100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。
今日も複業メディア「ウィズパラ」に掲載された記事からひとつ紹介していきます。
今日は「総フリーエージェント時代到来・・・サラリーマンという働き方が普通じゃなくなる日」というテーマでお話していきます。
今の日本だと、サラリーマンという働き方は一般的で、サラリーマン人口は5,800万人ほどいらっしゃいます。
ちなみに、広義なフリーランス(フリーエージェント)や個人事業に該当する人は、1,034万人、労働人口全体の比率から見ると15%ほどです。
ちなみにアメリカは5,700万人、労働人口全体の比率から見ると35%ほどです。
日本ではまだまだ、サラリーマンという働き方が一般的なようです。
ちなみにサラリーマンという働き方の原型が誕生したのは、ごく長い歴史からみれば最近で、1920年代だと言われています。 第1次世界大戦後、世界的に産業構造が変化するなか、事務職が増加し、「サラリーマン」の原型が出来上がりました。
源泉徴収制度の導入によりサラリーマンから税金が聴取しやすくなった事で、さらに国を挙げて、この働き方が推奨された時代背景もあります。
そんなザ・日本的ともいわれる、このサラリーマンという働き方ですが、今後は減ることが予想されます。
サラリーマンじゃなければ、何になるのか・・・それは人材はフリーエージェント化していくという事です。このメディアでいう所の「複業ワーカー」と呼び変えても良いかと思います。
そもそも明治時代より前には、サラリーマンという働き方は存在せず(しいて言えば奉公人や武士でしょうか)、武士以外は、おのおの独立したナリワイを創出していた、経営者(フリーエージェント)であったと言えなくはありません。今よりはるかに多くの多種多様なナリワイ・商売が跋扈していたと記録があります。
ちなみにはフリーエージェントとは
引用元:フリーエージェント社会の到来 新装版 Kindle版「インターネットを使って、自宅で1人で働き、組織の庇護を受ける事なく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会と繋がっているビジネスを築き上げた」人々のこと。 今の時代、組織の寿命よりも個人の寿命の方が長いので、組織にぶら下がる考え方ではなく、個人で能力を発揮できる力を身につける必要がある。
サラリーマンとは高度に組織化された会社で、一工程のみに専属し、年を追うごとに部署を転々とし、プロフェッショナルになることはなく、いかに会社に忠誠を誓えるかという働き方ですので、自分の頭で考え仮定・立案し、自分の判断でいかにビジネス・商品を創出していくかというフリーエージェントとは働き方としては、良い悪いを別にしてかなり対照的であると言わざるを得ません。
世界をリードした日本式経営が衰退していく理由
なんで、サラリーマンという働き方が減って、フリーエージェント化していくかを、さらにくだいて簡潔に説明します。
つぎの条件が効いてくるからです。
- サラリーマンという働き方はザ・日本的で戦後の経済成長期(大量生産・大量消費の時代)ではハマったが、モノがいきわたり、ニーズが多様化した世の中では、細分化されたニーズにスピーディに応える必要があり日本式の組織では対応できない
- 経営者が頭カチコチの年配者で構成されがちの年功序列式の日本企業ではイノベーションが起こせない
- 経済成長著しい新興国などの諸外国と比べ相対的に技術力・開発力などの競争力が落ちてきている
- 超少子高齢化が進んでいて内需が縮小している。またモノが行き届きモノ余りの状態になっている
- 時代の変化が激しすぎて、時代時代に応じて動的に時代にマッチしたスキルを持つ人材を編成する必要が生じている
- プロフェッショナル(技術職)ではない、総合職・一般職は代わりが効くため、賃金が安い人材に流れたり、AIなどで代替えされる
つまり世界が変わり、今までの日本式の経営では時代に取り残されるため、フリーエージェントで動的に組織化するアメリカ型の経営に変わるという事です。
まぁもちろん業種によって向き不向きもあったり、誰しもフリーエージェントに向いている訳ではないので、「総」フリーエージェント化は言い過ぎですが・・・
それを踏まえて、これからの世界の立ち回り方
簡単に言えば、フリーエージェントとして立ち回りやすいスキルを身につけるということに尽きると思います。
今従事している仕事が、スキルの身につかないルーティンワークやマックジョブに近いものであれば、スキルがアップする職場にチェンジするか、仕事以外の時間でスキルを身につける環境に身を置きましょう。
