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私たちは、中国を拠点とする信華信グループの日本法人として、創造・信頼・融和を掲げ、グローバルなバックグラウンドを強みに、世界を豊かにするシステム開発に貢献しています。
要件定義から運用保守まで一貫対応するソフトウェア開発に加え、AI・データサイエンス、クラウド運用、グローバルセキュリティを組み合わせた先進ソリューションを提供。中国の豊富な技術者リソースを活用し、品質・コスト・スピードの三位一体体制を実現しています。さらに、国内大手企業や自治体との強固な信頼関係と多様な業界案件を通じ、エンジニアが幅広く成長できる場を整えています。
今回は、新卒で入社し、現在3年目を迎えた若手エンジニアの井上さんにインタビュー。プロジェクトを通じた学びや、ハイシンクジャパンならではの成長環境について伺いました。
【プロフィール】
井上 天晴:2023年に新卒でハイシンクジャパン入社。現在は大規模システムの開発・運用プロジェクトに従事している。
中国とのビジネスに挑戦できる環境に惹かれて入社
――井上さんがハイシンクジャパンに入社を決めた理由を教えてください。
山口県の大学に通っていましたが、就職を機に東京で働きたいと考えるように。学生時代に少し学んでいたIT分野への関心もあり、東京のIT企業を志望しました。
また、当時は中国の経済や技術が大きく伸びており、大学で学んだ中国語を活かせる環境にも魅力を感じました。このような思いから、中国とのビジネスに携われるハイシンクジャパンへの入社を決めました。
――入社前後でイメージのギャップはありましたか?
入社前は、中国語で話すメンバーが多いのだろうと想像していました。でも、面接の際や実際の業務で接してみると、中国人の方々が、流暢な日本語を話されていることに驚きました。考え方も日本人に近く、良い意味で自分の想像と異なっていました。
――入社後はどのような研修がありましたか?
私の代では、日本語がわからないメンバーは中国本社で日本語と技術の研修を受け、日本人メンバーはすぐに技術研修に進む流れでした。同期の多くは入社前からある程度技術に触れており、ITに興味を持つメンバーが比較的多かったです。研修内容は基礎的な部分からスタートし、日常的にPCを触った経験があればスムーズに取り組める内容でした。
――その後、どのような流れで案件へのアサインに至りましたか?
3か月の研修を終えた後は、沖縄のグループ会社でさらに3か月間、基本的な業務の進め方を学びました。その後、東京に戻り、初めてお客様先の案件に参画しました。最初に配属されたのは、大手SIerが手がける官公庁向けの大規模システム案件です。
当初はリリースに向けた作業で、先輩方の業務をサポートするところからのスタートでした。現在も引き続き同じ案件に関わっており、当社のメンバー4〜5名とチームを組み、互いに相談し合いながら業務を進めています。
階段を上るように、一つ上の工程を学びながら成長
――現在の業務内容について教えてください。
現在は大きく3つの役割を担っています。まず、弊社メンバーとお客様の間に立ち、要望や課題を整理して共有するコミュニケーションの窓口を担当しています。日本語が得意ではないメンバーもいるため、間に入って調整を行うことも多く、日本語でのやり取りに関しては私が中心となっています。その一方で、技術面については先輩方を頼りながら業務を進めています。
また、開発のノウハウや業務の進め方をチームに共有することも大切な役割です。当社だけでなく複数の企業が参画しているプロジェクトなので、社内外を問わず情報を展開し、全体の認識をそろえることを意識しています。
さらに、品質を確保するための業務も担当しています。具体的には、テスト観点や重要なポイントの整理、試験項目の調査や実施方法の調整などを行い、プロジェクト全体の品質維持をサポートしています。
――技術力を高めるために、井上さんが取り組んでいることは?
