こんにちは!採用担当の髙梨です🌟
AIがコードを書き、設計の提案までしてくれる時代。「エンジニアの仕事は、この先どう変わっていくんだろう」──そんな問いを、一度は考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回お話を伺った森野さんも、日々の開発の中でAIを当たり前に使いこなす一人ですが、見据えているのは「AIに何をやらせるか」だけではなく、「AIが当たり前になった先で、自分にしか出せない価値は何か」という一歩先の問いでした。
保守運用中心のSIerから、フルリモート×AI活用が当たり前の開発現場へと環境が大きく変わる中で、森野さんが技術と同じくらい大切にしてきたのが「人としての付加価値」という考え方です。今回は、そんな森野さんの試行錯誤と価値観についてたっぷり伺いました。ぜひ最後までご覧ください😊
\ちょこっと自己紹介/
【出身】富山県
【趣味】下記を見るとアクティブですが基本家で過ごすことが好きです!
- 筋トレ
- 草野球
- 麻雀
早速ですが、ココロザシに入社前と入社後でご経験はどのように変わりましたか?前職はSIerとして客先に常駐し、保守運用を中心に担当していました。新規開発というよりは、既存システムの問い合わせ対応やメンテナンスが業務の中心でしたね。
ココロザシに入社後は、ECサイトの開発案件に参画しています。既存システムから新システムへの刷新プロジェクトの中で、自分は特定ページのフロントエンド側の刷新を主に担当しており、TypeScript(React / Next.js)を中心とした技術に触れています。生成AIはClaude CodeやCursorを使用していて、実装したコードのレビューをしてもらったり、旧システムのコードを読み込ませて新しいシステムとして書き直してもらったりと、開発のいろいろな場面で活用しています。
このプロジェクトではココロザシから自分のほかに2名が同じチームに入っていて、毎日のミーティングなどを通してこまめにコミュニケーションを取っています。前職では出社が中心だったのですが、ココロザシに入ってからはフルリモートの働き方になり、コミュニケーションの取り方は大きく変化がありましたね。
また、このプロジェクトは複数の会社が関わる体制になっているのですが、上下関係を気にしすぎないようにすることは意識しています。所属する会社は違ってもチームとしては一つだと思っているので、意見があれば遠慮せず伝えるようにしていますし、指示されたことをそのままやるだけでなく、「もっとこうした方がいいのでは」と思うことがあれば、きちんと言葉にするよう心がけていますね。
実務経験や使用技術、働き方になど大きく変化があったのですね、フルリモート・チャット中心の
コミュニケーションになって、意識するようになったがあれば教えてください
大きく2点あります。1つ目は結論から伝えること、2つ目はAIにも頼ることです。
1つ目については、前職は出社中心だったので、困ったことがあればすぐ顔を合わせて相談をすることができましたが、ココロザシに入ってからはフルリモートの働き方になったことで、コミュニケーションのほとんどがテキストベースになりました。テキストだと、自分が思っていたのと違う意図で伝わってしまうことがあると感じていて、それなら結論から端的に伝えた方が誤解が少なくなるんじゃないか、と意識するようになりました。実際、以前よりも意図のズレは減ってきた感覚があります。
2つ目に関しては、もともと文章を書くのがそこまで得意な方ではなかったのもあり、自分の考えを漏れなく、分かりやすく届けるためにAIの力も借りるようになりました。しっかりと伝えたいことがある際は「この辺りを伝えたい」という要点だけを箇条書きで書き出して、それをいい感じの文章にまとめてもらうという使い方をしています。相談したいことがあるときは、「事象」「原因」のようにセクションを分けて整理してもらうこともありますね。伝えたい中身自体は自分の中にあるので、それをどう分かりやすく届けるかをAIに手伝ってもらう感覚です。
コミュニケーションの面では、フルリモートならではの工夫をされてきたんですね。
一方で、入社後これまで経験のなかった技術にも触れたと思います。技術面で苦労したことはありましたか?
ありましたね。今の案件ではReactを使っているんですが、ココロザシに入社するまでReactに触ったことがなくて……。コンポーネントの考え方やstateの扱い方など、そもそもの設計思想からつまずくことが多く、簡単な実装のはずなのに想定の何倍も時間がかかってしまう、ということがよくありました。ドキュメントを読んでもいまいちピンとこなかったり、ネットの情報だけでは自分のケースに正しいのか判断しにくかったりして、最初はかなり苦戦しましたね。
そんな中、同じ案件に参画していた関さんによく質問させてもらっていました。特定の場面をひとつ挙げるのは難しいんですが、Reactが未経験のまま実務で使っていかないといけない中で、その都度やり方を教えてもらっていた、という感じです。「分からないことがあったらいつでも連絡ください」と声をかけてくれていたので、ためらいなく質問ができた点も大きかったと思います。関さん自身も忙しい中で「聞きやすい状況」を作ってくれていたと思いますし、チャットだけでなくZOOMなどオンラインで繋いで教えてくださる場面もあり、関さんには本当に感謝しています。
フルスタック、リーダーと着々と成長を続けてきた関が大事にしている「志」とは?|社員インタビュー⑳ | 株式会社ココロザシ
☝️関さんのインタビュー記事はこちら
先ほど文章をAIにまとめてもらうというお話もありましたが、
AIはその他、どんな場面で使っていますか?
