私達SQUIZは、EDやAGAなどの"特に若い方が相談しにくかった悩み"や"子宮や卵巣から起こる様々な悩み"に対し、オンライン診療サービス「Oops(ウープス)」を通して医薬品やその他のソリューションを提供するスタートアップです。
多くの方が抱える悩みであっても、医療機関を受診することにハードルを感じる方も少なくありません。私たちは医療をより身近な存在に感じてもらい、悩みにポジティブに向き合えるようなブランドづくりにこだわってきました。
今回はSQUIZの縁の下の力持ちとして事業拡大に取り組む取締役の安宅に、これまでのキャリアから起業した経緯や現在積極的に採用活動をしている事業開発職についてのやりがいや魅力、求める人物像を聞きました。少しでも会社に興味を持った方は、ぜひお気軽にご応募ください。
「仕組み作り」が得意。事業開発のキャリアを歩み、SQUIZを創業
―まずは、これまでのキャリアを教えてください。
新卒で(株)サイバーエージェントに入社し、はじめはメディア部門の広告事業部に配属されました。その後すぐに、広告商品開発やアドネットワーク事業、アフィリエイト事業の立ち上げ、ABEMAの調達戦略にも携わりました。一度転職し、通信事業会社で新規サービス立ち上げを経験し、再びサイバーエージェントに。メディア部門のマネタイズに携わり、その後、代表の平野とSQUIZを立ち上げ、現在に至ります。
―事業側のキャリアを幅広く積まれている印象ですが、自ら事業開発の道を選択してきたのでしょうか?
正直に言うと、キャリアの選択に強い意思があったわけではありません。ただ、元々「仕組み作り」にはとても興味がありました。きっかけは、新卒時に配属された部署の先輩です。その先輩は自社メディアの収益化といった、まさに仕組み作りをしていて。横で見て、単純に楽しそうだなと思っていました。
なので会社員時代も仕組み作り側の業務を希望をして、広告商品開発や新規事業立ち上げなどを経験し、それらの経験を経て今に至ります。きっかけこそふわっとしていますが、川上から川下まで様々なことに思いを巡らせる事業開発は、自分の性格や得意な領域に近い感覚もあり、楽しくキャリアを歩んできたと思っています。
―起業した経緯を教えてください。
元々代表の平野とは前職の同期で、普段から遊ぶ仲でした。ある日、平野と「何か新しいことをしたいよね」と、週末にゆるくディスカッションしたことがSQUIZの始まりです。
ディスカッションする中で、いくつか「やってみたいこと」が出て来て、それを実現するためには、会社を立ち上げて事業化するしかないという結論になりました。
―その時にすでにED診療の「Oops LOVE」のアイデアはあったのでしょうか?
そうですね。当時D2Cがトレンドだったこともあり、色々な案も出ていたのですが、早い段階でED診療というワードが出て、二人とも「これだ!」とピンと来ました。
二人とも悩んだことがある領域だったので、その悩みの強さと、解決するための道のりの困難さが実体験としてありました。
というのも、私は昔から病院によく行くタイプだったにも関わらず、ED診療のために病院に行くことを躊躇ってしまう。よく分からない高額なサプリメントの広告があふれ、適切な医療に到達するまでのハードルが高いのがEDです。私のように悩んでいる人もいるはずですし、実際平野も同じ悩みを抱えていた。しかもその悩みをお互いに共有することもありませんでした。それほど、難しい悩みだということを実感しましたね。
―その後、AGA診療とピル処方の事業を立ち上げた理由は?
