鉄鋼会社と食品会社を経て、現在は株式会社Rottの広報担当として活躍する石野源輝。彼は建築業界もドッグウェア業界も未経験という異色のキャリアの持ち主です。
これまでの仕事とは関連のない世界ながら、「なんか面白そう!」という直感を信じて飛び込んだという石野。今ではドッグウェア事業に関するSNS運用やイベント出店、地元の商工会での交流、さらに建築施工管理技士の資格取得に向けた勉強など、肩書きにとらわれることなく幅広い挑戦を続けています。
「思いついたことは、とりあえずやってみたらええやん!」。そんな社風の中で、自分のアイデアを少しずつ形にして、ワクワクしながら仕事に向き合う日々。石野が感じている現在の仕事の面白さを、率直な言葉で語ってもらいました。
(登場人物)
株式会社Rott
広報担当 石野源輝
大手鉄鋼会社と食品会社に勤務した後、2026年1月に株式会社Rott入社。現在は広報担当としてドッグウェア事業の拡大に奔走しつつ、建築施工管理技士の資格取得に向けて勉強に励む毎日。
「ワクワクできそう!」という直感を信じて、異業種からRottへ
—まずは、石野さんのこれまでの経歴について教えてください。
高校卒業後、大手鉄鋼会社に約12年間勤めました。24時間稼働しているモノづくりの現場で、3交代制の製造オペレーターとして働いていたんです。
—大手企業の安定した環境に身を置いていたんですね。
はい。仕事内容には満足していましたし、待遇も充実していました。ただ、ずっと工場でモノづくりをする日々だったので外部と接する機会が少なく、「違う世界を見てみたい」という気持ちが大きくなっていきました。
もう一つ、自分の中で引っかかっていたこともあります。当時勤めていた会社では、高卒者と大卒者でキャリアの道筋がはっきり分かれていたんですよ。高卒の自分にはキャリアパスの限界がある一方、入社して間もない大卒新人が、2年目には自分の上司になっていることもあって……。
もちろん会社としての考え方があるのは理解していましたが、「自分の頑張り次第でもっと上に行ける環境を目指すべきじゃないか」とも考えるようになったんです。
そこで食品会社へ転職し、カレールウを製造する仕事を約5年続けました。
—食品会社に転職したのは、どういった理由からだったんでしょうか?
実は僕は辛いものが苦手で、カレーも好きじゃないんですよ(笑)。どちらかというとハヤシライス派なんですけど……まあでも、そんな自分がカレールウを一生懸命作るのも面白いかなと思って転職したんですよね。
昔から、転職するときは頭で難しく理屈を考えるというより、「自分がワクワクできる」ほうを選ぶタイプなんです。
—Rottへの入社を決めたのも、やっぱりワクワクしたからでしょうか?
はい。社長の酒井洋典からは、以前よりRottの話を聞いていました。
建築事業に加えて、ドッグウェア事業にも挑戦している。しかも、まだまだこれから会社を大きくしていくフェーズ。「なんか面白そうやな!」という気持ちで入社を決めました。
建築もドッグウェアもまったく経験がないので、不安がなかったと言えば嘘になります。でも、それ以上に「新しいことに挑戦できる」魅力が上回っていました。
—実際に入社してみて、苦労したことはありましたか?
最初は専門用語がまったくわからず、苦労しましたね(笑)。
建築もドッグウェアも、本当にゼロからのスタートだったので、「これって何のことやろ?」と立ち止まってばかり。でも、新しいことを覚える毎日は刺激的です。専門用語や会話など、知らないことが少しずつわかるようになって、自分ができることも増えていくという過程そのものが楽しいと感じています。
「これをやったら面白そう」を自由に提案し、形にできる
—広報担当として、現在はどんな仕事を担当しているんですか?
主な仕事は、ドッグウェア事業のPRです。InstagramやTikTokで商品の魅力を発信したり、イベントへ出店したり。
「こうすればもっとRottのドッグウェアを知ってもらえるんちゃうかな」「これをやったら面白そうやん」と思いついたことがあれば、社長やメンバーに相談して、とりあえず形にしてみる。そんな仕事の進め方が多いですね。
—実際に担当した仕事の中で、特に印象に残っているエピソードを教えてほしいです。
ドッグウェアの販売を拡大するために、初めて地元のマルシェ(屋外販売イベント)に出店したことです。
正直に言うと、最初は全然ダメだったんですよ(笑)。ノウハウがまったくないので、とりあえずテーブルに商品だけを並べてブースを出したんですが、お客様にはほとんど立ち止まってもらえなくて、1着も売れなかったんです。
さすがに「これはアカンな……」と、ちょっと落ち込みました。
でも、そこで「アカンかったな」で終わらせないのがRottの面白いところです。すぐに、集客できている他の店舗を参考にしたり、社内で意見を集めたりして、次に向けてブースの見せ方を一新しました。新しく看板を作り、出店前にはSNSでも告知。結果、少しずつ足を止めてくださる方が増え、「この服いいですね」と購入していただけるようにもなったんです。
—工夫が結果につながったんですね!ちなみに、看板や旗を作るのにもコストがかかると思いますが、社長からはすぐにOKが出るんですか?
