1
/
5

Vol.3 SANU 2nd Homeの体験と、その指針

Text by 坪井大輔 , Head of Operations


キャビンの扉を開けるとき、つい ”ただいま” と言ってしまう。
そんなシーンを思い浮かべながら、自然の中のもう一つの家「SANU 2nd Home」の体験をつくっています。

都市生活の余白を、自然の中で過ごす

SANU 2nd Homeは、月額5.5万円で各地のSANU CABINを自由に利用できる、サブスクリプションサービスです。都市と自然を軽やかに行き来する、新しいライフスタイルを提案しています。

都市の便利な生活を捨てるわけではなく、都市生活の余白を自然の中で過ごす二拠点居住の(さらに、お気に入りの “二拠点目” を日本中にいくつも持てる!)提案です。

ADX社と共同開発したオリジナルのSANU CABINは、環境負荷を最小限にするためたくさんの工夫を詰め込んでいます。この詳細はこちらの記事から。

ホテルではなく、もう一つの家(セカンドホーム)であるということ

SANU 2nd Homeの体験を作るにあたり、特に大切にしているのは「もう一つの家(セカンドホーム)」であるということ。受動的にサービスを享受する場ではなく、思わず「ただいま!」と言ってしまうような、自ら生活を営むホームでありたい。

よって、たとえば地元食材を拠点近くで購入し、キャビンの中で料理を楽しめるように。キャビンには広々としたアイランドキッチンを備え、調理器具や食器、調味料を一通り用意しています。拠点近くの産直で高原野菜とお肉を買い込んで、さっと塩コショウで焼くだけでも、こんなに美味しい。

たとえば作業に集中したいときは、ワークスペースもあります。暖かい季節には少し窓を開けて、穏やかな風と鳥の鳴き声を感じながら書き物や思考をするのもおすすめです。都心から自然の中へと環境を変えることで、いつもと違う発想や閃きが得られることもしばしば。

天気の良い夜にテラスから空を仰げば、都会で見るよりも粒が大きく美しい星が瞬く夜空に出会えることも。キャビン内のワインセラーには、SANUの体験に合わせて選んだナチュラルワインを備えています。

夜も更け、普段よりちょっと早めにベッドへ入れば、きっと”洗いざらし” のリネンの心地よさに驚くはず。そして、明日の予定に意識を巡らせていると、いつの間にかカーテンから差し込む光で深い眠りから目が覚める・・・。

コーヒー豆をミルで挽いて丁寧にドリップすれば、良い香りが部屋中に広がります。地元のパン屋さんで買ったパンに、昨夜の余ったおかずや卵を乗せて、ぜひテラスで朝食を。爽やかな朝のひとときが、僕と家族の一番のお気に入りです。

最も重要なのは、ユーザーの声と僕らの意思

これらはあくまで滞在の一例ですが、「自ら生活を営む」ことを通じてしか見えない景色、感じるもの、そしてそれらが重なり、生き方そのものの変化に繋がっていくと信じています。そんな新たな体験をつくるべく、SANUで働くメンバーはもちろんのこと、清掃を担ってくれる地元の方々や、滞在を守る管理パートナー、ときには地元愛にあふれ笑顔が素敵な居酒屋のマスターといった方々と共に、心を込めて体験を磨き込んでいます。

僕たちが滞在体験を考える上で重視しているのは、(社員自身が使いたいかを問い続けることは大前提として、)まずはユーザーの声にしっかりと耳を傾けること。滞在後レビューには全て目を通し、改善点を具体化して、運営に落とし込んでいます。

実際に、最初の拠点である白樺湖1stと八ヶ岳1stの開業から次の山中湖1st 開業までの3ヶ月間では、400件以上のディープレビューに目を通し、ハード・ソフト合わせて100項目以上の改善を実施しました。これは今後も継続することであり、この体制によってSANUの体験は常にアップデートされていきます。

そしてもう一つ、ユーザーの声に耳を傾けるのと同じくらい重要だと考えているのが、SANUとして考え尽くした強い意思を持つこと。SANUというブランド、そして「Live with nature.」を実現するため、ユーザーの誰よりもまず僕らが思考を尽くし、「こうありたい」という意思を込めていくことです。

たとえば、山中湖1stにて拠点内に混合林を作る植樹工事を行ったり、焚火台で料理をしやすいよう鉄棒を刺す穴の位置を調整したり、子供用備品やテラスの柵を拡充したり・・・。自身の実体験や会話から、または想像力を巡らせることで、ソフト面はすぐにでも、ハード面も次の開業拠点から、随時アップデートを続けています。

SANU 2nd Homeのこれから

一方、当然ながらまだ着手できていないことも無限にあります。

たとえば食であれば、拠点近くの腕利きシェフとコラボしたデリバリーや出張レストラン、地元食材の扱い方を教えてもらう企画や、地元の農家さんから直接食材を購入しチェックイン時にキャビンに届けるような仕組みづくり。滞在中に出るゴミを活用したコンポストの実施や、それを活かしたハーブ園や野菜畑の運営などなど。

また、自然の中に繰り返し通うSANUだからこそ、移動における環境負荷の軽減や自然へ通うハードルを下げられるよう、電気自動車を含めたモビリティの提携も検討したい。

拠点内でヤギや馬を飼ったり、レンタサイクルを置いたり。アウトドアグッズのレンタルや、地元のガイドさんとの連携を強化するのもきっと面白い。一方で、現状でも拠点の無人管理、シームレスな滞在体験の完結を実現させ得ているデジタルの活用も、更に更に深めていきます。

「住まい」という、生活の中心にあるもののアップデートを通じて、自然の中に第二の拠点を持つ新しいライフスタイルを提案する。この事業が大きくなるにつれて、「住まい」を超えた、「生き方」に関わる様々な領域に、広く深く関わっていくことができるし、熱を込めたいと思っています。

「Live with nature. / 自然と共に生きる。」これは僕らのテーマでもあり、たった一つの答えなど存在しない永遠の問い。SANUはその大きすぎる問いに対して、思考することをやめません。その熱に共感する人たちが集まり、関わり、共に思考し、具体的なアクションをし続ければ、それが未来の「生き方」をつくる大きなうねりを生む。そんな確信があります。

考え出せば無限に出てくる、ワクワクするアイディアの中で、ユーザーは何を求めているのか。そしてSANUとして何を選ぶべきなのか。僕らはそれを深く思考し見極めながら、着実にスピーディーにそのワクワクを形にし、SANU 2nd Homeの体験を磨き込んでいきます。

SANUを通して、自然へのポジティブなアクションが当たり前になる。そんな明るい未来を一緒につくっていきましょう!

株式会社Sanu's job postings
17 Likes
17 Likes

Weekly ranking

Show other rankings