「企業の電気料金を削減できる」独自開発の電子ブレーカーを扱うネオ・コーポレーションで、統括として営業部のマネジメントを行う粟津孝太。
営業職として多様な業界で好成績を打ち出してきた粟津は、さらなる活躍の場を求め、2020年7月よりネオ・コーポレーション株式会社に入社しました。入社後、営業という個人が火花を散らす世界から、管理職へとキャリアアップした粟津。彼はそこで挫折を経験すると同時に、大切なマインドを得ることができたと話します。
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ーーまずは簡単な自己紹介をお願いします。
粟津:2023年2月現在、粟津が所属しているのは営業本部。彼は統括部長として、同部署に所属する20名以上のメンバーを率いるとともに、各地域にある支店の管理を担当しています。
ーー所属されている部署での役割を教えていただけますか?
栗津: 部署全体としては、お客様に自社開発商品の電子ブレーカーを提案し、毎月支払っている電気の基本料金を削減することが主な仕事です。私の場合は、2つの支店の売上を管理しながら、目標の達成に向けて進捗確認や指導を行っています。各支店の支店長とやりとりし、会社全体の売上をつくっていくような役割ですね
ーー若いメンバーも多数活躍していますが、どのような環境だと感じますか?
栗津: 私も含めて世代間のバトンタッチが進んでいる状況にあるため、勢いのある元気のいい雰囲気が部署全体に漂っています。仕事に対するモチベーションも高く、それぞれが貪欲に営業成績の向上を目指していますね。
私も管理職として、部署全体のレベルアップを図るべく、好成績を上げている支店や部署があれば積極的に情報交換をして、手に入れた情報は自分の部署内で共有するようにしています
ーー現在は今まで担当したことのない管理職をされていますが、前職では何をされていたんですか?
栗津: 私は新卒以来、ずっとプレーヤーとして営業をしてきました。営業というのは、『いかに自分の成績を伸ばすのか』ということばかりを考える、ある意味で非常に孤独な世界です。そのため、周りの人のことはまったく考えたことがなかったんですよ
ーー職場選びで重要視していたものは何でしたか?
栗津: もともとは太陽光発電システムの営業としてキャリアをスタートし、さらに給与の高い職場を求めて不動産業界へと進みました。ネオ・コーポレーションへの転職を決めたのも、営業職社員の平均年収が1000万円を越えているというところに強く惹かれたからでした。
面接のときに大阪本店の巨大なビルを見て、ゾクゾクしたことを今でも覚えています。太陽光や住宅の営業に携わってきた経験があるので、事業的にも自分が勝負できるフィールドだと感じました
ーー営業という職種で成績を伸ばすために、工夫していることはありますか?
栗津:結局、『なんのためにお金を稼ぎたいのか』という目標がはっきりしている人ほど営業成績がいいんです。『何かを購入したい』といった理想は誰もが持っていると思います。
ただ、その理想に近づくために、自分の成績をどのように伸ばしていけばいいのか、そこまで細かく考えて計画している人はほんの一握りだという実感がありまして……。私も現在の会社に入ってから、そういうことを考えて実践するようになりました。その考えに至ったのは、当社の明確な目標設定と、それに応じた給与があったからだと思っています
ーーなぜ管理職に就くことになったのでしょうか?
栗津:営業先でお客様と商談しているときに、社長から突然連絡がきたんです。そこで、『管理職をやってみないか?』というお話をいただいて。そのときはお客様との商談中だったので何も考えられなかったんですが、一旦業務が落ち着いてから、引き受けることをすぐに決めました。正直、管理職がどういう仕事をするのかもよくわかっていなくて、勢いで返事をした部分もありましたけれど
ーー実際に役職に就いて苦労したことは何でしたか?
栗津: 自分が管理職として何をするべきなのか、最初はまったくわかりませんでした。数字が伸びない日があっても、それまでは部下に任せるより自分が現場に出てカバーするほうが早いと思ってしまうような思考だったので(笑)。本当にその思考が変化するまでは、なかなか慣れませんでしたね
ーー大きな挫折をしたとお伺いしましたが、それはどのようなものでしたか?
