- PM候補
- フロントエンドエンジニア
- Digital Marketer
- Other occupations (4)
- Development
- Business
みなさん、こんにちは。株式会社Piicの採用担当です。
「滋賀から、世界へ」を掲げるPiicでは、ブランディングを目的としたパンフレット、WEBサイト、ロゴなど、毎日さまざまな制作物が生まれています。
今回は、前回のストーリーでも登場したクリエイティブディレクターの小山さんと、期待の新人デザイナー水田さんによる対談を設定。
Piicのクリエイティブ力の秘密に迫りました。
小山さん
東京の制作会社でデザイナー、アートディレクターとして活躍し、2024年8月に入社。クリエイティブディレクターとして、プロジェクトの上流から携わりクオリティ、進行管理などを行っている。
水田さん
前職はインテリアコーディネーターと業界・職種ともに未経験だったが「デザイナーになりたい」とPiicの門を叩く。そのチャレンジングな姿勢と熱意が評価され2024年3月に入社した。アートディレクターになるべく、日々全力で取り組んでいる。
デザイナーの個性で想像を超えるクリエイティブを
ーPiicでは、どのような流れでプロジェクトが進んでいるんでしょうか?
小山:まず受注をいただけたら、営業とディレクターが同行し、お客様の課題や要望を詳しくヒアリングすることからはじまります。その後、社内でオリエンを開きデザイナーに情報を共有。デザインができたら、ディレクターが確認して問題なければお客様に提出して…とプロジェクトが進んでいくイメージですね。
ーデザイナーのアサインもディレクターが?
小山:はい。デザイナーのポートフォリオから経験値、得意としている分野を見極めて最適な方を選ぶようにしています。オリエンでは、大ベテランの方ならニュアンスさえ伝えればすべてを汲み取ってくれますし、逆に歴の浅い方だとなるべく噛み砕いて説明してあげる必要があったりと、やり方も変わってくるんですよね。
ーそういう意味で、水田さんはどうなんでしょう?
水田:私はまだまだ新人なので、事細かに説明いただいていますね。参考となるデザインも用意してくださるのでとても助かっています。
でも、お客様の言葉をどうやってデザインに落とし込むかで毎回苦労していますね。参考デザインの真似になってしまわないか不安で…。
小山:私もデザイナー出身だからわかるんですが、最初は参考をオマージュするくらいでもいいと思っています。徹底的に真似ることが成長につながりますからね。
もちろん、真似だけだとお客様は既視感を覚えてしまうので、ほどよく変化をつけて、デザイナーの個性を出せればベストなものができると考えています。
ー真似をしながら個性を出すのは難しそうですね。
小山:前回のストーリーでお話しした通り、私は参考を提示したA案とデザイナーに完全お任せしたB案も作ってもらっています。その中にある個性を見極めて、A案に織り交ぜることで自然と個性が出てくるのではないか、と考えています。
水田:私はよく小山さんにどうすれば参考デザインに変化をつけられるか相談しているんですが、改めてお話を聞いて納得しましたね。
重要なのは潜在的なニーズを具現化する力
ー水田さんは、デザイナーとしてクリエイティブ面で心がけていることはありますか?
水田:やはり、お客様の想いを最大限反映しつつ、デザインとしてもセンスのいいクリエイティブをすることですかね。デザイナーとして込めた想いや、デザイン的に優れている理由をどうやったらお客様に伝わるか考えながら、作っています。
小山:お客様の期待値を超えられたらリピートにもつながりますからね。
水田:デザイナーとしてもお客様に驚きを与えたいと思っているんですが、どうすればいいんでしょうか?
小山:お客様の潜在的なニーズが、デザインに落とし込まれていたらいいんじゃないかな。
それを実現するためには、やはり最初の打ち合わせでいかにお客様の想いをヒアリングして言語化するかにかかってきます。例えば、「カッコいいデザイン」というオーダーがあれば、先鋭感がほしいのか、スポーティーな雰囲気なのかといった例を挙げながらとことん突き詰めていきますね。
水田:デザインで、頭の中にあるイメージを手を動かしながら答えを導き出す瞬間に近いかもしれませんね。
小山:そうですね。あとは、うまくデザイナーの意図を伝えること。これもディレクターの腕の見せ所です。
ーお客様の想いを具現化するのがPiicの強みですね。経験された中でそれが体現された実例はありますか?
小山:私が新しく関わりはじめたカタログの案件ですかね。昨年は、お客様から多くの指摘をいただき、デザインもなかなか決まらない。結果、入稿が遅れてしまうほどご迷惑をおかけしたのですが、今年は撮影前にすでにデザインができています。
要因としてはやはり、初期の段階でお客様が納得いただけるまでデザインを提案し、固められたことですかね。たとえ、デザインに違和感を覚えてもうまく言語化できないお客様が大半なので、クリエイターとしては多くの選択肢を提示するのがベストだと考えています。
水田:私もアートディレクターを目指しているので、打ち合わせに同席させていただくことがあるのですが、提案資料の作り方や進め方など、勉強になることばかりです。
ディレクター×デザイナー。切磋琢磨し高みを目指す
ーお話を聞いていて、いい師弟関係だなと思いました。
水田:小山さんと仕事をしていると、デザイナーとしての引き出しや言語化能力といった不足しているものが明確になるので本当に助かっています。
小山:うれしいですが、私も水田さんから学べることはたくさんあります。例えば、打ち合わせのとき水田さんは私が想像をつかないような踏み込んだ質問をしますよね。
水田:確かに気になり始めたら、納得するまで聞いておきたいという好奇心みたいなものはあるかもしれません。
小山:担当者さまの趣味・嗜好、仕事や会社に対する考え方まで深掘りするんです。デザインする上では関係ない質問に聞こえるかもしれませんが、Piicが力を入れているブランディングをするためには欠かせないことなんですよね。私も見習わないとなと思いました。
水田:小山さんにそう言っていただけるまでは、完全に無意識でした(笑)。
これを機会に答えを引き出す質問方法や、お客様が話すきっかけを与えるような会話を意識しながらブランディングに必要なスキルを身に付けていきたいです。
ー水田さんのこれからの成長が楽しみですね。
小山:成長スピードは目覚ましいものがありますね。昔「デザイナーになるのに最も大事なのはやる気だ」と言っていた先輩がいたのですが、水田さんはまさにやる気に満ちあふれています。
水田:まだまだ苦手な分野も多いのですが、Piicには小山さんをはじめ支えてくれる先輩がいます。以前、子ども向けのポスター制作をしていたとき、どうしても手が動かなくて…。先輩に泣きついてなんとか乗り切ったのを覚えています。子どもが目に留まるあしらいの仕方など、違った視点があり勉強になりました。
ブランディングからロゴ、ポスターなどの制作物までいろいろなものに挑戦できるので、経験を積んで早く小山さんみたいなディレクターになりたいです!
小山:Piicは、ベンチャーでまだまだ成長フェーズ。ブランディングやクリエイティブの品質もまだまだ高みを目指せると思っています。一緒に成長できる仲間にきてほしいですね。
以上、クリエイティブディレクターとデザイナー対談でした。
小山さんと水田さんは社内でもベストコンビと呼ばれるほど相性の良さを発揮しているそう。
お客様の役に立つクリエイティブをしたいという想いは共通しており、これからも互いに高め合いながら、Piicを引っ張ってくれる存在になってくれそうです。