自学も進めつつ、基本は習熟したメンバーのやり方を真似しながら、システムの仕組みを理解してきました。たとえば現在はテスト設計を担当していますが、開発担当者に確認したり、設計書を読み込んだりしながら内容を考えています。
「一つ上の工程を学びつつ、一つ下の工程を実践する」という積み重ねを続けることで、階段を上るように成長を実感しています。特に、1〜2年先を歩む先輩が身近にいて実体験を聞ける環境は大きな支えで、常にお手本が近くにあることが心強いですね。
――プロジェクトを通じて、どのような学びがありましたか?
同じ案件に参画している他社の方と話してみると、自分たちにとっては基本的な知識が、その方々にとっては初めてだったり、逆に相手にとって当たり前の知識を私たちが知らなかったりする場面がありました。
このような経験から、学びは必ずしも「基礎から順番に積み上げていく」ものではなく、プロジェクトごとに必要なことを柔軟に身につけていくものだと気づきました。人によって学ぶ順番が異なっていても問題なく、その時々で必要な知識を一つひとつ吸収していくことが大切だと学びました。
一人では得られない、チームで進める大規模案件の学び
――これまでの経験の中で、特に成長を感じるポイントは?
入社当初はテストや簡単なコーディング業務が中心でしたが、現在は開発前段階の設計など、より上流の工程にも携われるようになりました。また、技術的なスキルだけでなく、大規模プロジェクトの中でどう関わっていくかといったコミュニケーション力も養われてきました。
さらに今年は、社内研修の一環として「一つのシステムをつくる」という取り組みに参加し、コーディング部分を一人で任せてもらう経験をしました。表側の見た目を形にし、裏側のロジックまで構築するという、本来は大人数で進める作業を一人で担当できたことは、大きな自信につながりました。その経験で得た知識は、現在の案件でも活かされています。
――どのようなときに仕事のやりがいを感じますか?
大規模な案件に携わる中で、自分の担当範囲は局所的ですが、過去に多くの人手と時間をかけて作られたシステムの中身を学びながら業務を進められる点にやりがいを感じています。さらに、それを私たちとは異なる背景や技術を持つ企業のメンバーと協力して進められることは、個人だけでは得られない貴重な経験です。
また、担当しているプロジェクトは公共性が高く、社会に貢献できる内容であることも大きな魅力です。その点も含め、誇りを持って取り組める仕事だと感じています。
メンバー主導の学びの場が、エンジニアとしての成長を後押し
――会社全体の雰囲気やカルチャーについても教えてください。
当社には、コミュニケーションを積極的に取る人が多く、自主的に研修や勉強会を開催してくれるメンバーもたくさんいます。私自身もそうした機会に参加することで、エンジニアとしての成長を後押ししてもらえていると感じます。
また、中国人メンバーも含め、とてもロジカルで穏やかな方が多い印象です。技術面でも、新しいことに挑戦しようという姿勢が社内に根付いており、学びを重視する文化が感じられます。資格取得についても、手当があるほか、多くの資格を取得した社員が表彰されるなど、常に学び続ける人が多いことが特徴的だと思います。
――働きやすさについてはいかがですか?
現在のプロジェクトはリモートワークが中心で、個人的には人間関係のストレスも少なく、働きやすい環境です。お客様のスケジュールに合わせる必要はありますが、閑散期は残業もなく、プライベートとの両立もしやすいですね。
また、年に1回の社員総会や、サークル活動など、希望者が自由に参加できるイベントもあり、オン・オフの切り替えがしやすい雰囲気です。
――今後どういう人と一緒に働きたいですか?
積極性のある方と一緒に働きたいですね。具体的には、自分の意見をどんどん言えたり、自分から問題点を見つけて提案できたりする人です。コミュニケーションがスローペースになりがちな環境なので、主体的に関わる姿勢がある人ほど活躍できると思います。特に入社直後は、先輩に積極的に質問して吸収していける人が求められていると感じます。
――最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします!
当社は拠点が各地にあり、さまざまな場所で経験を積めるのも魅力です。私自身、最初に配属されたのは沖縄でしたが、とても素晴らしい環境で楽しく働くことができました。勤務地の選択肢も多く、仕事内容の幅も広いことが、ハイシンクジャパンの大きな強みだと思います!