(株式会社 冨士模型トップインタビュー)
私は一度、冨士模型を離れたことがあります。
営業として17年間走り続けた38歳のときでした。
周囲は家庭を持ち、キャリアを築きはじめている年齢。
一方で私は、ふと立ち止まっていたのです。
「このままでいいのか?」
「先代が築いた歴史にただ乗っかっているだけではないか?」
「本当にこの上司に、ついていきたいと思えているか?」
答えが出ないまま、私は安定を手放し、
異業種であるブライダル業界に飛び込みました。
お客様の満足を追求したいという想いは変わらずでしたが、営業としての経験はあっても、BtoCの世界はまったくの別物。
一生に一度の晴れ舞台である結婚式に向き合うなかで、プレッシャーも、感動も、想像以上でした。
それでも5年間、全力で向き合った時間は、私にとってかけがえのない挑戦であり、学びの連続でした。新たな知識を得ることの大変さ、人の心に寄り添う難しさ、そして、お客様の期待を超える喜び
――それらすべてが、いまの冨士模型に活きています。
間違いなく自分を変えた5年間でしたし、
同時に、私は気づきました。
「楽しい仕事」とは、
環境ではなく、自分の姿勢でつくっていけるということ。
そして、自分が心から好きだったのは、
冨士模型のビジネスであり、お客様であり、会社そのものだったということ。
何より、“伝統があるから挑戦できない”と決めつけていたのは、
他でもない自分自身だったということに気づけたのです。
そして私は戻ってきました。
もう迷わず、声を上げ、仲間とともに変革に挑み、今こうして代表という立場を預かっています。
今、冨士模型は創業70年を超える老舗でありながら、業界の常識をくつがえし、新しいホビーの在り方を創ろうとしています。
お取引先も、扱う商材も多様化し、
「このホビーを、誰に・どう届けるか?」
「まだ世の中が気づいていない“楽しさ”って何だろう?」と、みんなでワイワイ試行錯誤する日々です。
営業も、事務も、商品企画も、
ひとりひとりが“型にはまらない価値”を生み出している――
そんなチームを、もっともっと面白くしたいと思っています。
もしあなたが、
「このままでいいのか?」と感じているなら、
「もっとお客様の近くで、新しい価値を届けたい」と思っているなら、一度、冨士模型の扉を叩いてみてください。
私たちは、未経験者も、異業種の方も、過去の経歴より「これからの挑戦」に期待します。
あなたの声が、提案が、未来の冨士模型の一部になる――そんなフェーズが、今ここにあります。
一緒に、歴史を塗り替えましょう。
あなたの挑戦を、
心から楽しみにしています。
代表取締役 井上 鉄也