こんにちは!seeink株式会社の採用担当です。
本日は、代表の日比野にインタビューをしてまいりました。
- seeink創業の背景とこれまでの歩み
- 事業づくりにおいての価値観
- これからのseeinkが描く組織と事業の未来
についてお話しして参りますので、「事業づくりに本気で向き合いたい方」や「熱量を持って働きたい方」はぜひ最後までご覧ください。
創業の原点
ー自己紹介をお願いします。
seeink株式会社で代表取締役を務めている日比野です。
私のキャリアのスタートは18歳の頃に取り組んだ、視覚障がい者向けのサービスでした。私自身、左目に視覚障がいがあり、その原体験を背景に、最初の事業づくりに挑戦したのがきっかけです。ただ、この取り組みは社会的な意義は感じていた一方で、事業として大きな成果を出すことはできず、半年ほどで一区切りをつけることになりました。
この経験を通じて、「良い取り組みであること」と「事業として成立すること」は別物だという現実を、かなり早い段階で突きつけられました。
その後、18歳から21歳にかけては、個人事業主や契約社員に近い立場で、中堅・大手企業の新規事業に関わってきました。詳しく語ると長くなりますが、この期間は、事業がどう立ち上がり、どこでつまずき、なぜ前に進まなくなるのかを、現場で学ぶ時間だったと思っています。
21歳でseeinkを立ち上げて以降も、新規事業や事業創出の現場に立ち続けてきました。立場や形はさまざまですが、これまで個人として累計300以上の事業やアイデアに触れてきたと思います。量として多くの事業に向き合う中で、「これは本当に事業になるのか」という視点だけは、一貫して持ち続けてきました。
seeinkについてはこの後詳しくお話ししますが、根っこにあるのは「日本をもっと元気にしたい」という、かなりシンプルな思いです。誰かが変えてくれるのを待つのではなく、事業をつくることで現実を動かしていきたい。その延長線として、今の取り組みがあります。
新規事業創出に懸ける想い
ーseeinkが掲げる「日本を再興する」という言葉はどのように解釈していますか?
「日本を再興する」という言葉は使っていますが、正直なところ、その定義自体はかなり曖昧だと思っています。日本が元気になる、再興するということは誰もが口にしますが、「どんな状態になれば再興と言えるのか」を明確に言語化できている人は、実は少ないのではないでしょうか。
そしてこれは、僕らの世代にとってはなおさらです。僕自身27歳で、社内メンバーも30代前後が中心ですが、いわゆる「日本が元気だった時代」を実感として知っている人は、ほとんどいません。もし「失われた30年」という言われ方が正しいとするなら、日本が勢いのあった時代を体感していない世代が、今まさに事業をつくる側に立っているということになります。
ただ、再興するという理念だけでは曖昧なままです。だからseeinkでは、関与した新規事業の売上で累計1兆円をつくること、これを「再興」の最初の定義として置いています。累計1兆円という数字が正解かどうかは正直わかりません。ただ、誰もが測れる、シンプルで分かりやすい指標があることで、理念が行動に変わると考えています。累計1兆円の先にある「本当の再興」とは何か。それは達成した立場から考えればいい。今はまず、とにかく事業を作り続けることが先だと思っています。
ー”新規事業の売上で累計1兆円をつくる”ために大切にしていることを教えてください。
まず大前提として、seeinkはコンサル会社ではないですし、コンサル会社にするつもりもありません。私たちがやりたいのは、構想で終わることではなく、事業を一緒に作り上げることです。アイデアを出したり、既存のアイデアを評価して終わるのではなく、その事業アイデアを一緒に営業に行くこともあれば、事業化のタイミングでは、人・物・金を出資して「会社をつくりましょう」というところまで踏み込みます。
正直、アイデアを出すこと自体は誰でもできると思っています。大事なのは、それを事業として世の中に出すまでどうやり切るか。この考え方は、seeinkのKPIの置き方にもはっきり表れています。一般的なコンサル会社が継続率や受注金額をKPIに置くのに対して、私たちは「事業化件数」をKPIにしています。構想で終わらせず、事業化まで運び切る。これがseeinkの思想の根底にあり大事にしていることです
seeinkのカルチャー
ー今後の組織のあり方や、現在意識していることについて教えてください。
これまでは、どちらかというと、提供している新規事業支援の品質を高めることに注力してきたフェーズだったと思っています。新規事業支援という取り組みを広げることよりも、まずは一つひとつの支援精度を上げることを最優先にしてきました。最近では、実際に事業化まで至る確率も徐々に上がり始めていて、自分たちが提供している価値の質自体は、ある程度高められてきたと感じています。
だからこそ今は、その価値をより多くの方に届けていくフェーズに入ってきていると考えています。
ただし、事業を広く知ってもらうからといって、組織を一気に大きくするつもりはありません。新規事業をつくる行為は、どうしても属人性が高く、一人ひとりの判断や行動の質が、そのまま結果に直結します。私たちの目的は、人を増やすことではなく、事業化できる件数を増やすことです。だからこそ、単純に人数を増やすのではなく、この思想に共感できるメンバーを緩やかにでも巻き込んでいきたいと思っています。
seeinkでは、ロジカルに考えられることは当然として、実行し、事業化までやり切る力が求められます。規模を追うのではなく、密度を高める。質の高い人と、質の高い事業をつくり続ける。その前提に立ちながら、今まさに組織づくりを進めているところです。
ーseeinkのメンバーには、どのような共通点があると感じていますか?
