こんにちは!株式会社リスビー採用担当です。
今回は設計責任者・皆川へのインタビュー模様を、前編・後編に分けてお届けします。
前編でご覧いただける主な内容は、以下の通りです。
・設計責任者の業務内容
・設計の仕事に携わる上でのこだわり
・建築の仕事に興味を持った原点
リスビーで働くメンバーのリアルな声を知りたい方は、ぜひご覧ください!
趣味でも追求してしまうほど、設計の仕事が好き
まずは簡単に自己紹介をお願いします。
皆川靖宏、43歳です。株式会社リスビーで設計責任者を務めています。
これから趣味になりそうなものは、サウナです。この前たまたま何かの特集を見たのがきっかけで行ったのですが、光の演出があったり、定期的にサウナのマシンに水が流れてくる仕組みがあったりと、思った以上に興味深くて。
そうした最新の設備が整ったサウナがたくさんあるみたいなので、勉強がてら通ってみたいです。
サウナに行っても施設の方に目がいってしまうんですね!
そんな設計が大好きな皆川さんの、普段のお仕事について教えてください。
リスビーで請け負う仕事の多くが内装です。
内装工事は、オフィスやテナントなど「ハコ」が決まっていて、その中で床や壁、天井などをつくって空間をデザインしていきます。
内装設計は空気、光、音といった目に見えない要素も用いて、建物の内部空間をデザインし、実際の施工に向けて計画を立てる仕事です。
内装工事はこのような流れで行っています。
- お客様の要望やニーズを理解するためのヒアリング
- 採寸や現地の状況の確認など、情報収集のための現地調査
- コンセプトや図面作成、パースなどのイメージのご提案
- 提案に承認をいただいた後、詳細図など実際に施工するための実施図の作成やマテリアルの選定
- 上記と並行して職人さんと現地での打ち合わせなど着工の準備
- 着工後、随時進捗の確認や打ち合わせ、現地の確認、現場監理との工程の調整
- 工事完了、お引き渡しをして、追加是正項目のチェック
- アフターフォロー
最近はどのようなプロジェクトに携わっているのですか?
100円ショップの会社様からいただいている案件の設計や現場監理のほか、弊社の代表・加藤と共にクリニックやオフィスの設計などの仕事をさせてもらっています。
1週間の中だと大体1〜2日は現場に行く時間。それ以外は、見積もり・積算の業務や図面を描いている時間が長いです。
デザイン性と作りやすさのバランスが、お客様満足に繋がる
皆川さんが設計職に携わる中で、譲れないこだわりはありますか?
弊社の加藤もよく言っていますが、「お客様に寄り添う」ことは社内でも私自身も一番大切にしている想いです。
私は設計だけでなく、現場監理や施工にも携わるので、デザイン性だけでなく作りやすさにもこだわっています。やはりデザインに凝りすぎると、作りやすさを度外ししてしまいがち。すると予算の問題で、お客様の求めているものとはズレが生じる場合があります。
ただかっこいいからという理由で空間を構築するのではなく、「使い勝手などの機能が満たされた上で、見た目の美しさも兼ね備えている」こと、「五感に訴える空間づくりをすること」も大事にしたいポイントです。
作りやすいデザインは、経費削減にも繋がる。どんな工夫をすれば、予算内でお客様の理想を叶えられるのかを考えながら設計するようにしています。
企画から設計・施工までワンストップで対応できるのがリスビーの魅力の一つ。ですが、「お客様に寄り添い、一緒に理想のお店づくりのストーリーを創り上げたい」という想いや、お客様の抱えている課題解決や便利を追求していることも、弊社を選んでいただける要因になっていると思います。
そうしたデザイン性と作りやすさのバランス感覚は、どうやって磨いていったのでしょうか?
最初の会社では、現場監理を5年ほど経験した後、設計部に入りました。ようやくやりたかった設計に携われたのもあってか、最初はデザイン性を重視していたんです。
するとプロジェクトチームでの話し合いで、「これはお金がかかりすぎるから難しい」と言われてしまって。確かに、自身の現場監理での経験を思い返してみても、その指摘は尤もだと思ったんです。
「予算とのバランスも大事だ」と、設計の先輩にも言われてきました。なので、デザイン性と作りやすさのバランスは、設計を始めた最初の頃から考え続けていることです。
子ども心に惹かれていた建築の道へ
少し時代を遡って、皆川さんの幼少期のお話を聞かせてください。
幼稚園生の頃は社宅に住んでいて、周りの子どもたちと楽しく遊んでいました。でも小学生になってすぐに転校。転校先では、すでにできている友達の輪になかなか入れませんでした。
それから小学3年生で二度目の転校をした後、同級生に誘われて野球チームに入部したんです。ちょうどJリーグが始まって、サッカーの人気が高まっていた時代でしたが、野球をやってる仲間と過ごすのが一番しっくりきました。何より楽しかったからこそ、高校まで続けられたんでしょう。
野球をきっかけに友達の輪が広がり、何か係や役割があったときは「とりあえずやってみよう」と積極的に立候補するようになりました。助けてもらったり、助けてあげたり……自分だけではできないことができるチームプレーの魅力を知ったのも、この頃です。
今の設計の仕事に繋がるようなエピソードはありますか?
もともと神社や建築、工事中の住宅を見るのが好きでした。昔日曜日の朝に放送していた「兼高かおる世界の旅」というテレビ番組を、たまたま家族で毎週欠かさず見ていて。サグラダファミリアなど、番組に出てきた世界遺産や建築物に心を動かされていましたね。
小学校の卒業文集にはすでに建物に携わる人とか、何か発明する人になりたいと書いた記憶があります。今思うと、何か作る人になりたかったのでしょう。
最初は漠然と「建物をつくる仕事=大工さん」と考えていましたが、中学生や高校生になるにつれ、「建築士」や「設計士」という職業があることを知り始めました。本をパラパラめくって建築の世界に触れるうち、実際に作る側よりもデザインを考える側に興味が出てきたんです。
建築関係の仕事を志しているという話は、周りにはしていたんですか?
いえ、「そういうのに興味がある」という話をしたのは、仲の良かった父だけです。大学受験の際、「工学部の建築学科を受けたい」と言うと母がびっくりしていたので、あまり周囲には話していなかったのだと思います。
建築学科では作品作りに追われる学生時代を過ごしました。作ってはすぐ次の図面に取り掛かるような日々でしたが、その間に本を読んだり、先輩の作品を見て学んだりしていましたね。
その後の就職活動では、何を選択の基準にされていたんですか?
デザインの分野に携われる仕事がいいとは思っていたものの、大きな空間よりも一つのお店の細かいところを考えたいという想いがなんとなくありました。
ゼネコンに就職する人が多い学校だったので、内装の業界に行く人は本当に数人だったんですが、「大きな建物と比べて、スパンが短いからどんどんいろんな仕事ができる」と聞いたのが後押しになって、内装工事の会社にも面接に行ったんです。
ゼネコンも受けたんですが、早く合格通知が来たのもあり、内装工事の会社に就職を決めました。他に受けていた会社も、海洋系の珍しい事業を展開する点に惹かれていたので、ちょっと特殊な道に行ってみたいと思うタイプなのかもしれません。
子どもの頃から憧れていた設計の仕事を、こだわりを持って続けている皆川。実際に夢を叶えた先での経験は後編でお届けします。
次回では以下の内容をまとめていますので、ぜひご覧ください!
・これまでのキャリアと積んできた経験
・リスビー入社の決め手や、会社の魅力
・皆川にとって設計の仕事とは
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