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こんにちは!BRIDE株式株式会社広報担当です。「仕事を深掘りシリーズ」第3弾は「シートの組付け」という仕事の魅力を、社長の高瀬と、入社して3年、製造部で働いている佐々木が語ります。
―まずは佐々木さんが担当している仕事内容を教えてください。
佐々木:ブリッド大府デポで、シートの製造に携わっています。具体的にはシートの組付け作業をしていて、シートの骨格となるシェル部分にクッションの役割を果たすウレタンを貼り、さらに縫製で仕上げた表皮、トリムと呼ばれるシートカバーを貼り込んでいく作業をしています。
入社してすぐの時は、検品・梱包などの製造の最終工程を担当していて、今の仕事になってから2年ほどが経ちました。
―ブリッドで働きたいと考えたきっかけは。
佐々木:子どもの頃参加していた、モトクロスの楽しさを覚えていたのが、一番大きいですかね。僕は男3兄弟の末っ子なんですが、親の影響で3人とも幼稚園のころからモトクロス競技を楽しんでいたんです。僕は途中で辞めてしまいましたが、2番目の兄は今でもプロ資格をもって全日本クラスで競技を続けています(佐々木優選手)。なのでレースがずっと自分の身近にあったんですよね。
18歳で免許を取ると、興味が二輪から車に移行しました。速い車、スポーツ性能が高い車が大好きになって、車のカスタムを調べていくうちにブリッドという会社を知りました。20歳になってこれからの人生を考えたときに、「自分が興味のある分野で、好きなことを仕事にしたい」と考えるようになり、車関連の求人を探してブリッドにたどり着きました。
―「乗って楽しむ側」から「製造する側」になって、いかがですか。
佐々木:製造側になって、「ドライバーを守るのが自分たちの仕事」という意識がすごく強くなりました。先輩方から言われたことでもありますし、自分でもそう感じます。作業台に並ぶシェルに不良がないか、自分の行う作業に落ち度はないか、注意を怠らないようにいつも気を付けています。
高瀬:命を守るものに「99%でOK」ということは無いからね。常に100%じゃないと駄目。だから佐々木君の意識は大切なことですね。
また、ブリッドは製造業だけれど、商社のような役割もある。お客様はあこがれをもってシートを購入されるわけで、お届けするときにその高揚感を損ねるようなことはあってはならないわけです。パッと目に入ったときの美しさがいかにお客様に喜びを与えるのかを意識して、シートを扱ってほしいなと思いますね。要は自分たちの作るシートが百貨店に並ぶような意識をもてるか、ということです。
―仕事の面白みはどんなところに感じますか?
佐々木:経験を重ねることで成長していけるということですかね。入社して、マニュアル的なものがほぼ無いことに驚いたんですが、それには理由があるんです。仕事の段取り自体はマニュアルが作れますが、製造における細かな気配りなど一番大切な部分は「感覚」が頼りなことも多いんです。
最低限のレベルはマニュアル通りにやれば達成できるだろうけれど、その上にどれだけプラスをのせられるかが大事で、そこは感覚が磨かれてこそ。そこに面白みを感じますね。3年経って、自分の成長も少しは実感できるようになりました。
高瀬:とは言ってもやはり入社してマニュアルがなくちゃ、やりづらい部分もあっただろうね。製造過程だから、文字のマニュアルはあまり意味をなさないかもしれないけれど、動画ならどうだろう。やり方や注意ポイントを入れたものを、作っていくのも良いかもしれませんね。
―製造部は今7人ですよね。雰囲気はどうですか?
佐々木:勤務年数や年齢が近いので、みんな仲は良いです。採用面談の後に初めて大府デポに来た時のことを覚えているんですが、僕が自分の車で来たら、まず皆、車をジロジロと見るんです(笑)。どんな車が好きで、どんなパーツを使っているのか、なんていう話が始まるわけで……。僕は前職が焼き肉店だったので、車好きが集まるとこんな感じなのかと、さっそく面白く感じました。車という共通の「好き」があるので、話していても楽しいですよ。
高瀬:20~30代という世代の特徴なのか、優しい子たちだなと感じています。お互い、相手を気づかって仕事ができていますね。ただ、その優しさが行き過ぎると、お互いに思うことがあっても口を出さずに終わってしまうのでは?と心配するところでもあります。ベースに優しさをもちながら、やはり仕事の中では疑問点や改善すべき点などについては積極的にコミュニケーションをとり、仕事のレベルを上げていける集団でいてほしいですね。
佐々木:今も、判断に迷うときには皆で相談することができています。でも確かに「より良く」という意識をもって、常に意見交換できるような雰囲気作りは大切だなと思います。
高瀬:製造業を選ぶ人は、口下手で黙々と作業をしたい人も多いからね。焼き肉店で接客をしてきた佐々木君にはコミュニケーション力も期待したいです。
―将来、やってみたい仕事や理想の成長イメージはありますか。
佐々木:いつかはF4(フォーミュラーレース)などで使われる、シートの張り込みができるようになりたいです。こうしたレースで使われるシートは、ドライバー本人の体にぴったり合うように作る、文字通りオンリーワンのものなんです。ブリッドでもできる人が限られていますが、やはりシートに携わる人間として、憧れる仕事ですね。
高瀬:それにはミシンの技術を高めていくことが必要だね。一朝一夕にはできないし、手取り足取り教えてもらえるわけでもない。まずは普段から、ただ直線縫いするだけでも良いからミシンに馴染んで、少しずつステップアップしていくことが大切。今は大田工場長がその仕事を担っているけれど、彼も素人から始めて今があるわけです。皆が努力して、職人集団としての価値が高いブリッドでありたいですね。
▼YouTubeでブリッドの職場の様子を見られます。最新の動画はこちら!BRIDE PVです♪貴重なレーシングカーのオンボード映像、シート工場、リビングチェアまで、BRIDEを幅広くご紹介!
▼ブリッド出展情報はInstagramで!ブリッドスタッフも参加していることがあるから、どんなメンバーが働いているのか直にみられますよ。
https://www.instagram.com/bride_japan/