AGA診療も目にする広告は不安を煽る表現ですし、医薬品ではないのにあたかも「薄毛が治る」と思わせるような商品も横行していて、正しい情報が求めている人に正しく届いていないと感じます。EDと同じく、悩んでいる方に正しい情報が伝わりにくく、情報の非対称性が大きいですよね。その課題を解決していこうと思い、「Oops HAIR」事業を立ち上げました。
「Oops WOMB 」も、社会課題としてまだ残っている領域は何かを考えた時に議題に上がったワードです。特に、ブランドマネージャーを担当している女性メンバーがこの領域に強い課題感を感じていて、その課題を解決すべく、事業化しました。
「ブランドの佇まい」にプラスになる開発を
―Oopsにおける事業開発で大事にしていることを教えてください。
Oopsは「クリエイティブが良いよね」と評価いただけることが多いのですが、そのクリエイティブで興味を持ったユーザーが本当に良いブランドだと思うかは、私が担当する事業開発・プロダクト開発の領域です。
特に、Oopsでは医薬品を扱っているので、薬自体は変えられません。一方で、医師の診察に至るまでや、治療期間の過ごし方は「体験」として、私たちが関われる部分です。「独自の体験を作る」という点は、プロダクト領域のミッションであり、事業開発としてこだわっている部分です。
これまではできなかったことをできるようにするというマイナスをプラスにする開発も多かったですが、最近では、ブランドの芯をカタチ作りそうな開発に優先順位を置くことも増えてきており、大きな効果が期待できない機能追加だとしても、「ブランドの佇まい」にとってプラスならば実装するという意思決定もしています。
熱い思いを持ち、考え抜くメンバーばかり。カルチャーフィットを大事にしたい
―今回、募集しているポジションについて、詳しく教えてください。
ビジネスモデル設計からプロダクト設計までできる、事業開発・プロダクト開発担当です。ビジネススキームから考え、課題を見つけ、プロダクトにどう落とし込むかを考えられる方ですね。
今後、既存事業に関しては引き続きより進化させそして新規事業も立ち上げたいので、新しいスキームも作りたい。事業の1→10と0→1の二軸できるポジションを募集しています。
―実際にはどのような業務をする想定ですか?
業務内容は2種類あります。まず、スキームの設計をする上流の業務。そして、実装する業務です。
前者は川上から川下まで全体を見て、何が必要で誰がどう動くべきなのかを考慮して将来の拡張性も考えて設計する人。「とにかく思考しきること」自体が業務内容となります。
後者は、前者のビジネスモデルモデルをプロダクトに落とし込んで実装する業務です。どう画面を作り、ボタンを設置し、データをどう収集するかなど、細かい部分も多いですが、ユーザーが実際に体験する部分を作っていく業務になるため、非常に重要な役割です。すごい技術を使ってすごいアウトプットをするというよくある自己満足ではなく、アウトカムを最大化するためにスマートな方法でいかに「Oopsらしいもの」か、を大事にしてほしいですね。
―必要なスキルセットはありますか?
やはり、1→10で事業を拡大した経験は必要ですかね。それに加えて、0→1で新規事業の立ち上げの経験があればより良いと思います。今後もプロダクト開発に重きを置こうとしているわけではなく、仕組み作りを重視したいです。仕組みを作る上でプロダクトが必要となったら、そのプロダクトの要件定義に落とし込めるようなスキルを持っている方がベストですね。
また、大事にしたいのはスキルよりも社会課題を解決したいという、熱い思いを持っているかという点です。SQUIZはそもそも堅苦しくない雰囲気ですが、それぞれに熱い思いがあり、こだわりを持って考え抜くメンバーが集まっています。そして、その思いをきちんとディスカッションする文化があります。今回の採用でも、そのようなカルチャーフィットを大事にしたいと思っています。
社会にインパクトを残せるポジション
―SQUIZの事業開発担当になることで、どんな成長ができますか?
同じ新規事業立ち上げでも、大企業と弊社のようなスタートアップでは事業開発・プロダクト担当の裁量が異なるので、やりがいも大きく異なると思います。特にスタートアップの場合、新規事業は妥協すると成功もしません。会社としても必要な投資は十分します。
創業期のスタートアップで価値のあるものをつくり、アウトカムを最大化するという経験は、社会にもインパクトを残し、自己肯定感も満たされると感じます。
―今SQUIZに入社するからこそ、魅力や面白さは?
SQUIZはまだ創業期なので、組織を作っていく一員になれます。また、プロダクトとしての完成度はまだまだです。ということは、これからもっと社会をより良く変えるチャンスがある、つまり自分がきっかけで社会を変える実感をより強く感じられると思います。
―最後に、SQUIZの事業としての今後の展望をお願いします!
引き続き医療に軸足を置きつつ、情報の非対称性が大きい領域の課題をコミュニケーション、クリエイティブ、プロダクトで解決していきます。さらに、現在オンラインだけで展開しているプロダクトを、もう少しリアルに寄せたり、デバイス開発をしたりもしていけたら。そして、医療からさらに広げて未病領域も扱い、ライフスタイルにまで広く事業を展開していきたいと思っています。