先輩エンジニアによる講習会、今回のテーマは「ランディングページ(LP)作成するうえでデザイン以外で必要なこと」です!
ランディングページとは、ターゲットに合った構成要素で、集客や目的達成に効果的なページです。
例えば、インターネット上で広告を出す場合や商品を販売する場合に必ず必要になります。ターゲットに合ったランディングページを制作することで、費用対効果やサイトへのアクセス数などを上げることが可能です。
そんなランディングページについて、今回はデザイン以外のポイントについて講習会を実施いただきました!その内容や参加者の声をご紹介していきます。
ランディングページ制作の流れ
まず初めに、ランディングページを制作する大まかな流れをご紹介します。
・目的を定める
ランディングページを作成する前に、ランディングページの目的、つまりそのランディングページによってユーザーがどのように動けば目的達成とするのかを決定します。目的を定める上で重要になるのが潜在顧客と顕在顧客の概念です。それぞれ以下のように定義されています。
潜在顧客:自社の商品やサービスを知らない顧客
顕在顧客:自社の商品やサービスに対しての興味・関心度は高く、利用に近い顧客のことです
潜在顧客よりも顕在顧客の方が商品、サービスの購入に近い位置にいます。ランディングページの目的の具体例としては、潜在顧客を顕在顧客にする、顕在顧客に商品、サービスを購入してもらう、などが考えられます。
・ターゲット、訴求決定
ターゲットとは、対象とする顧客の属性のことです。ペルソナと呼ばれる場合もあります。ターゲットの項目は、興味関心の強そうなキーワード、性別、年齢、年収、職業などがあります。
これらの項目からターゲット像を絞り込み、そこに向けてランディングページを作成します。訴求決定は、価格、使いやすさ、サポートの充実などです。何をアピールすればターゲットに響くのか戦略を立てていきます。
・ライティング
ライティングは実際のランディングページの作成です。問題提起、問題解決方法の提示、行動に促す、などストーリー性を持たせつつ顧客を動かす意識で執筆します。何をどのような流れで書けば顧客が目的に向かって動いてくれるのかを想像することが非常に重要です。
・構成作成
ランディングページを書く前に、構成を作成しているとより良いです。各見出しや、見出し内で記載する内容をあらかじめ決めておくとライティングがスムーズになります。
ランディングページ公開後
制作が終わりましたら、今度はそのランディングページを公開します。
しかし、ランディングページは公開して終わりではありません!公開後に実施する内容をご紹介します。
・効果測定(ヒートマップ、アクセス解析)
効果測定は、ランディングページ公開後にランディングページの効果を測定することです。具体的な手法として、ヒートマップとアクセス解析が挙げられます。ヒートマップはランディングページに流入してきた顧客がどこでページから離脱しているのかを確認します。
アクセス解析では、ページの離脱率、目的達成できているかどうかのコンバージョン、ページに流入した顧客が検索したキーワードなどを解析します。
・LPO(ランディングページ最適化)
LPOは効果測定の結果を経て、ランディングページを改善する工程です。LPOまでの流れをPDCAで回し続けることで、ランディングページは改善されていきます。また定期的にページを更新することで、検索エンジンからの評価が上がりやすいというメリットもあります。
参加者の声
参加者からは、「ランディングページへの理解が深まった」「ランディングページは複数の人がコミュニケーションを取りながら作り上げていることがわかった」「ランディングページの考え方は他の業務に役立つと思った」といった声が集まっています。
ランディングページのノウハウはマーケティング全般に使える部分があります。そのため、ランディングページ作成のスキルを身につけることはもちろん、その他の集客や販売促進にも役立てられるとより良いです。
最後に
本記事では、ランディングページ(LP)作成する上で必要なことをお届けしました。
WEB制作に興味がある方やこれからWEBサイトを作成したいと思っている方は、是非、ランディングページを作成する前に今回ご紹介したことを意識していただければと思います!