フロントエンドの開発は、かなりの部分をAIに任せられる時代になってきたなと感じています。今の案件では古いシステムを新しいシステムに刷新しているんですが、旧システムのコードをClaude Codeに読み込ませて、「これを読んで、新しいシステムとしてコーディングし直して」と指示すれば、ある程度形になったものが出来上がってきます。ゼロから何かを作る、いわゆる0→1の開発も、型さえちゃんと整備されていてプロンプトをきちんと示せば、ある程度のものはできてしまいます。ちゃんと指示さえ与えれば、わざわざ人間がやらなくてもよくなってきているな、というのは日々の業務の中で実感していますね。
一方で、要件定義や設計の部分は、まだまだ難しいと感じます。なんとなくAIにお願いしても、自分が考えていたものと違う仕上がりになることが結構あって、人とAIで壁打ちしながら進めるところもあります。この辺りはやっぱり人が関わらないと難しいのかなという気がしますね。
技術がどんどん代替されていく実感があるからこそ、「自分の価値は何なのか」という問いが自然と大きくなっていきました。
実際の業務のどれくらいをAIに任せていますか?
体感としては6〜7割くらいですね。実装部分はほぼAIにお願いしていて、出来上がったコードのレビューも、一旦AIにやってもらった上で自分でも確認する、という進め方をしています。気になったところがあれば、自分で直すか、AIに追加で修正してもらいます。ただ、今の案件も始まった当初はそこまでAIを使う頻度は高くなくて、当時の実装を自分で調べて、そこから自分で作る、というのをほぼ全部自分でやっていました。多分最初はみんなそうだったと思います。
お客様とのやり取りでいうと、仕様を詰めていく中で「この細かい動きはどうするのがいいんだろう」という部分が、仕様書や設計書に書かれていないことがあるんです。そこにはお客さんの考えがあるはずなので、書かれていない場合にAIに任せてしまうと、AIが勝手に決めた仕様になってしまいます。お客様に聞かないといけない、詰めないといけない部分なので、ここは人が関わる必要があるなと思いますね。
もし今の仕事の半分がAIに置き換わるとしたら、設計の部分とレビュー系は残るかなと思います。以前AIに完全に任せた結果、インシデントにつながってしまったことがあったとも聞いていたので、だからこそ、AIが書いたコードを人の目で見る、というのはやっぱり必要なんじゃないかと感じています。
改めて、「人としての価値を出せるエンジニア」に必要なことを、
森野さんなりに定義するとしたらなんですか?
……難しいですね。笑
AIって、基本的には言われた通りに作るだけなんです。もっとこうした方がいいんじゃないか、この動きの仕様はこうした方がいいんじゃないか、というのは、AIにはできない部分だと思っていて。ただ言われたことをやるだけなら、それこそAIと変わらないですよね。
AIは、対話している人の考えをそのまま映すだけなんです。そこに自分の意見や、別の人の意見を入れて、それを伝えられるのは人だけだと思います。だから、自分の経験や価値観に基づいて「こうした方がいい」と提案できるようになりたいし、それができないといけないなと思っています。
今後、キャリアの方向性はどのように考えていますか?技術的に高いところを目指したいという気持ちは、今も一番大きくあります。ただ、今の流れ的には、技術力だけではなかなか難しいとも思っていて。上流工程のスキルも、身につけられるようにならないといけないなと感じています。
中長期的には、5年以内にフルスタックエンジニアになりたいと考えていて、フロントエンド・バックエンド・インフラを一通り扱えるようになった上で、開発だけでなく上流工程やリーダー的な役割も担っていきたいですね。テックリードを目指しつつ、PMのような立ち位置も含めて視野を広げていきたいと思っています。
最後に、森野さんの"ココロザシ"を教えてください
付加価値を提供できるエンジニアになること
自分の手札を増やして、お客様により良い価値を提供できる人になりたいです。もちろん、技術力を高めることが結果として提供価値に繋がると思うので、これからもできることを一つずつ増やしていきたいです。
ただ今後、単に技術だけを求められる仕事は、AIに置き換わっていくと思います。だからこそ、そこに人が関わる意味、人としての付加価値をどう出せるかを大事にしたいですね。人にしかない意見だったり価値観を大切にしながらコミュニケーションをとって、お客様にとってもチームにとっても、「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるエンジニアでありたいと思っています。
森野さん、ありがとうございました!
「AIは言われたことをやるだけ。だからこそ、自分の経験や価値観に基づいて“こうした方がいい”と提案できることが人にしかできない価値」というお話が特に印象的で、森野さんが辿り着いたこの答えは、「関係性を気にしすぎず、意見はきちんと伝える」という姿勢とも、まっすぐにつながっているように感じました!!
Reactが未経験のまま実務に飛び込み、関さんという心強い存在に支えられながら技術を広げてきた森野さん。そして今、AIという新しい存在と向き合いながら、「人だからこそ出せる価値」を自分なりの言葉で定義しようとしています。
その姿は、ココロザシバリューののひとつである「クライアントファースト」の「お客様がいかにハッピーになれるかを考え、エンジニアとしての自分自身の価値を提供していく」という考え方を、AI時代というこれからの文脈で体現しているようにも感じます。
ココロザシが大事にしている価値観とは・・・?ココロザシをもっと知りたい方は要CHECK! | 株式会社ココロザシ
☝️行動指針(ココロザシバリュー)に関する記事はこちら
技術を磨くことと、人としての価値を磨くこと。その両方を諦めない森野さんが、この先どんなエンジニアになっていくのか、これからも楽しみにしています🌟
ココロザシでは、この他にも社内の雰囲気やエンジニアのリアルな成長ストーリーを多数公開しています! 気になる方はぜひ他の記事もチェックして、会社ページの【フォロー】や記事の【いいね】をしていただけると励みになります✨
(文・髙梨晴菜)