「エンジニアになりたいけど、専門分野は学んでいないから難しいかもしれない」
「今の経験を活かして、もっとキャリアアップしたい、グローバルに活躍したい!」
エンジニアとして働く、あるいはそれを目指す人の数だけ、きっと多様な想いがあるはずです。アウトソーシングテクノロジー(以下、OSTech)はこれまでも、そうした一人ひとりの想いに寄り添い、充実した研修と多様なキャリアパスを通じて、未経験から経験者まで安心して働ける環境を提供してきました。
そして今、OSTechはBREXA Technology(以下、BREXA Tech)に生まれ変わります。この大きな変革は、ただの社名変更ではありません。私たちは「はたらく」の未来を革新するため、新たな挑戦に踏み出します。
BREXAに込めた想い、そして目指す未来について、HR統括部部長である松村さんにお話を伺いました。
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松村さん / BREXA Holdings 人事採用部門 部門長、BREXA Technology 雇用戦略本部 HR統括部 部長
新卒で半導体メーカーに入社し、法人営業として海外20カ国以上を飛び回る。その後、金融業界で融資や法人営業を経験。7年前にBREXA Tech(当時はOSTech)にジョインし、インターンシップの立ち上げや企画に従事。経営企画を経て現職では採用マーケティング・ブランディングを統括し、今回のリブランディングプロジェクトにも参画。
BREXAブランドへの変革を牽引する5つの柱
BREXAが新たなスタートを切る背景には、未来への強い決意があります。
1. MBO*による非上場化と、市場に左右されない変革機会の拡充
もっと速く、大胆に会社を動かし、中長期的な成長戦略を実行するため、MBOを実施し非上場化しました。これは、短期的な市場の評価に左右されず、真に企業価値を高めるための強い決意です。
*マネジメント・バイアウト:経営陣が自社株を買い取り非公開化すること
2. 強力なパートナー、ベインキャピタルとの連携
世界トップクラスの投資ファンド、ベインキャピタルが私たちのパートナーになりました。彼らのグローバルな知識やネットワークを活用し、経営基盤をさらに強化します。
3. 新たな経営体制の始動
この変革をリードするため、様々な経営層がグループにジョイン。ワールドなど数々の会社を上場させてきた上山健二が会長に、パーソルグループでグローバル事業を統括した山﨑高之が社長に就任。さらに、資生堂で財務責任者(CFO)を務めた横田貴之がCFOに着任。CHROには相原修、CSOには池田真吾が加わり、まさにドリームチームとしてBREXAグループの未来を切り開きます。
4. グローバル展開の加速
BREXAグループ全体の売上は約8,000億円。そのうち約55%は海外からです(2023年12月末時点)。ヨーロッパ、オセアニア、南米、東南アジアと世界中に拠点を持ち、多様な人材が活躍しています。「BREXA」ブランドのもと、私たちは「グローバル人材プラットフォーマー」として、世界中の「はたらく」の悩みを解決するため、グローバル展開を加速させます。 特に、南米や東南アジアなど、可能性を秘めながらも様々な「境界」(国境や文化、スキルの差など)で働く機会が限られる世界的な労働需給ギャップに注目。こうした優秀な人材が国境を越えて活躍できる機会を創出し、「クロスボーダー(境界を越える)」な人材流動を活発にしていきます。
5. 今ジョインするメリット(このタイミングで参画する理由)
経営基盤を強化し、筋肉質な経営体制を築いた上で、私たちはさらなる成長ステージを目指します。これは、私たちの成長ストーリーが始まったばかりであり、これから大きく飛躍するという自信の表れでもあります。今BREXAグループにジョインすることは、このエキサイティングな成長フェーズを当事者として経験できる、またとないチャンスです。
BREXAに込められた、「境界をなくし、能力を無限に広げる」想い
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── 社名変更を決断した最大の理由は何でしょうか?
松村:これまでの社名はアウトソーシングという業態自体は示せてはいましたが、我々の行っているビジネスの価値や想いが社名に表れていませんでした。そして事業を見てみると、グループ全体が個々に最適化を追求してきました。
しかし、売上8,000億円、12万人規模(2023年12月末時点)の企業グループとして、今後はグループ全体で協力し、さらに大きな成果を出す必要があります。そのためには、まずグループとしての共通の指針、パーパス(会社の存在意義や目的)が必要だと考えたんです。
── 「BREXA」という名前に込められた想いについて教えてください。
松村:「BREXA」という名前は、Break(壊す)+ Ability(能力)+ Expand(無限に広げる)という言葉を組み合わせた造語です。私たちは、国境の壁とスキルの壁という二つの大きな「境界」をなくし、人々の能力を無限に広げることを目指しています。
── なぜ「境界をなくす」ことに重点を置くのでしょうか?
松村:世界には、先進国で人手不足、発展途上国で働く機会が少ないというギャップがあります。私たちの役割は、まさにこの「仕事はあるのに働ける人がいない」と「働きたい人はいるのに仕事がない」というギャップを埋めることです。国境を越えて人が自由に働けるようにすることで、全ての人にチャンスを提供したい。これは、他の企業がほとんど手がけていない領域だと自負しています。
── スキルの壁をなくすことについてはどうですか?
松村:私たちはこれまでも、学歴や経験に関わらず、エンジニアを目指す人たちに、より多くの挑戦の機会を提供し成長を支援してきました。この姿勢は変わりません。未経験からでもエンジニアとしてのスキルを身につけられる手厚い研修はそのままに、社員一人ひとりが可能性を信じ、キャリアの選択肢を広げられるよう積極的に支援します。BREXAグループは、より多くの人々の「はたらく」の可能性を無限に広げていきます。
組織へのインパクト:変化を恐れず、挑戦を歓迎するカルチャーへ
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── リブランディングによって、事業や組織にどのような進化をもたらそうとしているのでしょうか?
