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プロボノ活動の様子をご紹介!#開発秘話 #ココロオドル瞬間

こんにちは。日本財団ボランティアセンター(以下、ボラセン) 採用担当です。

今回は、事業部の活動のご紹介です。

本業を生かしたボランティア活動である「ぼ活!×ふるさとプロボノin 鹿児島・与論島」が先日行われましたので、その様子をお知らせします!

 

●プロジェクト内容

このプロジェクトは、日本財団ボラセン初のプロボノ(自身の経験やスキルを活かして地域課題を解決するボランティア)の活動です。公式サイト「ぼ活!」を通じて募集し、選考を経て決定した6名のメンバーが、プロボノワーカーとして、この与論島での活動に参加してくれました。

今回のプロボノで取り組んだ地域課題は、妊娠期から高校卒業までの子育てに関する支援情報をまとめた小冊子の作成です。

人口約5,000人の与論島では、次世代を担う子どもと子育て家庭を支援するため、行政や民間団体が様々な取り組みを行っています。一方で、その活動内容は多岐にわたっており、どのような団体が、どのような活動をしているか、島民でも情報を知らない人も多く、情報の集約が課題でした。

そのため、メンバーは2024年10月下旬から翌年1月末までの約3か月にわたり、地元の与論町の行政関係者や、NPO法人の方々とやり取りをして、子育て世帯の視点で島内の子育て支援情報をまとめる活動にチャレンジしました。

 

具体的には、与論島における子育て支援活動の現状について、行政や支援団体の皆さんへのオンラインでのヒアリングのほか、現地にも数日間滞在し、これらの皆さんに直接お会いして、活動を見学させていただいたり、実際に子育てをしている保護者の方々約150名へのグループインタビューも行いました。

そうした生の情報に加え、データ収集やオンラインでのメンバー同士のミーティングを重ね、6人の力で小冊子を作成しました。1月には完成した小冊子と共に、再度現地に赴き、今回のプロジェクトに携わっていただいた、保護者や役所、支援団体等関係者の皆さんに、内容を発表して、プロジェクトは無事に終了となりました。

●プロジェクトをすることになったきっかけ/経緯

今回のボラセン初の「プロボノ」プロジェクトの企画・実施を前に、スタッフの間では以前から、プロボノ企画をやってみたいという声が上がっていました。働き手世代の方々に、本業のスキルも生かしながら活動してもらえるプロボノの機会を提供するにあたり、候補地を検討していたところ、これまでに「旅するボランティア」や2021年の海底火山で海岸へ大量に漂流した軽石を拾うボランティアなどでつながりのあった、与論島でプロボノのプロジェクトができないか、検討が始まりました。

初めてのプロジェクトでしたので、協力団体の方へ実施方法などを伺い、並走していただきながら始まったプロジェクトでした。

同年7月に、現地調査などを経て、企画を決定。その後、プロボノワーカーの募集を行い、同年10月に、いよいよプロジェクトが始動しました。今回選ばれたプロボノワーカーの方々は、社会人や学生など、世代の異なる、様々な職業や経験を持ち、「子育て」に関心を持っている方々オンラインミーティングや11月の現地訪問、そしてその後もミーティングを重ね、25年1月に、目標である「与論島における子育て支援に関わる小冊子を作成・発表」することができました。

 

●プロジェクトの振り返り

初めてのプロジェクトということもあり、ボラセン担当者は、前例のない中、企画段階から一から対応する必要があり、難しい場面がたくさんあったようです。

しかし、逆に、一から自分たちの采配でたくさんのことを決定し、進めることができるやりがいもとても感じられた機会になったようでした。

このプロジェクトについて、1つ大きな功績だと感じたことは、作成した小冊子がとても充実した内容になり、今回携わってくださった、与論島の関係者の方々から、とても好評をいただいたことです。

当初、保健センターに来所された保護者の方に、今回作成した小冊子をお渡しする運用の予定でしたが、今後は、与論島の子育て世帯に配布したり、ふるさと納税の返礼品にするなどの案も出て、成果が多くの方に広がっていき、将来性のある企画を実施できたことは、私たちにとっても、今回のプロジェクトがとてもいいものになったと感じています。

また、今回ご協力いただいた保護者の方々などから、「プロボノ以外で、コミュニティができたことが良かった」というご意見もいただき、与論島の方々にもいい機会になったと実感できたことは、とてもやりがいを得られたプロジェクトでした。

 

今回のボラセン担当者も含め、職員は通常、いくつかのプロジェクトを掛け持ちしながら、日々業務に取り組んでいます。

大変な面もたくさんありますが、今回のように、一つのプロジェクトを達成することや、一緒に活動した方々からの反響をいただくことが、私たちにとって、とても励みになり、活動をするうえでエネルギーをいただける瞬間です。

今後も積極的に、ボラセン全体で活動の幅を広げていきたいと考えています。

今回はここまでです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

当センターで運営している、各サイトもぜひご覧ください。

■ぼ活!サイト 

https://vokatsu.jp/

■コーポレートサイト

https://www.volacen.jp/

■「旅するボランティア」特設サイト

https://tabi-vo.jp/

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