SDGsってなんだろう?
日本ユニセフ協会が提供する子ども向けのSDGs学習サイト、SDGs CLUB(クラブ)。小中学生向けに、SDGsが何のために、どうやってできたかご紹介します。
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/about/
こんにちは!採用担当の吉井です🪅
今回はココロザシのSDGsに関する取り組みについてお話します😊
「SDGs」という言葉は最近よく耳にするホットワードだと思いますが、具体的に何を指しているのか、
私たちの生活にどんな関りがあるのかしっかり理解ができていませんでした。今回の記事を書くにあたって、私自身もSDGsについて知ることができるとてもいい機会になりました。
SDGsについて、出来るだけ分かりやすくまとめてみましたので、ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです😌✨
そもそもSDGsとはなんでしょうか?
SDGs(エスディージーズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、国連が2015年に採択した17の目標と169のターゲットから成る国際的な取り組みです。この目標は、2030年までに持続可能でより良い世界を実現することを目的としており、貧困や飢餓の撲滅、環境問題の解決、平和と公正な社会の実現など、幅広い分野にわたります。SDGsの特徴は、地球上のすべての国や人々が協力して取り組む「誰一人取り残さない」ことを理念としている点です。途上国だけでなく、先進国も含めた全世界が対象であり、政府や企業、学校、市民団体、個人など、すべてのレベルで行動が求められています。
SDGsという言葉は、2015年9月25日に国連サミットで正式に採択され、ここ数年で我々もよく耳にするようになりましたが、実はその起源はさらに前に遡ります。
環境と開発の問題を話し合うために開催された「国連環境開発会議(地球サミット)」で、「持続可能な開発」の考え方が国際的に注目されるようになりました。この会議では、アジェンダ21(持続可能な発展のための行動計画)が採択され、国や地域レベルでの具体的な行動が求められました。
2000年の国連ミレニアムサミットで採択された「ミレニアム開発目標(MDGs)」は、2015年を期限として8つの目標を掲げました。主な目標:極度の貧困と飢餓の撲滅、小児死亡率の削減、感染症(HIV/AIDS)の蔓延防止など。MDGsは主に途上国の課題解決を目指しており、多くの成果を上げたものの、気候変動や格差問題など、一部の課題には十分対応できなかったようです。
1992年の地球サミットから20年後に開催されたこの会議で、「持続可能な開発目標(SDGs)」の策定が提案されました。MDGsを引き継ぎつつ、すべての国が対象となる包括的な目標が必要だという認識が高まりました。
2015年9月、ニューヨークの国連本部で開催された「国連持続可能な開発サミット」で、SDGsが正式に採択されました。これにより、17の目標と169のターゲットが設定され、2030年を達成期限としています。
📝SDGsと特徴的な違い
MDGs:途上国を中心とした課題解決が主な目的。
SDGs:すべての国が対象で、経済・社会・環境の全てを統合的に捉える。
元々は1992年に開催された地球サミットでの環境問題に関する国際的な会議が起源であることを知っていましたか?現在は環境に限らず、社会的不平等や経済の格差といった複雑な問題に取り組むための指針として「SDGs」が存在しています。
SDGsが掲げている指針は、17の目標と169のターゲットから構成されています。
(👆イマココラボさんのサイトが非常に分かりやすく、見やすくまとめてくださっていました)
ここで全ての項目においての解説は割愛させていただきますが、この行動指針は企業や我々一般市民がどの分野でどのように行動すれば良いかが明確に記載されていますので、自分が取り組める項目は何かぜひ一度チェックしてみてください。
IT業界は、SDGsが目指す目標を達成するために欠かせないツールや解決策を提供する重要な役割を果たしています。例えば、【目標8:働きがいも経済成長も】という項目では、ITインフラ(クラウド、通信技術)の発展によって場所にとらわれない働き方が可能になりました。それにより、地方での雇用創出や、育児や介護をしながら働ける環境作りを支援することができています。
ココロザシでは、コロナ禍前からリモートワークを推奨しており、ほとんどの社員がフルリモート環境で勤務しています。現在では、全社員の約30%が首都圏外の地域に住んでおり、北は北海道~南は鹿児島まで、全国にエンジニアが在籍しています!
そのほかにも、ココロザシの取り組みとして【目標4:質の高い教育をみんなに】の項目では、Udemy使い放題制度の福利厚生を導入しており、どこにいても、IT・インターネットを通じてエンジニアがスキルアップできる仕組みを導入しています。
社内勉強会の取り組みにおいても、オンラインで開催しているため【目標4:質の高い教育をみんなに】だけでなく、エンジニアのスキルアップを図ることで、生産性の向上や経済成長に直結していきますし、勉強会を通じて、仕事に対するやりがいや1人1人のキャリア形成にも繋がっていき、【目標8:働きがいも経済成長も】の項目にも該当していきます。このように、1つの取り組みが様々なSDGsの項目に当てはまり、SDGsの達成に貢献することができます!
一方で、IT業界全体が今後取り組むべき課題もあることが分かりました。例えば、世界にはまだまだインターネットにアクセスできない地域や人々がいます。又、IT業界の急速な発展に伴って、膨大な電力を消費するデータセンターの環境負荷なども課題として挙げられています。デジタル格差の是正や環境面の配慮は、今後業界全体で持続可能な発展に向けた責任ある行動が求められています。
ということで、今回はSDGsについての記事をお届けしました!
今回の記事を書くにあたり、SDGsとは改めて何かという情報だけでなく、その歴史やIT業界とどう関連があるのか、SDGs全体について調べを進めていく中で、一人ひとりの何気ない小さな取り組みがいかに大事かということを実感しました。「バタフライエフェクト」という言葉があるように、小さな行動が社会や世界に大きな変化をもたらす可能性があり、SDGsの目標達成には企業だけでなく、私たち個人の小さな行動も必要で、「今、自分ができること」を意識して行動することが重要だと思いました。
ココロザシは今後も、一企業としてSDGsの達成に少しでも貢献できるよう取り組みを引き続き行っていきますが、私たちの活動が少しでも皆さまの共感や関心につながれば嬉しいです。
(文・吉井秀実)