松村:当社の強みは、現場の「圧倒的にやり抜く力」です。例えば、新卒エンジニアの配属スピードが驚くほど速い。これは、20年間トップを走り築いてきたお客様との信頼関係の賜物です。この強みは今後も維持していきます。
さらに、新卒採用において日本でNo.1の採用数*を誇ることも我々の大きな強みです。優秀な人材を着実に採用し続けることで、組織の成長を支えています。営業力と採用力は表裏一体であり、営業の成果がトップラインの力強い成長を実現してきた根源であると同時に、優秀な人材の獲得がその土台を支えています。
一方で、これから変えていきたいと考えているのが、グループ全体での連携を重視する文化です。これまでは個社最適でしたが、今後は部署や会社間の「境界」をなくした連携が必要です。そのため、パーパスを共通の指針としています。
*日本経済新聞「2026年度新規学卒者採用計画調査」
── 「境界をなくした連携」のために、具体的にどのような取り組みを進めていますか?
松村:色々施策は動いていたり、考えていたりはするのですが、ここでは言えない話が多いですね…(笑)。ただ前述した通り、もっと各社や事業部間で人材の交流や行き来があったほうがよりシナジーは生めると考えていますので、そういったことはこれからどんどんやっていきたいですね。
── 未経験エンジニアが入社後、どのようにキャリアを築いていけるのか教えてください。
松村:当社のエンジニアは、転職しなくてもグループ内で多様なキャリアを築けるのが大きな強みです。
未経験からスタートし、同じ場所で専門性を極める。または別の産業やプロダクトでまた異なるスキルを磨いていく。そして中には弊社のフリーランス*として活躍したり、より上流の請負い業務に挑戦したりすることも可能ということです。
ITだけでなく、機械・電気、医薬、建設といった多岐にわたる業界で、自分自身でキャリアの道筋を作っていくことができます。そんな環境だからこそ、一番大切なのは、派遣エンジニアとして、自分のキャリアをどう築くかだと考えています。
*BREXA Technology社内にあるフリーランス紹介事業
未来へのロードマップ:地球規模で「はたらく」を革新する
── 『すべての「はたらく」に境界をなくし、より多くの人に、より多くの可能性を』というパーパスを実現する上で、最も難しい課題は何だとお考えですか?
松村:様々な課題がありますが、やはり一番はパーパス(会社の存在意義や目的)の浸透です。国内、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、南米といったグローバル全土で一体感を持ち、地球規模でビジネスを推進していく必要があります。目の前の利益だけでなく、グループ全体の未来を見据える広い視野を全社員に理解してもらうことが、最も抽象的で難しい課題です。
── 今後力を入れていく技術分野や事業領域について教えてください。
松村:ずるい答えかもしれませんが、全てです(笑)。勿論、収益源として安定成長させる分野、これから投資を増やしていく産業などは、日々経営層もディスカッションをしています。事業だけではなく教育やDX、制度などのインフラ部分もこれまで以上に強化していきます。
ただ前述した通り、我々は国内だけでも製造領域、技術領域でそれぞれトップシェアを誇っている唯一無二の人材会社です。各地域や産業で働いているエンジニアが、より多くの可能性を広げられるように今の事業もさらに深化させていきたいですね。
BREXAグループで活躍する人材像:この機会を、どう活かすか
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── 今、BREXAグループに参画すると、どのような機会が得られるでしょうか?
松村:売上8,000億円規模の企業がMBOを経て、さらに社名変更の真っ只中にあるという状況は、ビジネスパーソンとしても滅多に経験できることではありません。当社の特徴は、年功序列や学歴・派閥がなく、意思と意欲があれば何でも挑戦できること。このタイミングで、自ら手を挙げれば、大きなインパクトを残せる機会があります。
── どのようなマインドセット(考え方や心構え)を持つ人がBREXAグループで活躍できると思いますか?
松村:社員はもっと、自分のキャリアに固執していいと思っています。なぜなら、一人ひとりのエンジニアがスキルアップし、キャリアを向上させることが、会社の成長に直結するからです。私たちは、そのための投資と支援を惜しみません。主体的に挑戦し、自らの可能性を広げたいと考える方には、無限のチャンスが広がっています。
一方で、言われたことだけをこなしたい人や、ブランド名や給与だけで会社を選ぶ方には、正直、向いていないかもしれません。この会社は、自分で「勝ち馬」(成功する道)にしてやろうという気概を持ち、主体的に動ける人が活躍できる場所だからです。
BREXAグループでは、肩書き、役職、年齢、性別、学歴といったあらゆる「境界」を取り払うことを目指しています。最高経営層も現場の意見や若手の声に耳を傾け、積極的に議論に参加します。例えば代表の山﨑の場合は、大規模な組織と人を動かした経験から、現場の難しさや人を巻き込むことの大変さを熟知しているからこそ、現場の感情や声を非常に大切にします。
── 最後に、BREXAグループへの参画を検討している方々へメッセージをお願いします。
松村:今、このタイミングでBREXAグループにジョインしないのは、逆になぜなんだろう?と問いかけたいくらいです(笑)。売上高約8,000億(2023年12月末時点)の会社のMBOという滅多にない経験、リアルな変革の実践機会、そして「すべてのはたらくに境界をなくす」という壮大なミッションを、共に実現していく仲間を私たちは求めています。この会社は、自分で何かを成し遂げたい、社会をより良くしたいという強い想いを持つ人にとって、最高の舞台となるはずです。
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