社員インタビュー
KAKEAI社員のインタビューを発信しています!
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こんにちは!KAKEAIの採用チームです。
KAKEAIは、1on1ツール『Kakeai(カケアイ)』 を提供しています。
私たちのページを見ていただいている皆さんに
「働いている人をもっと知っていただきたい!」そんな想いでメンバーのインタビューをお届けしています。
今回のインタビューは、プロダクトマネジメント本部 本部長 の石丸さん!
2024年11月に、アマゾンジャパンから次の挑戦のステージとしてKAKEAIへジョインされた石丸さん!入社の決め手や1on1への想い、今後の挑戦についてお伺いしました。
【プロフィール】
東京大学、マサチューセッツ工科大学(MIT) 卒業。首都高速道路公団(現 首都高速道路株式会社)、ブーズ・アレン・ハミルトン・ジャパン(現 ストラテジー・アンド・ジャパン)、アマゾンジャパン合同会社を経て、2024年にKAKEAIに入社。
前職のアマゾンでは、主にプロダクトマネージャーとして 13 年間 3 か国(日本、米国、ブラジル)に赴任し、E コマースビジネスの基本要素となる品揃え、価格、利便性の改善を目的としたプロジェクト、ブラジルの小売事業とマーケットプレイス事業の立ち上げなどを主導。
ー 前職時代にマネジメントにおける転機があったとうかがいました。どのような経験だったのでしょうか?
「石丸さんは人に興味がないんですね」。この一言が私の価値観を変えました。
アマゾン時代、上司から「コーチングを学ばないと昇進できない」と告げられたことをきっかけに、コーチングのスクールで1年半学ぶことになりました。そこでコーチからズバリと投げかけられたこの指摘によって、自分のマネジメントスタイルに根本的な問題があることに初めて気づいたのです。
すでにチームを率いる立場でしたが、コーチとの対話を通じて自分を振り返ってみると、確かに私は「ヒト」よりも「コト」に興味を持っていました。人が話す内容には関心があっても、その人自身や背景にある気持ち・感情には関心を持てていなかったのです。
「コト」に集中するあまり、マネジメントも「自分についてこい」と背中で引っ張るスタイルでした。生産的な議論を進めるために、メンバーの話を途中で遮ったり、「言いたいことはこうですよね?」と勝手に要約したり。そのような自分の行動に気づき、意識的に変わろうと決意しました。
変わるためのヒントを探していた時、『1兆ドルコーチ』という本に出会いました。グーグル、アップル、アマゾンなど多くの企業を支えたビル・キャンベルの伝記です。そこに書かれていたのは「結果を求める強い組織ほど、人と人との関係性を大切にする」という逆説的な知恵でした。
特に印象的だったのは、ビル・キャンベルがミーティングの冒頭で必ずプライベートな話題から入るという習慣です。それまで「プライベートなことは話してはいけない、外資企業ではビジネスライクに徹するべき」と思い込んでいた私にとって、これは目から鱗が落ちる発見でした。
この学びを活かし、アマゾンに根付く1on1の時間を変化の機会にしようと決めました。あるとき、私がマネジメントするメンバーの一人が城に興味があると知り、休日に千葉の佐倉城まで足を運んでみたのです。その体験を1on1で話したところ、想像以上に会話が弾み、関係性が大きく変化しました。
それ以来、メンバーの「ヒト」に興味を持ち、その人の強みをどう活かすかを考え、相手の気持ちに寄り添う対話を心がけるようになりました。その結果、チームに次の変化が生まれたのです。
ー コーチングを通じてマネジメントの手法やメンバーとの関係が大きく変化したのですね。その経験からの学びはありますか?