はい。「面白そうやん!」とOKを出してくれて、すぐにアイデアを形にすることができました。
もし「看板に投資したらどれだけ売れるようになるのか?」と細かく突っ込まれていたら、動きづらかったかもしれません。もちろん社長も、費用対効果はしっかり見ていると思うんですが、少なくとも僕自身はプレッシャーを感じることなく自由に提案できていますね。
—社長から新しいミッションが課されることもあるんですか?
ありますよ。たとえば最近だと、「地元の商工会の集まりに参加して、他業種の方々と情報交換してきてほしい」というミッションを渡されました。商工会がどんなところなのかまだ手探りですが、また新しい世界を見られることにワクワクしています。
周りの方からは、「社長の右腕」なんて言っていただける場面もありますが、自分ではまだ「右くるぶし」くらいにしかなれていないと思っています(笑)。早く「本当の右腕」になれるよう頑張りたいですね。
「社内調整は不要」「否定から入らない議論」でスピーディーに意思決定
—石野さんから見て、Rottはどんな会社だと感じていますか?
とにかく「まずはやってみよう!」という前向きな空気がありますね。
僕は広報担当として入社しましたが、仕事はSNS運用だけではなく、イベントの企画や出店など、本当に幅広いです。しかも、それらの仕事は、最初から与えられていたわけではないんです。
「こんなことをやってみませんか?」「こうしたらもっと良くなるんじゃないですか?」
そうやって思いついたことを提案すると、どんどん任せてもらえる。だから、与えられた仕事をこなすというより、「自分で仕事を作っていく」という感覚のほうが近いですね。
—石野さんが以前に身を置いていた大企業とは、まったく違う風土なんでしょうか?
まったく違いますね。以前勤めていた会社は規模が大きかった分、新しいことをやるにはどうしても入念な社内調整が必要でした。
提案の中身よりも「誰に最初に話すか」「誰に賛成してもらうか」が大事で、良いアイデアがあっても、それだけではなかなか前に進まないんです。
でもRottは違うんですよね。小さな会社なので社内調整は必要なく、思いついたことをその場で議論できます。そして、何かを提案するときに、社長の酒井は否定から入ることがありません。
「それは無理ちゃう?」ではなく、「おもろいやん、とりあえずやってみようか」と言ってくれる。だからこそ、こちらもアイデアを遠慮なく提案できます。
—意思決定のスピードも早いですよね。
はい。トップダウンであれボトムアップであれ、ものすごいスピードで物事が決まっていくので、細かいことに悩んでいる暇はないですね。
だから、今は僕自身も会社作りに参加している実感があります。会社をもっと良くするために考えて、提案して、実際に形にしていく。そんなふうに会社を大きくしていく過程を一緒に楽しみたい人には、本当にやりがいのある環境だと思います。
独立志望にもおすすめ!自分次第で事業が広がる仕事環境
—石野さんはこれから、どんなことに挑戦していきたいですか?
ドッグウェアの広報担当としては、SNS運用にさらに力を入れていきたいです。ライブ配信で商品を紹介したり、インフルエンサーと連携したりして、中・大型犬向けのドッグウェアをもっともっと広めていきたいですね。
また、建築事業についてもさらに理解を深めていきたいと思っています。そのために今は建築施工管理技士の資格取得を目指して勉強中なんですよ。
専門知識を身につけ、現場のことも深く理解し、ゆくゆくは建築事業とドッグウェア事業を横断して「会社全体を見られる存在」になっていけたらと考えています。
簡単な道のりではありませんが、新しいことを学ぶのはもともと好きなので、楽しみながら挑戦していきたいですね。
—最後に、これからRottへ仲間入りする人へのメッセージをお願いします。
「こんな売り方を試してみたい」とか、「こんな商売をやってみたい」というアイデアがあったら、どんどん言ってほしいです。新しい意見があればあるほど、Rottは進化していけると思うので。
将来的に独立を目指しているような人にも、Rottはおすすめできる環境だと思います。自分次第で事業が広がっていく過程を経験できますから。
目の前の仕事を一緒に楽しみながら、自分たちがワクワクすることを仕掛けていく。そんな仲間と出会えたら最高ですね。