ブライダル業界で営業に携わっていた赤丸さんが、教育業界へ転身された理由は何ですか。
教育業界に興味を持ったきっかけは、前職で自分自身が大きく成長した経験があったからです。前職の入社当初は営業部100人中、毎月最下位の成績だった自分を上司が見放さず、徹底的に指導してくれたのです。おかげで1年後には全社のトップ営業になり、新規サービスの営業責任者を任せていただくまで成長できました。
そこで感じたのは、人が大きく変わるには「努力」と「きっかけ」どちらも必要だということ。「努力」するのは当たり前ですが、そこに変わる「きっかけ」があるかどうかが重要なんです。自分の場合、それが当時の上司との出会いでした。この経験から、自分も誰かが変わるきっかけを与えられる人間になりたいと考えるようになりました。そこで、生徒の変化に最も近くで関わることができる、教育に携わりたいと思うようになりました。
中でも映像授業を提供する当社なら、生徒としっかり向き合える時間を作ることができ、より生徒が変わっていくきっかけを与えられるに違いない。そう確信し、入社を決意しました。
入社後、営業で培った経験は活かせているでしょうか。
前職とは業界・商材・環境が全く違う中でどこまで成果を上げていけるか、自分の力を試してみたい。そんな想いを実現できています。スクールマネージャーの仕事に取り組んでみてつくづく思うのは、東進の「映像授業」は非常に優れており、生徒や保護者の方に自信を持って提案できるということ。こちらがしっかり伝えれば、必ず良さをわかっていただけます。
成果を上げられない理由がない。逆に成果を上げられない場合は、何が悪かったのか考えやすく、工夫ができるので面白くてたまりません。さらに、完全成果主義であることも当社の大きな魅力。自分の努力が数字につながり、それが適切に報酬として還元されるので、もっともっと頑張ろうと思えます。
現在、校長を務める中で、大切にしていることは何ですか。
一つは、共に生徒指導にあたるアドバイザー(大学生アルバイト)のマネジメントです。彼らには日々、「やり方より、あり方を重んじてほしい」と伝えています。小手先で取り繕うのではなく、道徳や思いやりを大切にできる人であれば、どんな会社に就職しても通用すると思うからです。
もう一つは、生徒に対して常に真摯な姿勢でいること。生徒はピュアな分、こちらが少しでも誤魔化そうとすれば素直に反発してきます。生徒は私たちのやり方ではなく、あり方を見ているのです。その意味で、人間性が問われる仕事でもあります。そんな中、生徒が私や当社のファンになってくれれば、そこからどんどんファンの輪が広がっていく。そこに難しさも面白さも凝縮されています。
今後の目標、挑戦したいことを教えてください。
今の目標は、毎月の売上目標を圧倒的な数字で達成すること。教育業界において「売上第一」というとドライだと思われるかもしれませんが、私は、売上とは、「生徒の未来への投資」であり、「保護者の方からの期待と信頼の証」だと思っています。
結果がわかるのは2、3年後。その時、満足していただけるパフォーマンスを出していけるよう日々精進しています。また、成果さえ上げれば、年次に関係なく挑戦させてくれる環境の中で目指しているのは、エリア長、集団説明会のプレゼンテーターの二つのポジションです。自分が目標を実現する過程を楽しむ姿を見せることによって、息子にも「大人って楽しそう」と思ってもらえるようになりたい。それが今思い描く未来です。
出社時間前の過ごし方は?
新米パパとして、子育て奮闘中。
私生活では息子が生まれたばかり。午前中は、おむつを替えたり、ミルクをあげたりなど、お世話担当をしています。もっと大きくなれば、保育園の送り迎えなども担当したいと思っています。息子と過ごしていて楽しいのは、毎日の小さな変化に気づけること。
髪の毛が生えてきたなとか、昨日までそんなことできなかったのに、できるようになったとか。もちろん、まだ会話はできませんが、盛んに何か喋るし動くんです。そんな息子に、「何がそんなに楽しいの?」なんて話しかけながらお世話をするのはとても幸せな時間です。当社に入社してなかったら、こんな時間は持てなかっただろうなと思い、非常に感謝しています。
休日の過ごし方は?
アニメ、時々、
パンづくりに夢中
妻と息子と過ごすことがほとんどです。夫婦揃ってアニメ好きなので、面白いアニメを見つけては一気見することも。今、夫婦でロードバイクにハマっているのですが、きっかけはアニメの「弱虫ペダル」でした。
また、私は以前実家のパン屋を手伝っていた期間があり、「パンづくり」が隠れ特技! 今も時々、家業の手伝いに行き、父と共に食パンやあんぱんなどを焼いています。もちろん、実家との往復はロードバイクに乗って。当社は、「プライベートも大切に」という考え方。そのためオンオフをきちんと分けて、プライベートを満喫できるところがうれしいです。