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こんにちは、イチアール株式会社採用担当の芝純平です。
イチアールでは、社員のスキルアップを目的に、月に2回、現場で活躍先輩エンジニアの方に講習会を行ってもらっています。
今回は、先日実施された先輩エンジニア講習会についてお伝えしていきます。
テーマは、「BIツール」です。
BIとは、Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略で、データに基づいて、ビジネスで意志決定を行うことを指します。
会社の持っているデータを分析したり、新たにデータを蓄積したり、インターネットサイトなどで収集などを行ったりして、必要なデータを作成や加工し活用します。
そのために用いられるツールをまとめてBIツールと呼びます。BIツールでは、主にデータの可視化や複数のデータの分析、分析を基にした予測などができます。
一見、全く関係のないもの同士でも隠された因果関係があるかもしれません。
BIツールを提供している会社は、日本だけでなく外資系の企業も多く参入しており、各社様々なBIツールを提供しています。シェアは、具体的に発表されていませんが、よく名前を見かけるツールは次の6つです。
「Tableau」「Oracle BI」「Qlik Sense」「MotionBoard」「Yellowfin」「Actionista!」
それぞれのツールで、機能や得意な分野、コストなど違いがあり、一概にどのツールが優れているかは、判断できません。BIツールを導入する際には、事前に要点を確認してから導入するようにしましょう。
BIツールを導入する一番の目的は、データ整理や収集、分析の効率化や精度の向上です。
本来、データ収集や分析は、社内のIT専門の部門と連携や社外の専門会社に委託、依頼して行われることが多くあります。
BIツールを用いることで、そういった業務に携わったことがない人でも簡単かつ素早く対応することができ、意志決定までの時間を短くすることができます。ツールにデータを蓄積していくことで、統計や傾向から予測をすることも可能です。
また、現場向けに設計されたツールを使用することで、リアルタイムで起こっていることや日常的なデータを素早く共有することもできます。
ダッシュボードとは、データや分析結果などをまとめて一覧で表示できる機能のことです。
BIツールには、データを表やグラフにまとめる機能やデータを基に分析、予測する機能など複数の機能があります。ダッシュボードは、それらの機能の結果を一覧表示することができます。
引用や参照をする手間を省くことができ、意志決定までの時間を短縮することができます。
レポートツールとは、社内に保存されているデータを取り込み見える化し、ビジネスに活用できるレポートを作成するツールです。報告書や在庫管理などで主に活用されます。
フォーマットが決まっている書類などは、数値や日付、参加者などを入力するだけで自動で作成されます。主な機能は、レポートの作成機能とデータの出入力機能です。
元のデータが更新されるとレポートのデータも自動で更新されます。データの種類によってグラフも自動で選択して作成してくれるので、誰でも見やすい資料を作ることができます。
他のソフトやファイルなどとも連携することができるので、汎用性が高く、資料作成も素早く行うことができます。
Tabelauは、データの分析から可視化、レポート作成までを一貫して行うことができます。
ダッシュボード機能も搭載されているため、データを用意するだけで簡単にデータの比較や整理をすることも可能です。共有も簡単に行うことができ、複数のユーザーで共同作業することもできます。
Tabelauのレポートでは、形式の異なる複数のデータやデータソースが異なるデータなどを短時間で集計することができます。集計されたデータは、表やグラフで可視化されレポートが作成されます。
チャートを作成する際には、ドラッグアンドドロップで作成することができるので、より感覚的に簡単に作業できます。Tabelauは、データの分析もできるツールで、ビックデータの処理に対応可能です。
そのため、データ入力からレポート作成までをスムーズに行うことができます。
Tabelauが人気の理由の一つに操作性があります。
ドラッグアンドドロップで直感的に作業することができるので、データやレポート作成を簡単に行うことができます。直感的に操作することができるので、PCの作業に慣れてないような人でも作成できます。複数の種類のデータファイルに対応できるのも人気の理由です。
データを読み込む際にファイルを変更せずそのまま使用することができるので、手間がかかりません。
Tableauの特徴は、操作の簡易性と多機能性、高いコスパです。
プログラミングの知識がなくても作成することができ、ドラックアンドドロップで操作ができるので、直感的に作成することができます。Tableauには複数の機能があるだけではなく、外部機能と連携することもできます。
また、グラフやエリアマッピングフィルタリングなどのグラフィックも多数あります。基本的な使用料が低いだけでなく、契約内容も豊富で必要なもののみを選択することができます。
Tableauと他のツールを比べる際によくExcelを比較対象にされることがあります。ですが、根本的な使用方法が異なります。
Excelは、表計算ツールとして設計されております。行と列の概念があり、関数などを用いて統計的にデータを作成します。
対して、Tableauは、社内や組織内で共有するためのプラットフォームです。複数の機能や連携できる外部ツールを用いてデータを可視化します。
それぞれで似ている機能があるため、混同されがちですが、根本的には異なるシステムです。
Excelは、データ整理や加工に長けていますが、共有する際には、ワンドライブやメールなどの外部ツールが必要です。
Tableauは、データを入力するだけで自動で可視化できるようにデータを整理、加工してくれます。作成したものの共有もサーバーやクラウドで共有することができ、同時に同じファイルの作業をすることもできます。一方で、オフラインの環境では、能力を最大限に発揮することができません。
Looker Studioは、データの分析や管理、レポート作成を簡単に行うことができます。複数のデータソースからデータの収集からレポートの作成、共有までがワンステップでできるので、よりスピーディーな作業ができます。
Google系のプラットフォームやFacebook系のプラットフォームなど合計800以上のデータソースに接続することができます。
Looker Studioは、Googleが無料で提供しているレポートツールです。
グラフなどをクリックで選択することで情報を可視化することができます。GoogleアナリティクスやGoogleスプレッドシートなどGoogle系のプラットフォームやFacebookのプラットフォームなどの外部データと連携し、データを取得することができます。
簡単にリンクを共有できるだけでなく、同時に複数人で作業を行うこともできます。
Googleアカウントにログインし、最初にレポート作成の目的を決めます。データの元となるデータソースを選択し、レポート作成をします。作成が終了したら、共有のボタンを押しレポートを共有します。
詳しい操作方法はGoogle公式が動画を公開しているので、わからなくなった場合は、動画を参考に操作してみてください。
データの収集や分析、レポートの作成など便利な機能が複数あるBIツールですが、その需要は徐々に増えつつあります。
イチアールは、未経験からエンジニアへの一歩を踏み出す人をサポートする会社です。
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