ひとつ大きいのは、事業創出そのものを「おもろい」と思えているかどうかだと思っています。
僕自身、これまでずっと新規事業創出という領域に携わってきましたが、正直にいうと、新規事業創出はしんどさが9割です。例えば、大手企業の中に入り込むことで、どうしても組織のしがらみや利害関係に巻き込まれることもあります。自分たちとしては明らかに筋が悪いと感じているアイデアに対して、「これはやるべきではない」と言い切らなければならない場面もある。逆に、自分たちではいけると本気で思っていても、お客さん側から強い反対を受けることも少なくありません。
それでも、その一つひとつの状況から逃げずに向き合い続ける。この事業創出のプロセス自体を「しんどい、だけどおもろい」と捉えられるかどうかが、すごく大事だと思っています。
今いるメンバーに共通しているのは、答えのない議論や細かな社内調整も含めて、事業創出を丸ごと楽しめている点です。新規事業創出には、正直なところ無駄に見えることも多い。でも、それすら「事業をつくるとはこういうことだ」と理解し、愚直に取り組めるかどうか。これが意外と大事だと思っています。
結果として、そうした感覚を持っている人がseeinkに残ってきた、というのが一番近い表現だと思います。
seeinkが描く世界
ー今後の展望を教えてください。
まず前提として、seeinkとして「新規事業支援で上場したい」と考えているわけではありません。
それよりも、どれだけ質の高い事業を生み出し続けられるか、その確率や確度を高めていくことのほうが重要だと思っています。
一方で、seeinkとしての規模拡大そのものを否定しているわけでもありません。
規模があれば、当然やれることは増えますし、取り得る選択肢も広がる。だからこそ、seeink自体がスケールすることは一定求めるべきものであると感じています
seeinkがやりたいことは、あくまで事業をつくることです。
それは、単に新規事業支援という形に限りません。お客さんと一緒に新規事業を立ち上げることもあれば、自分たちが主体となって自社事業をつくることもある。場合によっては、ファウンド的に参画し、事業のバリュエーションを高めていくような関わり方も、今後は十分に考えています。
「事業を生む」という前提は変えずに、その手段や立場にはこだわらない。
日本を再興するために、事業をつくり続けられるのであれば、支援でも、自社事業でも、ファウンドでも、選択肢を限定するつもりはありません。
そうした取り組みを積み重ねた結果として、関与する事業の売上を合計して累計1兆円をつくる。それが、seeinkとしての展望です
ー組織としては、今後どのような形で成長させていきたいと考えていますか?
先ほどもお話ししたように、新規事業を生み出すという前提に立つ以上、組織をいきなり急拡大するつもりはありません。今後も、ある程度の少数精鋭は維持していくと思います。
そのうえで、僕が組織づくりにおいて重要だと考えているのは、メンバーが事業創出に集中できる環境を提供し続けることです。seeinkはありがたいことに、一定の売上と利益を継続的に出せている状態にあります。だからこそ、メンバーには余計なことを気にせず、思考も判断もすべて事業づくりに使ってほしいと思っています。
新規事業は、それ自体が高い集中力とエネルギーを要求される仕事です。報酬面で妥協させるのではなく、高い基準で報いることによって、思い切った挑戦や踏み込んだ意思決定ができる状態をつくる。それが、代表として果たすべき責務だと考えています。
急拡大をしない分、採用はある程度選ぶことになりますが、その代わりに、本気で事業づくりに向き合える環境は守り続けていきたい。人数を増やすことではなく、質の高い挑戦を継続的に生み出せる状態をつくること。それが、seeinkが考える組織の成長のあり方だと思っています。
ーどのような方に参画してもらいたいですか?
重視しているのは、事業をつくった経験の有無よりも、事業づくりに対するスタンスや向き合い方です。正解のない状況や、しんどい局面から逃げずに向き合えるかどうか。ただ業務をこなすのではなく、事業づくりの当事者として、意思決定や実行に踏み込める人。そういう方に参画してほしいと考えています。
また、スキル面でいうと、ファイナンスや資本政策に強みを持つ方にもぜひ加わってほしいと思っています。最近では、支援という立場にとどまらず、ファウドに近い形で事業づくりに関わるケースも増えてきました。社内にもファイナンスに一定の知見を持つメンバーはいますが、事業共創やファウンドを通じた事業創出をさらに強化していくうえで、まだ厚みを出していきたい領域です。
seeinkは少数精鋭で、ひとつひとつの事業にきちんと向き合うことを大事にしています。だからこそ、誰でもいいというわけではありませんが、事業を生み、育て、グロースさせていく。その一連のプロセスに当事者として関わり続けたい人にとっては、かなり面白い環境だと思います。
ー最後に候補者の方にメッセージをお願いいたします。
seeinkは、新規事業創出に携わりたい、あるいは何らかの形で事業づくりに関わりたいと考えている方にとっては、かなり恵まれた環境だと思っています。
事業をつくる機会そのものは、seeinkを通して、これからも数多く提供できるはずです。
ただし、それは「誰にでも開かれている場」というわけではありません。
事業をつくる以上、そこには必ず不確実性やしんどさがありますし、簡単に答えが出ることはほとんどありません。だからこそ、一定の覚悟を持って向き合えるかどうかは、とても重要だと思っています。
スキルや経験ももちろん大切ですが、それ以上に重視しているのは、「本当にその事業をやりきるつもりがあるか」という姿勢です。
正解のない状況でも考え続け、逃げずに意思決定し、最後までやり切れるかどうか。その部分を、私たちは何より大事にしています。
事業をつくることに本気で向き合いたい。
その思いを持っている方であれば、ぜひ一緒に事業づくりに挑戦していきたいですね。
ーありがとうございました!