試みを通じて、対面でなくとも遠方であっても、様々な指導をさせていただけることがわかりました。もし茂呂製作所の指導を必要とされる方が居られましたら是非一報ください。

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