栗津: 管理職になってから3カ月で、一旦プレーヤーに戻ったんです。チームの成績を伸ばすことができなくて……。1カ月後には広島支店の支店長に昇格させてもらったのですが、そこでも数字をつくれずで、再び降格となりました。
その後は新潟支店で再復帰させてもらえることになったのですが、この2回の失敗はさすがに落ち込みましたね。当時の私は、成績のことしか見えておらず、人に対して興味がなかったんだと思います。当然、そんな上司には誰もついてきませんよね
ーー挫折を乗り越えられたものは何だったのでしょうか?
栗津: 何度失敗してもチャンスをくれるのが当社の気風です。落ち込んだままでいたら、自分を見込んでチャンスを与えてくれた人に失礼になると思いました。チャンスを与えてもらったことに対する感謝の気持ちを持って、自分にできることを精一杯する。その考えにたどりつけたことが、自分にとっては大きな転機になりました
ーーそれらの経験を通して、何を学びましたか?
栗津: 管理職になって、挫折も経験して、自分は周囲の人に支えられているのだということを強く実感しました。現在は、お客様や部下、同僚など、他者に対する思いやりを大事にしたいと考えています。周りがまったく見えていなかったプレーヤー時代からすると、そこが一番大きく成長したところですね
ーー周りにいる仲間や同僚はどのような存在ですか?
栗津: もちろん、営業は個人戦の要素も大きい職種です。ただ、自分ひとりだと成長に限界がある。お互いに実力を認め合うことのできるライバルがいるからこそ、自分の殻を破って成長できる場面もたくさんあって。同僚は、ライバルであると同時に、最も頼りになる仲間でもあります。
馴れ合いになってはいけないのですが、悩みを打ち明けられる仲間が近くにいるということは、すごく心の支えになると思うんです。そうした信頼関係を築いていくために、『人とのつながり』を重視する価値観は共有していきたいですね。きっと、それが会社全体の成長にもつながっていくはずです
ーー今では部下から頼られる上司になっているとお伺いしましたが、これからの社内でどのような存在になっていきたいですか?
栗津: これまでお話ししてきた通り、私もずっと成功してきたわけではありません。何度も壁にぶつかって、それを乗り越えてきたからこそ、今の私があります。ただ、壁にぶつかってしまったときに、そこで立ち止まってしまう社員もいると思うんです。
『その壁さえ乗り越えれば、力を発揮して活躍できるはずなのに』と感じる場面もたくさんあります。そうした社員に対して、悩みを聞いたりアドバイスをしたりすることで、背中を押してあげられるような存在になっていきたいと思っています
ーー同社への転職を、どんな方におすすめしたいですか?
栗津: 私が当社に向いていると思うのは、自分の可能性を自分で閉ざしてしまっている人ですね。少し極端に言えば、現在の環境で燻っている人。たとえば、学歴がないから、大手の企業では働けないと考えているとか……。ネオ・コーポレーションは、どんどんチャレンジさせてくれる社風なので、現状に妥協してしまっている人こそ、自分でも気づいていなかった新たな可能性が広がっていくのではないかと思います
ーーコンプレックスを感じている方にメッセージをお願いします。
栗津: コンプレックスを感じるということは、自分自身と向き合っている証拠だと思います。そして、自分自身と向き合える人は、他者とも誠実に向き合うことができる。この性格は、営業をする上で強力な武器になると思うので、そんな人がどんどんきてくれればいいなと思いますね
ーーありがとうございました!
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何度失敗してもまたチャンスを得られる環境ということ、そして稼ぐ意欲と今を変える意思があれば人生を変えられると、強く感じられたインタビューとなりました。
少しでもご興味をお持ちいただけたら、一度ざっくばらんにお話してみませんか?