コーチングを通じて最も大きな学びは「行動の質を高める3つの法則」です。これは私のマネジメント哲学の核となりました。
戦略よりも実行力が求められる現代において、行動の質は決定的に重要です。そしてその質を最も左右するのが「対話の量」なのです。これがアマゾンに1on1が根付いている理由でもあります。
私も1on1の頻度や時間を工夫し、コロナ禍では6人のメンバーと毎日短時間の1on1を試みました。週1回の場合は入念な準備が必要となるため互いに負荷を感じていましたが、毎日短時間の1on1なら準備も不要となり、メンバーも思いついたことを気軽に話してくれるようになりました。頻度を上げることで、より自然なコミュニケーションが生まれたのです。
ー 1on1は仕事だけでなく、プライベートでも活用されているそうですね。
はい、ブラジル駐在中の3年間、3人の息子たちと毎週日曜に30分の1on1を実施していました。話題は勉強や部活のことなど様々ですが、基本は話を聞くことに徹しました。ノートにメモを残しておいて、次の週には「先週こんなこと言ったけどどうだった?」と聞くようにしていました。
これは本当におすすめです。一緒に暮らしていた時よりもはるかにコミュニケーションが深まりました。息子たちは現在30歳、27歳、25歳になりましたが、今でも仲がいいのは、この時の対話の積み重ねがあるからだと思っています。お子さんがいらっしゃる方には強くお勧めしたい習慣です。
ー KAKEAIに入社したきっかけを教えてください。
"マネジャーとしての成長に悩んでいた過去の自分のような人たちに、「変わるきっかけ」を提供したい"
これが私の強い想いです。コーチングを学び、マネジメントスタイルを変えることで大きく成長できた経験から、同じように悩む人たちの力になりたいと考えるようになりました。
アマゾンではマネジャー研修の講師も担当するようになり、その後、以前勤めていた会社から「マネジャー向けに講演をしてほしい」と依頼を受けました。テーマは任せられていたので「1on1なら日本企業でも取り入れやすい」と考え、1on1について講演しました。
ところが、その反応は予想外でした。 「飲み会ではダメなのか?」 「チームミーティングでは代わりにならないのか?」 「普段から部下と話しているので1on1は必要ないのでは?」 「部下との1on1は良いが、上司とはやりたくない」
こうした反応を見て、1on1が文化として根付いていない企業の「問い」に対して、どのような答えを提示すればよいのか考えるようになりました。
そんなタイミングで「Kakeai」を知りました。1on1に真摯に向き合うプロダクトに強く惹かれ、応募したのです。代表の本田さんとお話しする中で「このプロダクトで世の中を変えていきたい」という想いが強まり、入社を決意しました。
ー 石丸さんから見たKakeaiの魅力を教えてください。
大きく2つあります。
1. 丁寧なコミュニケーションが自然と生まれる仕組み
Kakeaiを使った1on1の最大の魅力は、メンバーの「期待する対応」が明確になることです。例えば、"聞いてほしい"にチェックが入っている場合は「私からは話さないように努めますね」と伝え、"意見を聞きたい"にチェックが入っている場合は「問いを出してもいいでしょうか」と確認するなど、相手の求める対応に合わせた丁寧なコミュニケーションが自然と生まれます。
2. 振り返りを通じて対話の質を高めるサイクル
「1on1終了後にあなたから『スッキリした』『ほっとした』などの感想をもらうことが今日の目標です」——最近はこう宣言してから1on1を始めることがあります。これらの言葉は、Kakeaiでの1on1終了後にメンバーからマネージャーに送ることができる感想の選択肢です。私自身、メンバーからもらうこれらの言葉に励まされてきました。「もらいたい感想」を予め共有することで、1on1の目的が明確になり、お互いの期待値が一致します。この小さな工夫が対話の質を高めてくれるので、マネジャーの皆さんはぜひ試してみてください。
ー 最後に、今後のチャレンジについて教えてください。
私は常々「歴史を作る仕事がしたい」と考えています。道路を作り、ブラジルのアマゾンを立ち上げ、日本でアマゾンの倉庫を作ってきた経験を経て、今は1on1のプロダクトという形で新たな歴史を残したいと思っています。
2025年には具体的なプロダクト開発計画があります。Kakeaiを通じて、1on1をやったことがない人が自然と始められるようになったり、すでに実践している人がさらに質を高められるようになる。以前勤めていた会社での講演で感じた「問い」に、プロダクトの力で答えていくことが私の目標です。
社内でのプロダクト開発会議は刺激的です。ペルソナを設定し、エンドユーザー視点から仕様を検討する過程が非常に楽しい。自分たちの考えがカタチになり、お客様の喜びを直接感じられることがKAKEAIの魅力です。
2025年はKAKEAIが組織的な変革を迎える年。そのなかで私が大切にしているのは「問いの共有」の考え方です。答えではなく問いを共有することで、チーム全体が考え、WHYに立ち返りながら前進していけるようになる。成長意欲と好奇心に溢れたKAKEAIのメンバーと共に、世の中に新たな歴史を刻んでいきたいと思います。
\石丸さん、貴重なお話ありがとうございました/
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