ここでは、これからの時代くいっぱぐれないためにおススメのスキルをご紹介いたします。
これからの時代くいっぱぐれないためにおススメのスキル7選
英語・中国語
まずはベタベタな所からいきますが、英語と中国語の能力です。
これはフリーエージェントうんぬん以前の問題として、これからの時代、必須になってくる基礎能力かと思います。
日本はこれまで比較的人口が多い国で、幸いなことに内需だけである程度の規模の経済活動をまわすことができていましたが、少子高齢化・人口減少とともに国内マーケットの市場規模は縮小していきます。
またインターネットの普及で、グローバリゼーションが加速し、望む望まない関わらず、日本だけで完結せず世界と関わって仕事・生活していく必要があります。
外国語、とくに英語と中国語は、生き残るための必須ツールになるといっても過言ではなくなるでしょう。
Webのリテラシー全般
これはエンジニアやプログラマーになるという訳ではない人にとっても必須のスキル・リテラシーです。
農業や飲食業、旅行業・・・もはやどの業種をとってみてもインターネットやWebを駆使しなければ商売を加速させることはできません。
その中でも特に力を入れるべきスキルは、Web上での信用力獲得スキルです。Webを活用した自己PR能力といっても良いかもしれません。
Youtubeやポートフォリオサイト、ブログ、SNS、Youtubeなどで、いかに自分をPRして信用を確保できるかが重要になってきます。
特に動画でのコンテンツ制作、ひとりで構成を練って、台本作って、撮影して、動画編集、サムネまで作って効果測定まできる動画作成スキルは超絶重宝されると思います。
トップYoutuberやインフルエンサーを目指せと言っているわけではありません。そもそもYoutubeプラットフォームでのマネタイズは、すでにほぼ無理ゲーです。
自分自身や自分のビジネスを宣伝・PRするためのツールとして必須なのです。業種は関係ありません。
また、サラリーマンであっても、いつ何があってもいいように、自分自身の商品価値であるスキルを身につけて、それを発信(PR)していきましょうという事です。
セルフブランディング能力
これも誰しも身につけられるわけではなく、どこかで学習できる類のものでもなく、先天的なセンス、あとは年齢的なものも関係あるのですが、ビジネスに非常に重要となってくる要素です。
アプリでもWebサービスでもアプリのUIやWebページのデザインがダサいだけで、ここのサービスは大したことないとネガティブな評価を受けます。
iPhoneがバカ当たりしてるのは、デバイスの機能が、ほかのメーカーのスマホよりも優れているからではなく、ブランディングが圧倒的にうまいからです。
これは自分自身を商品としたときにも当てはまります。いかに自分自身の市場での商品価値が高いと思わせられるか、いかに自分の商品・ビジネスに込めた理念が伝えるか、ディテールをこだわりハイセンスなデザインで人の心をつかめるか。
SNSの使い方を見ても、セルフブランティング能力が高い人と低い人では、ビジネスがうまくいく人かいかない人か、一発で見抜けます。
ディベート能力・営業力
汎用的な能力でありながら、もっとも大きなチャンスをつかむ可能性を持った能力です。
ディベートとは人を説得ないし感化、錯覚させる能力と言っても過言ではありません。
この能力が突出していて、成功をおさめた代表例とも呼べる人物が元アメリカ大統領のトランプさんです。
この能力が秀でていれば、いかに自分を高く売り込むことができ、多くの果実を手にするチャンスがあるかわかると思います。
マネーリテラシー
ここまではいかに食いっぱぐれずに稼げるスキルということで紹介してきましたが、残酷なことながら、いかに稼ぐ能力に長けていても、それだけでは不十分です。
ビジネス系Youtuberのトップ、両学長は、人生を謳歌するには、お金の五つの知識が必要と説いています。
稼ぐ力、貯める力、守る力、増やす力、使う力です。
いかに専門的なスキルが突出していても、マネーリテラシーが貧しいと、必ず落とし穴にはまります。。
時代の寵児と呼ばれた有名アーティストが数十億の資産を溶かし、多額の借金に追われているなんて話もよく耳にしますね。
これもマネーリテラシーの欠如から来るものです。
どうやら、テクノロジーが発展しまくりの昨今においても、人生の難易度はそんなに下がっていないどころか、むしろ難易度は上がっていますね。
この難易度が高い人生というゲームをうまく攻略していきたいですね。